ガンマ波誘発技術を搭載した《ガンマリズム®チェア》の技術情報を公開
— 38〜40Hz振動によるガンマ波誘発の先駆的開発 —
エクボ株式会社(本社:神奈川県厚木市、代表取締役:清水美裕)は、同社が保有する 特許 「ガンマ波誘発装置」(特許第6994652号) を実装したガンマリズム®チェア(登録商標第6016327号)の技術情報を公開いたします。
近年、「ガンマ波」や「40Hz刺激」に関する研究的関心が国内外で高まっています。今回の技術公開は、こうした社会的関心の広がりに呼応し、当社が先駆的に取り組み・実装してきた技術の背景や構造を紹介することで、ガンマ波研究領域の理解促進と情報共有を狙ったものです。

■ ガンマ波研究への関心の高まりと、技術公開の背景
認知・注意・知覚処理に関わる脳波として知られる ガンマ波(約40Hz) は、海外研究機関(例:MIT など)の報告を契機に、現在では国際的に注目される研究領域のひとつとなっています。
エクボ株式会社は、この分野が広く注目される以前の段階から、日常的に使いやすい形でガンマ波誘発を行うデバイスの研究開発に 先駆的に取り組み、その成果としてガンマリズム®チェアを開発・実装しました。
今回の技術公開は、ガンマ波研究への社会的関心の高まりを受け、ガンマ波研究への理解促進と、
先駆的開発の経験・技術的知見の共有を狙ったものです。
※本製品は医療機器ではなく、医療効果を標榜するものではありません。
■ 特許技術「ガンマ波誘発装置」の概要 (特許第6994652号)
本特許は、背中または腰に 38〜40Hzの機械振動を印加することで、ユーザーのガンマ波を誘発する装置に関するものです。
<技術構成>
・振動周波数:38〜40Hz(特に 39.159Hz)
・振幅:0.1〜5mm
・振動時間:5分以上
・加振器:VCM(ボイスコイルモーター)等
・駆動方式:ファンクションジェネレータとアンプによる精密制御
<実施例>
ユーザーが椅子に座り、背中または腰に 38〜40Hz の振動を印加した状態で脳波を測定した結果、特許公報には次のような事実が記録されています。
周波数追従的にガンマ波ピークが発生 (特許 図4)
・38Hzの振動 → 約38Hzにガンマ波ピーク(A)
・39Hzの振動 → 約39Hzにピーク(B)
・39.159Hzの振動 → 最大ガンマ波ピーク(C)
・40Hzの振動 → 約40Hzにピーク(D)

このデータは、「刺激周波数に対応して脳内ガンマ波が誘発される」という本技術の核心を示しています。 特に、39.159Hzが最も強い誘発効果を示すことが確認されています。
■ ガンマリズム®チェアについて
ガンマリズム®チェアは、本特許技術をベースに開発された、先駆的な “ガンマ波誘発チェア型デバイス” です。
・背もたれ内部に加振ユニットを配置
・38〜40Hz振動を効率的かつ快適に伝える座面構造
・日常的な着座姿勢のままガンマ波誘発刺激を印加可能
・会員組織向けの受注生産として限定提供
量産予定はありませんが、国内におけるガンマ波誘発技術の先駆的実装例として 価値のある知見 であると考え、今回の公開に至りました。
■ 技術の応用可能性と今後の取り組み
38〜40Hz振動によるガンマ波誘発技術は、ウェルネス、感覚刺激、リラクゼーションなど多様な領域で応用が検討されています。
エクボ株式会社は、今回の技術公開を通じ、ガンマ波研究領域に関する 社会的理解の促進と技術知見の共有 に取り組むと共に、ガンマ波誘発技術のさらなる発展にも努めてまいります。
また、本技術に関心をお持ちの方との情報交換やご相談も、随時受け付けております。
■ 特許6994652 「ガンマ波誘発装置」 ⇒ link
出願日:2020年12月14日/登録日:2021年12月16日 出願人:エクボ株式会社
エクボ について
海王星の外側の軌道にある 星屑 が集まったベルト状の天体 エッジワース・カイパー・
ベルト・オブジェクト(Edgeworth-Kuiper Belt Object)が由来。
会社概要
会社名:エクボ株式会社(EQBO Inc.)
代表者:代表取締役 清水 美裕
所在地:〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3050 厚木アクストメインタワー6F
設立:2000年5月
事業内容:高周波・電磁応用技術、電子計測装置、電位制御・静電シールド技術の研究開発
および製品化。
URL:https://eqbo.jp
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