NPO法人えんとかく、「発酵を日常に」をテーマに江田みず美氏と連携。糀 を通じた食と健康の情報発信を開始
麹商品を販売する江田みず美氏と連携。調理の知恵と科学的な情報を届け、家族で食生活を考えるきっかけに

愛知県豊明市を中心に活動する特定非営利活動法人えんとかく(代表理事:脇本泰志)は、麹商品を販売する江田みず美氏と連携し、「えんとかく×糀」の健康啓発企画を発信します。公式サイト「メンタル健康NAVI」では、麹の基礎知識や甘酒に関する研究、食と心の健康を考える特集を公開しています。
毎日口にするものについて、知ることから始める。今回の企画では、発酵食品を特別な健康法として勧めるのではなく、糀を身近な入り口に、食材の特徴や調理の工夫、健康情報の受け取り方を伝えていきます。
■ なぜ、福祉に取り組むえんとかくが糀と連携するのか
えんとかくは、児童発達支援・放課後等デイサービスをはじめ、子育てや暮らしに関わる情報発信に取り組んでいます。支援を考える際には、施設で過ごす時間だけでなく、家庭で続く日々の暮らしにも目を向けることが大切です。
食事は、その暮らしの中にある身近なテーマです。ただし、健康のために手間や費用を増やし、家庭の負担にしてしまっては続きません。新しい習慣を一度に取り入れるのではなく、普段の調味料を知る、食品表示を見る、料理の味わいの違いに気づく。そうした小さな学びを届けることを、本企画の出発点とします。
麹商品に携わる江田氏の食に関する知識と、えんとかくが持つ福祉・子育て・健康情報の発信の場をつなぐことで、商品に関心がある人だけでなく、毎日の食事を見直したい家庭にも情報を届けることを目指します。
■ 糀の働きを、食品と調理の視点から知る
麹菌がつくる酵素には、食品中のでんぷんを糖に、たんぱく質をアミノ酸などに分解する働きがあります。こうした働きは、発酵食品の甘みや味わいを生む仕組みに関係しています。[1]
一方で、調理中に起きる変化と、食べた人の健康への効果は同じではありません。塩麹や甘酒も、原材料や製法、成分が異なります。「糀だから体によい」とひとくくりにせず、それぞれの特徴を知ることを大切にします。
例えば、塩麹にも食塩が含まれます。使うだけで減塩になるわけではなく、料理全体の使用量を考える必要があります。また、米麹甘酒の「砂糖不使用」は、糖類が含まれないという意味ではありません。おいしさとともに、量や使い方にも目を向けます。
■ 研究で分かっていることと、まだ分からないことを伝える
米麹甘酒については、人を対象とした研究も行われています。健康な成人44人を対象に、特定の米麹甘酒を摂取する群と対照食品を摂取する群を3週間比較した試験では、排便頻度などについて結果が報告されています。[2]
ただし、これは特定の食品・対象者・期間で行われた試験です。糀を使ったすべての商品に同じ効果があることや、病気の予防・治療、心の不調の改善を示すものではありません。
本企画では、研究の紹介と商品の案内を混同せず、効果を誇張しない情報発信を重視します。「何に良いか」だけでなく、「どこまで分かっているか」も伝えることで、一人ひとりが自分や家族に合う選択を考えられるようにします。
■ 学びの入り口を、日常の中へ
糀の特集ページには、基礎知識や研究を紹介する記事、商品の案内、相談窓口をまとめています。購入の有無にかかわらず、食と健康について知るための情報としてご覧いただけます。
えんとかくは、この連携を通じて、福祉と食の学びを日常の暮らしの中で結びつけ、地域の人が無理なく健康について考える機会を広げていきます。
糀の特集:https://entokaku.org/navi/koji/
メンタル健康NAVI:https://entokaku.org/navi/
【本件に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人えんとかく
メール:info@entokaku.org
電話:0562-97-5266
公式サイト:https://entokaku.org/
【参考資料】
[1] 酒類総合研究所「エヌリブ20号」
https://www.nrib.go.jp/sake/nrib/pdf/NRIBNo20.pdf
[2] Kurahashiほか(2021)、米麹甘酒の無作為化二重盲検試験
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8470246/
甘酒の製法の違い:農林水産省
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