LYFE Capital及びアドバンテッジパートナーズによる日本調剤株式会社に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
2025年7月31日 ― LYFE Capitalは本日、株式会社アドバンテッジパートナーズと共同で、調剤薬局事業、医薬品製造販売事業、医療従事者派遣・紹介事業などを展開し、日本を代表するヘルスケアグループである日本調剤株式会社(東証プライム:3341、以下「日本調剤」)が発行する普通株式に対して公開買付け(以下「本公開買付け」)を開始することを決定いたしましたので、お知らせいたします。
また、日本調剤の取締役会は、本公開買付けに関する意見表明として、本公開買付けに賛同し、日本調剤の株主の皆様に対して、本公開買付けへの応募を推奨することを決定しています。本公開買付けは、アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドとLYFE Capitalの各関連ファンドが出資する株式会社AP86によって実施されます。
詳細については、日本調剤株式会社によるプレスリリースをご参照ください。
2025年7月31日付「株式会社AP86による日本調剤株式会社(証券コード:3341)の株式に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」
1980年に設立された日本調剤は、グループ理念において「すべての人の『生きる』に向き合う」という使命を掲げ、質の高い調剤薬局運営サービスによって日本全国で広く認知されており、また、グループ会社である日本ジェネリック株式会社および長生堂製薬株式会社はジェネリック医薬品(後発医薬品)の安定供給の一端を担う中堅メーカーとして存在感を示してきました。さらに、薬剤師・医師・看護師といった医療従事者派遣・紹介事業を手がける株式会社メディカルリソースも業界をリードしています。開発・製造から販売・調剤までの一貫体制にて、患者様に必要不可欠な医薬品を届ける重要な責務の一端を担う日本調剤グループは全国で760店舗(2025年6月30日現在)の調剤薬局店舗を運営し、4,000人超の薬剤師を擁するほか、国内に5つの製造施設を展開しています。
LYFE Capital創業パートナーのJames Zhao氏は、次のように述べています。
“日本以外のアジアおよび北米における数十年にわたるグローバル・ヘルスケア領域での投資経験を活かし、今回の戦略的イニシアティブにおいてアドバンテッジパートナーズと提携できることを大変嬉しく思います。両社の力を結集し、日本調剤グループの新たな成長機会を創出していきたいと考えています。アドバンテッジパートナーズの国内投資における深い知見と、LYFEのグローバルな視点、およびヘルスケア分野における専門性が融合することで、強力なシナジーを生み出せると確信しています。”
また、本公開買付が成立した場合、本取引はLYFE Capitalにとって日本市場で第1号の投資案件となります。同社は、この買収がすべてのステークホルダーにとって魅力的な価値を提供するものであり、アジア全域での事業拡大における重要な一歩になると位置づけています。
LYFE Capitalについて
LYFE Capitalは2015年に設立されたヘルスケア領域に特化した国際的な投資会社として、これまでアジア及び北米においてヘルスケア・エコシステムに変革をもたらす企業を成長支援することに注力しています。アジアおよび米国(カリフォルニア州メンローパーク、ソウル、シンガポール、上海、東京)に5つの拠点を構え、医薬品、医療機器、診断、ヘルスケアサービスなど多様な領域において、ヘルスケアサプライチェーン、専門的な製品プラットフォームおよび次世代の研究開発サービスへの投資を行っています。
LYFE Capitalは、業界に精通したチームと国際的なネットワークを活かし、グローバルな成熟市場から持続的かつ堅実な収益成長を実現する企業への投資を行っており、総額20億ドル超の資産を運用しています。詳細は www.lyfecapital.com をご覧ください。
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