松戸市中学生ソフトテニス選手権大会で「raquty」を導入、完全ペーパーレスで400人規模の大会運営を実現
〜松戸市ソフトテニス連盟と連携し、ITを活用した大会運営の効率化と完全ペーパーレス化を実現〜

2025年4月26日に千葉県松戸市で開催された「松戸市中学生ソフトテニス選手権大会」において、raquty合同会社が開発・提供する大会運営システム「raquty(ラクティー)」が導入されました。
本大会では、「raquty」を活用したオンライン大会進行プログラムにより、紙ベースの運営業務をデジタル化し、従来の紙資料や手作業に依存しない運営体制を整えました。
これにより、紙を一切使用しない「大会運営の完全ペーパーレス化」を実現し、リアルタイム情報共有の仕組みを通じて、試合進行や管理業務の効率化を推進しました。
この取り組みは、松戸市ソフトテニス連盟との連携のもとで実施されました。

▪️導入の背景
今回のシステム導入の背景には、教育現場における教員の時間外労働の削減や、「部活動の地域移行」に伴って学校教員の大会運営への関わり方が変化しているといった社会的な情勢があります。
こうした流れを受けて、定型的な事務作業の効率化・自動化がより一層求められるようになっています。
▪️紙媒体での大会運営
これまでの大会運営では、対戦表や試合順、スコア記録表、コート割り、進行状況の掲示など、あらゆる業務で紙媒体を中心に行われてきました。
運営スタッフは、事前に大量の資料を印刷し、会場内に掲示・配布したり、試合ごとに手書きでスコアを記録したりと、多くの時間と労力を費やしてきました。
こうした紙中心の運営スタイルは、限られた人手で大会を支える運営スタッフにとって、大きな負担となっていました。
▪️Web上での大会運営
本大会では、これまでの紙ベースの運営スタイルから一転し、「紙を使わない効率的な大会運営」を目指してシステム導入を進めました。

「raquty」を活用することで、選手の受付管理、試合進行のリアルタイム表示、コート割りの自動更新、スコアデータの記録・公開など、大会運営に必要な主要業務をすべてWeb上で完結できる仕組みを構築しました。
これにより、運営スタッフの作業負担が大幅に軽減されました。
今回の大会は約200ペア・400人の選手が参加する大会でしたが、すべての運営業務で紙を使わずに完結させることに成功しました。
また、選手や観客は、会場内に掲示された二次元コードを読み取ることで、スマートフォンから場所を問わず大会の進行状況を確認できるようになりました。
▪️スコアデータ活用
本大会では、得点表の記録を審判がiPad上で行いました。得点データはサーバー上に記録されるため、リアルタイムで大会運営本部や観客のスマートフォン上で最新のスコアを確認することができるようになりました。
さらに、選手・観客に向けた試合進行閲覧サイト内では、各試合のスコアデータが公開されており、得点の遷移グラフを表示するなど、試合の結果をスコアデータとともに振り返ることができるような仕組みを形成しました。
▪️今後の展開と展望
今回の導入を通じて、raqutyは大会運営におけるペーパーレス化とリアルタイム情報共有の有用性を実証するとともに、実際の運営現場での活用を通じた評価とフィードバックを得ることができました。
今後は、同様の課題を抱える地域の大会や教育機関主催の大会などにも導入を拡大し、さらなる運営効率の向上と業務負担の軽減を目指してまいります。
特に、部活動の地域移行が進む中で、教職員の業務負担を軽減しつつ、地域や民間との連携による持続可能な大会運営体制を構築することが重要とされています。
raqutyは、そうした新たな運営モデルの一助として、柔軟かつ実用的な仕組みを提供し、現場のニーズに即したサポートを続けていきます。
raquty合同会社は、「テニスの新しいカタチ」の実現に向けて、新しい大会運営のあり方を提案し続けることで、テニスそのものの価値向上に取り組んでまいります。

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