【AIが司法試験"4位相当"の正答率95%】士業AI【法務】提供開始。e-Govの法律のみを参照する専門家向けAI

《士業×AI》《法務×AI》の新たな地平を切り拓く。"法的根拠"の、瞬速リサーチエンジンへ。

2025年9月22日、株式会社プライムパートナーズコンサルティング(本社:東京都港区赤坂)は、士業特化型AIサービス『士業AI』シリーズの第4弾として、新たに「士業AI【法務】」の提供を開始します。本サービスは、法務分野の疑問に対し、e-Gov法令検索(電子政府の総合窓口)の法令データのみを参照情報源とし、各回答には該当法令の条文番号を明記することで、「信頼性」「透明性」を追求したAIチャットツールです。 こちらのURL(https://prime-partners.co.jp/ai-houmu)より無料でご利用いただけます。

① 士業AI【法務】リリースの背景

株式会社プライムパートナーズコンサルティングでは、グループ会社:税理士法人プライムパートナーズを含め、『士業AI【税務】』、『士業AI【相続】』、『士業AI【会計】』と、各分野の専門家や実務担当者の皆様へ「信頼できる情報」を提供するAI開発を進めてまいりました。

シリーズ第4弾となる法務分野においては、契約書レビューや法改正への対応など、特に高度な正確性が求められます。だからこそ、一般的なAIの「出典が不明確」という問題は致命的なリスクとなり、その解決策として『信頼できる公的な情報源に特化したツール』を開発しました。

本サービスは士業の専門家の存在を否定するものではなく、

専門家の代わりになる弁護士AIのような立て付けではございません。

AIの進化があっても士業自体の存在がなくなることはなく、本サービスが専門家の方々のサポートとして、広大な知識の索引や論点の整理に利用され、今後の《士業×AI》の発展のひとつになることを祈っております。

② 司法試験・民法で受験者3,815人中"4位相当"の正答率95%を記録

令和7年 司法試験 短答式試験 民法を参考にテストを行いました。

その結果、他の生成AIを圧倒する極めて高いスコアを記録。実際に利用ができるAIchatbotサービスとしては最高水準の結果を出せていると考えております。特に士業AIじっくりモードでは令和7年 受験者3,815人中4位タイに相当する正答率95%を達成しました。

試験結果まとめシート) (法務省:科目別得点表

この結果は、法務領域における本サービスの圧倒的な専門性と、e-Gov法令検索の条文のみを参照するという開発方針の正しさを証明するものです。


誤答した2問に関しては判例を参照すべき問題でした。他AIも誤答していた箇所ではありましたが、今後は法律の条文のみならず判例も参照対象とし、司法試験をひとつの指標としてさらなる精度向上を図ってまいります。

令和7年 司法試験問題 短答式試験 民法(引用:法務省) ChatGPT:実験時点(25.09.10)のGPT5モデル。 Gemini:実験時点(25.09.10)の2.5Flash,2.5Proモデル。士業AIスピードモード,じっくりモード

例:第三問 正解3

士業AI 解答3
Gemini2.5Pro 解答5
ChatGPT 解答5

③ 士業AI【法務】の強み

先述の司法試験の結果が示す通り、士業AIは高い正確性を誇ります。しかし、その本質的な強みは、「信頼性」「透明性」を軸とした複合的な価値にあります。

1- e-Gov法令検索の条文のみを参照 [信頼性]

情報源を電子政府(e-Governance)の基本インフラであるe-Gov法令検索のデータに限定することで、ノイズの少ない、信頼性の高い情報を提供しています。これにより、汎用型AIにありがちな誤情報の混入リスクや、参照元が不明であることへの不安を解消します。

2- 回答ごとに参照条文の該当箇所を明記 [透明性]

各回答に対し、参照した法律の具体的な条文番号(例:民法第〇条〇項)を明示。これにより、ユーザーは迅速かつ正確に一次情報へのアクセスが可能となり、回答の検証が容易になります。またそのURLからその該当箇所まで遷移し、該当文章の位置や記載を確認することが可能です。

e-GOV 法令検索

士業AI 「訪問販売のクーリングオフ期間は?」
参考 e-GOV 特定商取引に関する法律

定量的なデータとして、司法試験の検証を行いましたが、AIの性質上100%の正確性というのは難しい壁があると考えております。そのため正確性の検討ができる透明性を重要視しております。

3- 公認会計士・税理士の先生方にも専門領域を越えた"法的根拠"リサーチでサポート

この度の 『士業AI【法務】』リリース により、先行する 『士業AI【税務】』『士業AI【会計】』 と合わせて、士業の先生方へのサポート体制が新たなステージへと進化いたしました。


これにより、弁護士の先生方はもちろん、税務・会計のプロフェッショナルである 公認会計士・税理士の先生方においても、ご自身の専門分野に隣接する法律問題について、信頼性の高い「法的根拠」(法律条文ベース)を迅速にリサーチすることが可能となります。


例えば、

  • 税務調査対応において、国税通則法や会社法の該当条文を根拠として確認する必要がある場合

  • 組織再編スキーム(合併、会社分割、株式交換、株式移転、事業譲渡)や新株予約権(いわゆるストックオプション)の発行に際し、会社法の根拠条文を事前に確認しておく必要がある場合

といった、専門分野に隣接する法的論点を確認する場面で、AIが強力にサポートします。一次的な条文リサーチを効率化できることで、士業の先生方はより専門的な分析やクライアントへの助言に集中できるようになります。

『士業AI【税務】』『士業AI【会計】』『士業AI【法務】』の3つの専門AI が揃ったことで、それぞれの領域を横断する複合的な事案にも対応しやすくなり、クライアントに対して より多角的で付加価値の高いアドバイス を提供する一助になります。

④ 士業AI【法務】の料金

『士業AI【法務】』は、これまでの『士業AI』シリーズと同様、完全無料・会員登録不要で提供いたします。

ただ現在、士業AIシリーズを多くの方にご利用いただいている影響で、アクセスが集中し一時的なエラーが発生しやすい状況となっております。本サービスは試用版としてご提供しており、予期せぬエラーが発生する可能性がございます。あらじめご了承ください。現在正式版の開発、現状システムの改善に努めておりますので、今後のアップデートにご期待いただけますと幸いです。サービス向上のため、お気づきの点やご要望がございましたら、フィードバックからお気軽にご連絡ください。

※利用にあたっては利用規約をご確認ください。
※具体的な法的判断・個別ケース・判例が必要な場合は、必ず弁護士などの専門家にご相談ください。

士業AI の今後の展開

プライムパートナーズグループは今後も『士業AI』シリーズとして、労務・登記・知財など他の士業領域にも対応したAIツールの展開を予定しています。ユーザーからのフィードバックを元に、さらなる機能改善や、専門家向けの高度な機能開発も視野に入れております。 「専門家の知識のサポートツールとして」「一般の方が正確な情報にたどり着く入口として」──今後も、信頼性と使いやすさを両立するAIを目指して、開発を継続してまいります。

代表コメント

代表取締役

島本 雅史

私は、大手監査法人において22年間、公認会計士として企業の監査やアドバイザリー業務に従事する中で、会計・税務と法務がいかに密接不可分であるかを痛感してまいりました。正しい会計処理や税務判断のためには、その根底にある法律の正確な理解が不可欠です。この経験から、分野を横断して信頼できる情報源にアクセスできる環境の必要性を強く感じ、専門知見と最新テクノロジーを融合させることで、こうした課題の解決に挑んでまいりました。

その取り組みが、この度リリースする『士業AI【法務】』です。 このサービスの開発は、当社の初期構想の核となるものでした。『士業AI【税務】』、『士業AI【会計】』、そして今回の『士業AI【法務】』。この三つの柱を揃えることで、初めて士業の先生方への総合的なサポートが実現できると考えておりました。

三つの専門AIが揃った今、弁護士の先生方はもちろん、公認会計士、税理士、司法書士、行政書士など、多くの士業の先生方がご自身の専門分野を越えて、安心して法的根拠を参照できる環境が整ったと考えております。このサービスが、先生方の業務品質の向上と効率化の一助となり、多くの士業の方々のお力になれたら、これほど嬉しいことはありません。

士業に携わる皆様、そして正しい情報を必要とするすべての方々が、安心してAIを活用し、判断できる環境をつくることが、私たちの使命です。

今後とも、士業AIシリーズをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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会社概要

URL
https://prime-partners.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区赤坂 5丁目2−33 IsaI AkasakA 17階
電話番号
03-6773-5062
代表者名
島本 雅史・成田 憲則
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年04月