Advanced AI Partners、現場活用を牽引する「生成AIアンバサダー育成・支援プログラム」を本格展開
ブリヂストングループ会社で効果検証。活用意欲90%超を推進力へ転換、新たな組織変革の一手へ
株式会社Advanced AI Partners(本社:東京都港区、代表取締役:麹池 貴彦、以下AAIP)は、大手・中堅企業が抱える「生成AIツールの組織浸透」という喫緊の課題に対し、現場の活用を自律的に推進できる人材を育成する「生成AIアンバサダー育成・支援プログラム」の本格的な提供を開始します。本プログラムはブリヂストンフローテック株式会社でパイロット導入(実証フェーズ)を通じて、その有効性を実証しました。

■サービス背景:導入が進む一方、企業競争力を左右する「活用格差」が顕在化
国内企業における生成AIの導入は急速に進んでおり、デロイトトーマツグループの調査(2025年8月)では、プライム上場企業の約半数(47%)が「全社的に導入している」と回答しています。しかし、実際に「ほとんどの社員が利用している」と回答した企業は約2割(18.5%)に留まっています。(出典:デロイトトーマツグループ 2025年8月調査)
特に、DX部門や人事部門からは、「社員の生成AIに対するスキル・知識不安を解消し、活用を広めるための『推進役』となる人材が不足している」という声が聞かれます。個人の活用意欲が高いにも関わらず、組織的なルールやノウハウが整備されないために活用が停滞する「浸透の壁」が、企業の競争力を削いでいます。
■サービス概要:高度な実務対応と社内啓発ノウハウを両立
「生成AIアンバサダー育成・支援プログラム」は、組織内で生成AI活用の旗振り役となる人材(生成AIアンバサダー)を育成し、組織全体への普及と活用定着化を目指すプログラムです 。
このプログラムは、以下の3つのステップで段階的に人材を育成し、組織への定着をサポートします 。
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生成AIアンバサダー育成研修:受講生の業務課題を研修を通じて解決し、成功体験を得る12時間の講義プログラム 。
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コミュニティサポート:生成AIアンバサダーが実施する半年間の社内啓発・教育やユースケース発掘などの推進を、週次定例とオンラインサポートで支援 。
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フォローアッププログラム(6ヵ月):最新の情報にキャッチアップし、自社の生成AI活用レベルを継続的に向上させるための、コンサルタントによるオンラインサポートや継続教育コンテンツの提供、他社アンバサダーとの相互交流支援
当社の「生成AIアンバサダー研修」は、従来の「ツールの基本操作」に終始する研修とは異なり、実務で成果を出すための「高度なプロンプト設計」と「社内啓発・推進」のノウハウ習得に特化しています。

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従来の生成AI研修 |
生成AIアンバサダー育成 |
優位性 |
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基本プロンプトの紹介、ツールの基本操作、汎用的な文章作成。 |
高度なプロンプト設計(役割・条件・フロー指定)を体系化。 |
複雑な実務への高い適合性:基礎的な活用から一歩進んだ、精度が求められる特定業務での成果に直結します。 |
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スキル習得が中心で、社内での横展開の視点がない。 |
アンバサダー(推進役)の育成に焦点を当て、受講者が自社の課題に合ったプロンプト例を作成し、それを社内で広めるための実践的なフィードバックを提供。 |
組織浸透の実現:一時的なスキルアップに終わらず、社内の活用を自律的に推進する「推進役」という人材資産を生み出します。 |
■講師紹介

代表取締役 麹池 貴彦
アクセンチュアでキャリアをスタートし、大手家電メーカーのSCM改革など業務改善プロジェクトを推進。その後、複数のスタートアップを創業。生成AI・自動運転・ドローンなど先端技術を活用した新規事業開発に従事。実行力と事業推進力を強みとする。

取締役/AIストラテジスト 宮川 晶行
ビザスク創業期に参画し、事業開発と上場を経験。
独立後、生成AIを活用した調査支援サービスを開発。企業の業務効率化・顧客価値創造を支援するコンサルタント。

CAIO/AIストラテジスト 関口 智樹
NTTドコモにてAIモデル開発・デジタルマーケティングを推進後、大手小売業にてデータ活用組織をリード。技術とビジネスの橋渡し役としてAI導入・文化定着を支援。
■ブリヂストンフローテック株式会社 研修成果

当社の研修プログラムを、先駆けてブリヂストンフローテック株式会社に導入いただきました。同社の参加者(44名回答)へのアンケート結果では、組織浸透を阻む本質的な課題の発見と、研修によるポジティブな変化が判明しました。
【意識変革の確証】活用意欲は9割超に
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業務で生成AIを定常的に使っている層は25%程度にとどまるが、自身の業務に生成AIを活用したいと答えた方は90%を超えており、研修を通じて活用への意欲が可視化されました。
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一方で、懸念点として「情報漏洩・セキュリティ」が引き続き上位に挙がっており、環境整備とルールの徹底が継続的な課題であることも示されました。

組織的なボトルネック「推進役」は必要だが「担い手」は2割以下
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社内で生成AIの活用を広めていく「推進役」が「必要」と回答した参加者は約8割(79.6%)にのぼり、現場もその重要性を強く認識しています。
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一方で、自身が推進役のような立場を「担ってもよい」と答えた参加者は約2割(20.5%)に留まり、この「必要性の認識」と「担い手」の間に、約60%という大きなギャップ(「浸透の壁」)があることが浮き彫りになりました。(出典:6/25 生成AI研修アンケート)
この結果、本プログラムは現場の高い活用意欲を喚起し、組織全体の推進力へと転換し得る効果的なアプローチであることが示されました。
ブリヂストンフローテック株式会社 総務部 遠藤さまコメント
弊社は生成AIを導入したばかりで、使い方に戸惑うことも多かったのですが、今回の社内研修では基礎から応用まで幅広く学ぶことができました。
特にワーク形式で、自分自身や周囲の業務効率化につながるプロンプトの書き方を考える時間があり、AI活用の具体的なイメージを持つことができ、日々の業務改善にもつながる手応えを感じています。
今後は、生成AIを使いこなせる人材として成長し、私自身や社内の業務効率化だけでなく、社内でのAI活用推進にも積極的に活かしていきたいと考えています。
■今後の展望
Advanced AI Partnersは、「生成AIアンバサダー研修」を通じて、企業内に高度な活用スキルと啓発マインドを持つ中核人材を育成し、全社的なAI活用を加速させてまいります。今後は、製造業以外の業界特化型研修や、AIコンサルティング、ラピッドプロトタイピングサービス(Difyなどを活用したMVP構築支援)と連携させ、企業が一気通貫でDXを推進できる体制を支援してまいります。
▶ 会社概要
株式会社Advanced AI Partners(アドバンスド・エーアイ・パートナーズ)は、生成AIを単なる導入で終わらせず、組織に根づく「活用文化」へと変えていくことを使命としています。私たちは、生成AI時代における“人の価値を再定義する”ことを掲げ、AIに置き換えられるのではなく、AIと共に新しい価値を生み出す人材を育みます。生成AIアンバサダー育成、AI活用プロトタイピング、人材シェアリングを通じ、社員一人ひとりが「AIを使う存在」から「AIで進化を生み出す存在」へと成長し、企業が「AIを導入した会社」から「AIで進化し続ける会社」へ歩みを進めることを支援します。
住所 : 〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33
設立 : 2025年4月8日
代表者 : 代表取締役 麹池 貴彦
事業内容 : 生成AI活用支援・人材育成・AIコンサルティングなど
URL : https://aaip.co.jp/
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