『第2回HCD検®認定TCエンハンス試験』を開催 テクニカルコミュニケーション分野に新たな資格を提供
人間中心デザインと製品安全コミュニケーションを深く学び、DX時代に必要な即戦力を養成

一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会(JTCA)は、『第2回HCD検®認定TCエンハンス試験』を2025年5月24日(土)にオンライン形式で開催いたします。この資格試験は、現代社会における製品やサービス設計、開発、評価などの現場で必要不可欠な「人間中心デザイン(HCD)」および「テクニカルコミュニケーション(TC)」の両分野における基礎から応用までを体系的に学び、その習得レベルを公式に評価・認定することを目的としています。
【人間中心デザイン(HCD)とは】

人間中心デザイン(HCD)とは、「利用者視点」と「共創」を基本としたデザイン手法であり、製品やサービスの開発において新しい価値を創造するためのアプローチです。具体的には、「利用者の本当のニーズを発見(問題設定)し、そのニーズに最適な解決策を創造(解決策の探求)」するプロセスを何度も繰り返し行うことが特徴です。また、人間中心デザインは単なる技術的手法に留まらず、利用者視点を持つマインドセット(考え方)を重要視しています。
【試験内容の詳細】
本試験は、大きく二つの主要分野に分かれており、前半は一般社団法人人間中心社会共創機構が実施する「HCD基礎検定」と同等の水準で行われます。この部分では、利用者の視点を中心に据えた設計理念やプロセス、ユーザー調査手法、人間工学や認知工学といった人間の特性を考慮した設計に必要な知識を問います。一方、後半の「TCエンハンス試験」はJTCAが独自に策定した内容であり、テクニカルコミュニケーションの本質的な考え方、製品安全に関連する国内外の法令や規格の理解、情報設計の理論的かつ実践的なスキル、さらに文書検査・校閲能力を問う専門的な試験となっています。
【受験資格と学習環境】
試験への応募にあたっては、職業や業務経験、専門分野などの受験資格を特別に設けておらず、学生、社会人、またはキャリアチェンジを目指す方など幅広い層が自由に参加できる環境を提供しています。さらに、試験受験者には試験に先立って、指定のオンライン事前学習システムを用いて映像教材やテキストを通じて自己のペースで体系的に学べるようサポートしています。この教材は受験後も継続的に利用可能であり、長期的なスキルアップに役立ちます。
【本試験の特徴と受験メリット】
・HCD基礎検定とTCエンハンス試験の双方を同時に学び、一度で資格取得可能 ・製品やサービスの企画・設計から評価に至るまでの実践的なプロセスを体系的に理解できる ・国際的な基準に沿ったテクニカルコミュニケーションの知識を深め、実務能力を向上 ・製品安全の社会実装やDX推進に貢献できる即戦力人材としてのスキル獲得 ・オンライン教材で、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に学習できる
【試験詳細および申し込みはこちら】
・申し込み受付けは、4月17日(木)まで
https://jtca.org/learn-tc/hcd/
【お問い合わせ先】
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 事務局
Email:tc-enhance@list.jtca.org
すべての画像