全国新酒鑑評会金賞の若き蔵人達の新たな挑戦!
~老舗酒蔵が、愉快な酵母を使用した日本酒スパークリングにチャレンジ!日本酒離れに泡の一手を打ち込みます~
私どもは、鳥取県東伯郡琴浦町で明治5年(1872年)の創業以来、150年以上にわたり地域とともに歩み続ける酒蔵です。代表銘柄「鷹勇(たかいさみ)」は、地元をはじめ全国の日本酒ファンに親しまれており、辛口ながらもおだやかで食中酒として高い評価を得ています。造り手も世代交代を行い、現在は7代目杜氏のもと20代~40代の若手蔵人が和醸良酒をモットーに酒造りを行っています。

若手中心の新体制でこだわり抜いた日本酒で全国新酒鑑評会金賞受賞!!
若手中心の蔵人での新体制となって6年間、日本の伝統文化である日本酒造りを継承して鷹勇の伝統を守りつつ、技術力の向上に努め、関係機関・関係者からの情報収集、分析によるデータ収集を行い、唎酒の訓練も行いながら試行錯誤を日々を送ってきました。
また、手造りによって五感を鍛え、これを風味・旨味などのバランスを最高域に反映し、究極を目指して酒造りを行い、袋吊りによる自重を利用した搾りは醪へのストレスをかけず、時間の経過とともに自然にしたたる雫を斗瓶に囲うなど、こだわり抜いた芸術酒は、新体制では初めて、大谷酒造では14年ぶりの金賞を受賞しました。

日本酒が大好きな私たちだからこそ!今の若者の日本酒離れをどうにかしたい!!
かつて日本の食卓や祝いの場で欠かせない存在だった「日本酒」が、いま静かにその存在感を失いつつあります。国内では日本酒の消費量が年々減少し、特に若い世代の“日本酒離れ”が顕著です。
国税庁の統計によれば、日本酒の国内消費量は1970年代をピークに減少の一途をたどっています。かつて年間100万キロリットル近く消費されていた時代から比べ、現在はその半分以下にまで落ち込んでいます。20代〜30代の若年層では、アルコール全般の消費が減っている中でも、日本酒の飲用率は特に低く、深刻な状況です。
■ “離れ”の背景にあるライフスタイルの変化
若者の嗜好の変化も日本酒離れの大きな要因の一つです。ビールやワイン、チューハイ、ハイボールなど、飲みやすく手軽なアルコールが多く登場する中で、「重くて強い」「渋い」「難しい」といったイメージを持たれがちな日本酒は、選ばれにくくなっています。
さらに、健康志向の高まりや、コロナ禍以降の飲み会文化の縮小といった社会的要因も影響しています。「飲みニケーション」という言葉に象徴されるような、職場の付き合いとしての飲酒習慣が薄れた今、若者が日本酒に触れる機会そのものが減っているのが現状です。
■酒造業界の模索と挑戦
こうした状況に危機感を覚えた酒造メーカーや業界団体は、若年層を取り込むための新たな取り組みに乗り出しています。
スパークリング日本酒や低アルコール商品、フルーティーで飲みやすい銘柄など、これまでの「日本酒らしさ」にとらわれない商品が次々と登場しています。
実は当酒蔵でも、既に「純米吟醸 絆彩 スパークリング」という日本酒スパークリングの商品があります。弊社のスパークリング商品の第一号として取り組みましたが、王冠で栓をする仕様にしていた為、再栓ができずにせっかくのスパークリングという持ち味を活かしきれず、残念ながら定番化商品とはなりませんでした。

失敗を糧に大谷酒造だからこそできる日本酒スパークリングを!!日本酒離れに泡の一手を!!!
この度改めて日本酒スパークリングに、7代目杜氏(中元杜氏)と若手蔵人でチャレンジし、さらに洗練された日本酒スパークリング2種類を9月23日(火)に販売いたします。
当酒蔵では仕込水に地下120mから汲み上げた中国地方最高峰であります大山の伏流水を使用しています。この清水はとても柔らかで、16.6mg/L(アメリカ硬度基準)は超が付くくらいの軟水指標となります。これは、市販のミネラルウォーターの中でもこの数値より低い軟水は少ないようです。
実際にお客様から辛口のお酒も飲みやすくて美味しいと感じられる方がたいへん多くいらっしゃいます。新発売の商品は、日本酒度と酸度のバランスを踏まえたやや甘口と感じられる味わいで、シャンパン製法であります瓶内二次発酵のスパークリング日本酒です。
商品名にあります「le shu(ルシュ)」はフランス語でシャンパンの栓を抜くときのシュという音を表現していることから、le shu(ルシュ)シリーズとしてスタートしました。
クリアな赤色 「純米吟醸 真緋(あけ) le shu(ルシュ)」
当酒蔵には既に発売しておりますクリアな赤色が特徴の「純米吟醸 真緋(あけ)」という商品がありまして、どちらも赤色清酒酵母を使用している点におきまして姉妹商品と位置付けています。赤色の外観と赤葡萄を連想する風味、きめ細かな泡の爽快感をお楽しみ頂けます。
赤色は光や温度の影響を受けやすく次第に退色していくため、要冷蔵が前提となりまして、ご購入後はお早目にお飲み頂きたい商品となっております。赤色を楽しめる期間の目安として、製造年月から6ヶ月以内としています。退色しても日本酒としての品質に問題はございません。
■価 格 :1,980円(税込)
■販売日:令和7年9月23日
■内容量:300ml
精米歩合:50%
(成分)
酒 米:五百万石100% 日本酒度 :-61
酵 母:赤色清酒酵母 酸 度 :6.3
アルコール度数:12度 アミノ酸度:3.3

珍しい大人の味わい「純米吟醸 絆彩(きのさい) le shu(ルシュ)」
■商品について
当酒蔵には既に発売しておりますワインの風味が特徴の「純米吟醸 絆彩(きのさい)」という商品がありまして、どちらもブドウ酒用4号酵母を使用している点におきまして姉妹商品と位置付けています。また、すでに販売している「純米吟醸 絆彩 スパークリング」のリニューアル商品として、さらに美味しさを追求した商品になります。
ワイン風日本酒を表現した珍しい大人の味わいを、きめ細かな泡とともにお楽しみ頂けます。
■価 格 :1,980円(税込)
■販売日:令和7年9月23日
■内容量:300ml
精米歩合:同上
(成分)
酒 米:同上 日本酒度:-11
酵 母:ブドウ酒用4号酵母 酸 度:3.3
アルコール度数:14度 アミノ酸度:3.1

酒蔵「大谷酒造」7代目杜氏より皆様へ
この度リリースした「純米吟醸 真緋ルシュ」「純米吟醸 絆彩ルシュ」は、既存の商品に瓶内二次発酵という微生物の力を活かし、【泡】というプラスの感覚を感じられる日本酒です。様々なシチュエーションで楽しめるルシュを、大切な人とお楽しみいただけると幸いです!

商品お問合せ先

【会社概要】
社 名:大谷酒造株式会社
本社所在地:鳥取県東伯郡琴浦町浦安368
代表取締役:大谷修子
事 業 内 容:清酒製造業
設 立:明治5年

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