空気から生成した飲料水の開発・販売をおこなうUravuへ出資
ENRISSION INDIA CAPITAL株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:柿本 優祐、以下「ENRISSION INDIA CAPITAL」)は、当社が運営するファンド「エンリッションSP25インド投資事業匿名組合」を通じて、Uravu Labs Pvt. Ltd.(本社:インドカルナータカ州バンガロール、代表取締役:Swapnil Shrivastav、以下「Uravu」)のプレシリーズAラウンドにおいて出資したことをお知らせいたします。

Uravuについて
UNICEFによると*1、世界の約4人に1人(22億人)は安全な飲料水にアクセスできていません。世界の深刻な水不足と水質の改善に対応するため、現在、空気中の水分を凝縮させて飲料水や生活用水を生成する「AWG(Atmospheric Water Generation)」への注目が高まっています。
AWG技術は従来の水資源に依存せず、持続可能な水の供給を可能とし、地球規模での水不足の問題解決に寄与すると期待されています。一方で、AWG技術は空気の冷却や凝縮にかかる膨大なエネルギー消費や、冷却システムに必要な設備投資によって水の精製コストが高く、商用化が難しいという現状があります。

Uravuは、インドにおける持続可能な水の供給を実現する革新的なテクノロジー企業です。独自の乾燥剤をベースとしたAWG技術を用いて、エネルギー効率の高い水生成プロセスを開発し、低コストによる水の生成を実現しています。現在はインドの飲食店やホテルへ飲料水の提供を拡大しており、将来的にはデータセンターや半導体工場に工業用水を提供する、大型プラントの開発を目指しています。
出資の背景
インドにおいても水不足は深刻な問題となっており、2030年までにインドの人口の40%が水不足に陥ると予測されています*2。
UravuのCEO Swapnil Shrivastav氏と共同創業者、COOのVenkatesh RY氏は、カリカット工科大学で建築環境を専攻し、2012年から水不足に関する研究を開始。彼らはカナダのNPO Waterlutionで水道インフラプロジェクトに従事したのち、Uravuを設立しました。
ENRISSION INDIA CAPITALは、インドをはじめとする水不足地域にとって大きな価値を提供するUravuの成長を支援してまいります。
Uravu会社概要
会社名:Uravu Labs Pvt. Ltd.
設立年:2019年
代表者:Swapnil Shrivastav
所在地:Dr Shivram Karanta Road 594, 3rd Floor, 11th Cross, Jakkur Bengaluru, India
URL:https://www.uravulabs.com/
事業内容:空気中の水蒸気から生成した飲料水の販売、水生成プラントの開発・販売
ENRISSION INDIA CAPITALについて
ENRISSION INDIA CAPITALは「投資を通じて、日本とインドの発展に貢献する」というミッションのもと、インド工科大学(IIT)を中心とするアーリーステージのスタートアップに投資するベンチャーキャピタルです。インド工科大学内に複数の拠点を設け、現地市場の動向を迅速に捉えながら日本とインド両国の専門チームが連携することで、社会課題の解決に取り組むスタートアップを支援しています。
ENRISSION INDIA CAPITAL 会社概要
会社名:ENRISSION INDIA CAPITAL株式会社
設立年:2024年
代表者:代表取締役 柿本 優祐
所在地:京都府京都市上京区今出川町329-1 SAKURABLD今出川 1F
URL:https://eic.capital-enrissionindia.jp/
事業内容:インド工科大学関連スタートアップへの投資
関連会社:株式会社エンリッション、ENRISSION INDIA PVT LTD(インド現地法人)
1 UNICEF “Drinking water”
2 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン(認定NPO法人)
「【活動レポート・ブログ】インド:7年後には人口の4割が安全な飲料水を得られなくなる」
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