【着物所有者188名へ調査】実家の片付け新常識!母の大切な着物を捨てずに活かす、サステナブルな着物整理術とは。整理のきっかけ第1位は〇〇だった!
面倒なお手入れ不要で着物をシェアする「KIMONO CLOSET」運営の(株)クラフトマンシップ(別府市)が調査。188名の声から見えた、令和の着物整理の実態と、手放さずに活かす新しい選択肢を提案。

◾️背景:日本に眠る「約3,000万点」の着物たち
「きものと宝飾社」の調べによれば、現在日本の家庭には約3,000万点もの着物や帯が、袖を通されることなく「遊休資産」として眠っていると言われています。 サステナビリティが叫ばれる昨今、これら大量の着物をゴミにせず、どう次世代へ継承・活用していくかが大きな課題となっています。
当社では、着物所有者188名(30代~50代を中心とした女性)を対象に、家庭内の着物の実態についてアンケート調査を実施いたしました。
■調査結果サマリー
1. 家に着物がある人は8割以上。その半数以上が「親のもの」も保管 。
2. 着物の悩み第1位は「カビ・虫食い」。管理の難しさが浮き彫りに 。
3. 整理のタイミング第1位は「死別」。切迫するまで手つかずの現状。
■調査詳細
① 実家のタンスはパンク寸前? 自分のものだけでなく「親の着物」も管理
「家に保管している着物はありますか?」という質問に対し、84.6%が「ある」と回答。
その内訳(複数回答)を聞くと、「自分のもの(73%)」に次いで「両親のもの(57.9%)」「祖父母のもの(28.9%)」が多く、世代を超えて受け継がれた着物が家庭内に蓄積されている様子が伺えます。
また、「自分のもの」と答えた方でも自分で購入したのは約半数(54.9%)に留まり、「成人式(41.2%)」や「七五三(11.8%)」など、親に用意してもらった思い出の品を捨てられずに保管しているケースが目立ちます。
② 着物所有者の苦悩ランキング。第1位は「管理の難しさ」
【家にある着物についての悩みランキング】
第1位:カビや虫食いの心配がある(38.4%)
第2位:着方がわからないからしまいっぱなし(31.4%)
第3位:管理・保管方法がわからない(28.3%)
「着たい気持ちはあるが、着られない」「保管したいが、メンテナンスができない」というジレンマが、タンスの肥やし化を加速させていることがわかりました。
③ 整理を決断する「きっかけ」第1位は?
では、皆様どのようなタイミングで着物の整理を考えるのでしょうか。
【着物の整理を考えたタイミング】
第1位:両親・親族との死別のタイミング
第2位:自分の年齢を感じた時
第3位(同率):実家じまい / 引越し
第1位は死別」でした。生前整理の重要性が叫ばれていますが、実際には親族が亡くなり、遺品整理として直面するまで、着物の問題は先送りされがちであることが浮き彫りとなりました。また、第3位の「実家じまい」も近年急増しており、家の売却や解体に迫られて初めて、大量の着物と向き合う方が多いのが現状です。

■「捨てない・売らない」第3の選択肢。着物シェアリングとは?
調査結果からは、「思い出の着物を捨てたくはないが、管理(カビ・虫干し)が負担」という所有者の本音が明らかになりました。
一方で、整理のために大手買取業者へ依頼した方からは、「高価な着物が二束三文で買い叩かれてしまい後悔した」「大切な思い出の品が驚くような安値で査定され、手放すのが辛かった」という切実な声も数多く聞かれます。
保管し続けるのは大変、でも安値で手放して後悔はしたくない――。
当社が運営する「KIMONO CLOSET」は、そんなジレンマを解消する「第3の選択肢(着物シェアリング)」です。
✔︎お預かりした着物は、当社が適切に管理(虫干し・保管)
✔︎所有権は持ち主のまま、借りたい人へシェアリング
✔︎着物がレンタルされると、所有者へレンタル料の一部をお支払い
「死別や実家じまいで整理を迫られたけれど、母の着物を手放したくない」。そんな方々に、負担なく着物を維持し、さらに誰かに着てもらう喜びを感じていただける、サステナブルな解決策をご提案しています。
■サービス概要:眠れる着物を「資産」に変える KIMONO CLOSET(キモノクローゼット)
「日本中の眠っている着物ゼロに」という理念のもと、2021年6月よりサービスを開始した着物のお預かり・メンテナンス・シェアリングサービスです。 単なる保管サービスとは異なり、「自分の着物が誰かのハレの日に活用される」という点に多くの共感をいただき、現在は約2,000点のアイテムをお預かりしています。
<ご利用の流れはシンプル> ウェブサイトから専用の「着物回収袋」を申し込み、届いた袋に預けたい着物を入れて返送するだけ。 お預かりした着物は、1点ずつ写真撮影を行い、ウェブ上のマイページからいつでも閲覧可能です。(料金:10点 2,200円〜)

■「売る」「捨てる」以外の“第3の選択肢”をつくる
多くの方が「家の着物どうしよう?」と悩んでいるにも関わらず、これまでの解決策は「売る(安値での買取り)」か「捨てる(廃棄)」に限られていたのが現状です。 当社は、ご自身の着物を誰かの特別な日に役立てることで、「所有したまま、誰かに活用してもらう」という、まったく新しい第3の選択肢を生み出しました。

■あなたの着物が、誰かの特別な日を輝かせる
KIMONO CLOSETは、着物が生まれ変わり、また違う形で愛される場所です。 レンタルサービスでは、お客様のTPOに合わせ、お一人お一人へ最適なコーディネートをご提案。着物の「所有者」・「着用者」・そして「当社」とで、着物に新たな景色を重ねていき、皆様の大切な着物と心を未来へと繋いでいきます。

【新導入】廃ビニール傘を再利用した回収袋で、よりSDGsなサービスへ
環境への配慮をさらに強化するため、PLASTICITY社の技術を採用した「着物回収袋」を新たに導入いたしました。 これまで使用していた使い捨て段ボールに代わり、廃棄されたビニール傘を再活用した素材を採用。着物を守る耐久性と、廃棄物削減を両立し、よりサステナブルな取り組みを推進してまいります。
■会社概要
株式会社クラフトマンシップ
代表取締役 リヴィア 清水 夏子
所在地 大分県別府市弓ヶ浜町5-20大分合同新聞社別府総局2階
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