2030年問題 団塊世代が80歳を超え、相続が本格化 実家の空き家を0円で再生「ゼロラボ」サービス開始
〜年末年始の『実家どうする問題』に新たな答え オーナー負担ゼロで空き家再生〜
リノベーション事業を手がけるDifference Design株式会社(本社:大阪府大阪市住吉区、代表:杉 将史)は、これまで提供してきた“0円リノベーション”を、正式名称「ゼロラボ」として体系化し、2025年12月15日より本格運用を開始します。
本サービスは、当社が先行投資でリノベーションを行い、販売益から費用を回収する仕組みにより、オーナー負担ゼロで空き家再生が可能となっています。
特に年末年始の帰省シーズンは、家族間で「実家をどうするか」という会話が最も生まれやすい時期であり、相続物件や使われていない実家の活用に悩む方々に、新たな選択肢を提供します。

■【社会課題】2025年、空き家問題が"個人のリスク"に転換する転換点
全国の空き家数は約900万戸に達し、空き家率は過去最高の13.8%を記録。特に大阪府では約70万戸の空き家が存在し、大阪市の空き家率は17.1%と全国平均を大きく上回っています。(※1)
さらに深刻なのは、2030年問題です。団塊世代(約800万人)が80歳を超え、相続が本格化。野村総合研究所(NRI)の将来推計では、このまま対策が進まなければ2033年には空き家が2,150万戸(※2)に達する可能性も指摘されています。
「放置すれば税金6倍」法改正で所有者のリスクが激変
これまで空き家は「そのまま放置」という選択肢もありましたが、2023年の空き家法改正により状況は一変しました。
<改正の要点>
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新たに「管理不全空き家」という区分を創設
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管理状態が悪いと自治体が認定→固定資産税の軽減特例(1/6)が解除
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結果、固定資産税が最大6倍に増額される可能性
「そのまま放置する」ことが、オーナーにとって大きなリスクになる時代に。こうした状況の中、所有者負担ゼロで空き家を再生できる“ゼロラボ”は、税負担回避と資産価値向上を同時に叶える実践的なソリューションです。
■「ゼロラボ」 とは?空き家を“社会資産”として再生する仕組み
ゼロラボは、使われていない空き家を当社が先行投資でリノベーションし、販売益から費用を回収する仕組みです。オーナーは持ち出しゼロで空き家を再生でき、地域にとっても治安・景観維持につながる“三方良し”のモデルとなっています。

【ゼロラボの特徴】
■ オーナー負担ゼロでリノベ実施
初期費用・工事費用の負担なし。リスクを最小限に抑えます。
■ 税負担リスク(管理不全空き家)の回避
適切な管理により、固定資産税増額のリスクを回避。
■ 地域の景観・治安悪化を防止
空き家の適切な再生で、地域コミュニティの価値を守ります。
■ 売却益の最大化で所有者にもメリット
リノベーションにより物件価値が向上。販売後、オーナーにも利益を還元。
■【事例】山の中にある使われていない実家を0円で再生し1,980万円で売却
【物件概要】
・所在地:兵庫県猪名川台部 山間部
・築年数:築30年
・間取り:4LDK 一軒家
・元の評価額:約800万円
【オーナーの悩み】
山間部に残された実家の扱いに悩んでいたケースです。
「立地が悪く売れる見込みがない」「維持費だけがかかる」「遠方で管理できない」といった状況で、ゼロラボをご利用いただきました。
【当社の対応】
当社が先行投資でリノベーションを実施。山間部のため「リノベしても買い手がつかないのでは」という懸念がありましたが、最終的には大阪在住の40代夫婦が購入されました。
【購入者の決め手】
ご夫婦は共にリモートワーク(在宅勤務)で、「都心の利便性」よりも「暮らしやすさ」を重視。再生された物件の開放的な空間とナチュラルなデザインに惹かれ、即決に至りました。
【結果】
販売価格:1,980万円
オーナー負担:0円
オーナー取り分:約200万円増加(販売価格から工事費等を差し引いた額)
オーナーは一切の費用負担なく物件を再生でき、資産価値の向上と空き家問題の解消を同時に実現した事例です。

【物件写真】



■代表プロフィール

Difference Design株式会社
代表取締役 杉 将史
リノベーション会社勤務を経て独立。350件以上のリノベ実績を持ち、住宅ローン診断士・インテリアコーディネーター等の資格を保有。二児の父として、また自身も7年間で4回住まいを買い替えた経験を活かし、子育て世帯やシングルマザー向けに月3万円台で持ち家を実現する仕組みを提案。
<保有資格>ホームステージャー2級/インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター/窓装飾プランナー/ホームインスペクター/住宅ローン診断士
<代表コメント>
ゼロラボは、単なる“お金の負担を減らす仕組み”ではなく、実家・思い出の家を生まれ変わらせることで、感情のケアができるサービスだと感じています。実際にご利用いただいた方の多くが、
“あの家がまた誰かの暮らしにつながるのが嬉しい”
“放置していた罪悪感が消えた”
と感情面でのプラスを口にされます。住み替えのタイミングでも、相続した家をどうするか迷った時でも、思い出のある家を素敵に生まれ変わらせ、次の誰かにつなぐ。その選択肢を、もっと多くの方に届けていきたいと考えています。
■Difference Design株式会社について
Difference Design株式会社は、リフォーム・リノベーション事業を軸に、中古物件購入+改修による住まいづくりを手がける会社です。ライフスタイルや家族構成の変化に合わせ、柔軟かつ実践的な住まいを設計。これまで、「デザイン性 × コスト合理性」を両立したリノベーションを多数手がけています。
会社名: Difference Design株式会社
所在地: 大阪府大阪市住吉区山之内3-14-5-102
代表者: 代表取締役 杉 将史
設立: 2021年11月
事業内容: 住宅リノベーション事業、住まいの資産化サポート、買い替え支援
URL: https://differencedesign.co.jp/
<参考資料>
※1 大阪市「「空き家等対策計画」資料
※2 野村総合研究所「住宅市場と空き家の将来推計(2015年)
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