【LOJEL Limited(香港)・株式会社サックスバーホールディングス】

キャリーエッセンシャルブランド「LOJEL(ロジェール)」の、日本におけるジョイントベンチャー会社を設立し、日本国内の路面店・百貨店やプレミアムゾーンなどにおける本格展開をスタート

株式会社LOJELジャパン

2025年5月12日 10時00分

LOJEL Limited社(香港 - 代表者An Chieh CHIANG)と、株式会社サックスバーホールディングス(東京 - 代表取締役社長木山剛史)の両社は、すでにサックスバー店舗などを中心とした日本国内で販売されているLOJELブランド製品のさらなる販売拡大、そして30年以上に亘る両社のより強いつながりをさらに強化し、また日本市場におけるLOJELブランドのコミットメントを示すため、株式会社LOJELジャパン(代表取締役櫻木隆志)の両社間におけるジョイントベンチャー化について合意し、2025年5月12日にプレスリリースを発表しました。

■左よりLOJEL Limited社代表An Chieh CHIANG、株式会社サックスバーホールディングス社代表取締役社長木山剛史

LOJELジャパンは今後、日本における路面店やショッピングセンター内での直営店舗の設立、また百貨店やセレクトショップといったプレミアムゾーンにおける販売網の構築、またLOJELブランドが推進するDTC戦略に基づき、EC領域における販売網強化の取り組みに加えて、顧客サービスやサステナビリティに関するコミットメントを推進します。

LOJELブランド製品を日本国内において一手に販売し、日本におけるLOJELブランド構築を主導した、株式会社サックスバーホールディングス社子会社の株式会社スカイル(代表取締役社長野田章文 - 4月1日付で社名を旧称ロジェールジャパン株式会社より変更)は、引き続きLOJELブランド製品の同社卸販売ルートにおける販売及び保証修理等における協力を継続するとともに、自社主力ブランドである oltimo (オルティモ)を中心とした製品の販売に注力します。

■LOJEL Limited本社に設置された、スーツケースをリサイクルして作られたロゴと共に(左より株式会社LOJELジャパン代表取締役櫻木隆志、LOJEL Limited社代表者Hsi Chou CHIANG、同An Chieh CHIANG、株式会社スカイル(SKYL Inc.)代表取締役社長野田章文、株式会社サックスバーホールディングス代表取締役社長木山剛史)

今回の両社による、株式会社LOJELジャパンのジョイントベンチャー化にあたり、両社の代表者は、下記の通りコメントをいたしました。

LOJEL Limited 社代表者An Chieh CHIANG(アンチー・チャン)

1989年に初のLOJELが日本で製造され誕生して以来、東京デリカにて弊社製品を販売していただきました。

それ以来37年、私たちは協力体制を深めてまいりましたが、この度その長年にわたる友好の集大成として、両社による日本におけるジョイントベンチャーを設立する運びとなりました。

このような素晴らしい機会を生んでいただきました株式会社サックスバーホールディングスへの感謝の念に堪えません。

また、過去8年間、株式会社スカイル(アイシン通商株式会社)によるLOJELブランドの日本代理店としての活動について深く感謝を申し上げると共に、さらなるLOJELブランドの飛躍の旅路におけるホールセール分野において、その専門性をご提供頂けることに深く感謝いたします。

LOJELブランドの日本における更なる発展に、皆さまのご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

株式会社サックスバーホールディングス代表取締役社長木山剛史

当社グループのアイシン通商が30年ほど前にLOJEL Limited社のグループ会社のC&Cと取引を開始し、キャリーケースの取り扱いを始めました。そして、当時のアイシン通商社長の相馬氏がロジェールジャパンという卸売会社を設立し、それ以来、LOJEL Limited社と、長きに亘って商品づくりを協力して行い、日本での販路を拡大し、共に発展してまいりました。

2017年に世界的なブランドを目指して「LOJEL」ブランドのリブランディングが行なわれ、現スカイルが日本総代理店としてLOJEL Limited社とさらに緊密に取り組むこととなり、日本でも機能性、デザイン性が認められ、売上が次第に伸長してまいりました。2019年には画期的な開閉機構を持つCUBOが日経新聞 Nikkeiプラス1 なんでもランキング小型スーツケース部門で1位にも選ばれたこともあり、売上はさらに伸長しました。

新型コロナの流行により、世界的に一とん挫ありましたが、その鎮静化以降、アジアや北米においてもブランドの知名度、売上が急速に向上していると伺っています。

この度、LOJEL Limited社の世界戦略の一環として、日本においてLOJELジャパンを設立され、日本における直営店の出店や新たな販路の開拓などを目指すとされています。今回、当社にLOJELジャパンに対する出資と役員派遣の機会を与えていただき、大変光栄に感じますとともに、心から感謝申し上げます。世界各国での事業展開を成功させてきたLOJEL Limited社の日本での戦略に深い関心と期待を持つとともに、サステナビリティに関する取り組みにも大いに共感しております。今後は、当社もLOJELジャパンに対し、できる限りの支援をさせていただきたいと考えております。

さらに、当社のグループ会社のスカイルは卸売りの部門で、また、東京デリカのサックスバー店舗では小売の部門でLOJELジャパンの業績伸長に貢献したいと考えております。

当社グループもさまざまな面でLOJELジャパンとともに、LOJELブランドの日本における知名度の向上、売上拡大を実現し、LOJELジャパンの発展に寄与したいと考えております。

ジョイントベンチャー組成に当たる背景と概要

LOJELブランドの、日本における成長過程において、株式会社サックスバーホールディングス及び株式会社スカイル(旧称ロジェールジャパン株式会社)は、重要な役割を果たしました。

近年LOJELブランドは、同社が開発し世界に先駆けて、フラットトップオープニングと言われるスーツケースの革新的な開閉機構を導入したCUBOを発売した2019年頃より、日本を含む多くの国と地域において、爆発的な人気を得ることに成功し、現在ではアジア・太平洋地域や北米を中心に、十分な知名度を有しています。

機能が強化され、かつLOJELが重視する、サステナビリティに関する価値観に沿って、再生素材を50%使用された最新型CUBOや、多数のLOJEL製品の販売は、好調に推移しています。

昨今の良好な販売状況から、LOJEL社は主要な都市において、路面店の設置、プレミアムゾーンへの出店や進出など、総合的なブランド強化を推進しています。

今後の展望

株式会社LOJELジャパンは、2026年末までに銀座及び表参道、そして梅田などにおける、合計3店舗程度の直営店舗の展開を予定し、積極的に立地交渉を行っております。

また、2025年秋に百貨店やセレクトショップにおける限定展開からのスタートを予定し、一部百貨店との交渉を開始いたしました。

これらのプレミアムゾーンにおける展開に加え、トラベルリテール分野における展開などを視野に、積極的な営業活動を予定しています。

株式会社LOJELジャパン代表取締役櫻木隆志

株式会社LOJELジャパンを代表し、株式会社サックスバーホールディングス代表取締役社長木山氏のご決断、ご信頼、資本参加に深く感謝申し上げます。

LOJELジャパンは、日本市場におけるLOJELブランドの強化や顧客サービスの強化を念頭に2024年6月に創設されましたが、当初より株式会社サックスバーホールディングス様とのジョイントベンチャー化を目指し、準備をしてまいりました。

今後は株式会社スカイルとの連携による卸売販路の維持・強化を図りつつ、日本におけるブランド力の維持及び強化の為、自社運営路面店の創設と強化、百貨店やセレクトショップ、トラベルリテール領域における販路の確立・拡大に努めてまいります。

また、顧客サービスやサステナビリティに関する取り組みにおいても、新たな次元へ進化してまいりますので、是非弊社の今後の取り組みにご期待ください。

LOJELブランドについて

LOJELは 1989年に若い起業家Chih Chang CHIANGによって日本で設立されました。地元の市場でバッグのデザインと販売を何年も行った後、CHIANGは自らの製品コンセプトを日本の富山に持ち込み、そこで製造パートナーシップを確立。スーツケースやバッグ類の世界を再考するという LOJELの変革の旅の基礎を築き始めました。

現在、創設者の孫であり LOJELのCEOであるAn Chieh CHIANGは、進化する現代の動きのニーズに対応する革新に向けて会社を率い続けています。毎日の生活という旅に焦点を当てることで、LOJELは旅行というルーツを超え、日常生活に溶け込む製品の開発を行う会社となりました。

当社はカーボンニュートラルや2026年までのパッケージからのプラスチックの排除などの野心的かつ達成可能な目標を設定し、完全な透明性を維持することで、より良い未来に向けて積極的に取り組んでいます。