株式会社ジャパンセミコンダクター 半導体製造業務の効率改善に屋内位置情報ソリューション「iField indoor」を採用
「M3Visionモニター」を本格稼働
株式会社ジャパンセミコンダクター(本社:岩手県北上市、取締役社長 森 重哉、以下、ジャパンセミコンダクター)は、BLE beaconを用いた屋内測位技術を活用した効率改善の取り組み「M3Visionモニター」を構築、運用を開始しました。屋内測位については、マルティスープ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 那須 俊宗)が開発・提供する屋内位置情報ソリューション「iField indoor(アイ・フィールド インドア)」を採用しました。
重要課題であった工場内での“人”の見える化をクリーンルーム(以下、CR)へ全面導入、現場作業者の“見える化“、約2500個のビーコンを工場内へ設置、作業員が携行するスマートフォンでBluetoothの電波を検知・収集する事で、作業員の位置をリアルタイムに確認、人の見える化を実現しました。「M3Visionモニター」では、過去に改善で取り組んできた「モノ」「設備」のリアルタイム情報に、「人」を加え、工場マップ上に、全ての情報がリアルタイムに確認することが可能です。
重要課題であった工場内での“人”の見える化をクリーンルーム(以下、CR)へ全面導入、現場作業者の“見える化“、約2500個のビーコンを工場内へ設置、作業員が携行するスマートフォンでBluetoothの電波を検知・収集する事で、作業員の位置をリアルタイムに確認、人の見える化を実現しました。「M3Visionモニター」では、過去に改善で取り組んできた「モノ」「設備」のリアルタイム情報に、「人」を加え、工場マップ上に、全ての情報がリアルタイムに確認することが可能です。
【開発の背景】
大分事業所では製造工程が約300工程にもなる半導体を製造しています。多種類の製品を取り扱っており、各々製造工程が異なります。加えて、マニュアルCRと呼ばれる、人が製品を運び、装置へのSet/Resetを行う作業を行う製造ラインです。生産効率向上のためには、特に人の動きが重要になります。これまでは、作業者を工程毎の部屋での固定した業務形態であったため、同一時間帯でも工程別に、人員不足(人待ち工程)と人員余剰(手待ち工程)が発生していました。より生産性の向上を目指し、状況に応じて人員の適所配置(余剰工程→不足工程)を行うために、リアルタイムでの「人の見える化」に取り組むことになりました。
【M3Visionモニターの特長1】 大規模クリーンルーム内での屋内測位システムを構築
大分事業所では、クリーンルームを含む建物内部約30,000㎡にわたり約2500個のビーコンを設置、スマホも随時100台以上(作業員携行)が稼働しています。これにより作業員位置情報のリアルタイムの見える化及び作業者毎のデータ取得(歩行・作業・待ち、歩数・速度など)に成功した事から、“人のものさし”作り=“人の稼働率”算出による改善取組みが進める事が可能となりました。
【M3Visionモニターの特長2】 人・モノ・設備のリアルタイムモニタリングに成功
iField indoorにより“人の見える化“を実現し、「M3Visionモニター」は、“人・モノ・設備“全てのリアルタイムな情報の一括管理を可能にしました。約1,000台ある「モノ・設備」のリアルタイム情報に、「人」が加わり、工場マップ上に、全ての情報がリアルタイムに描画できるようになりました。
【M3Visionモニターの特長3】 フレキシブルな人員配置と適切な作業指示&更なる改善へ
これまでは、製造の工程・部屋ごとに固定の人員配置であったため、人員過多・過小が発生していました。今回、リアルタイムモニタを活用し、人待ち工程から手待ち工程へ人員を移動する仕組みを構築することで、人待ち率を4%削減する事ができました。大分事業所では、今後もシステム改良を加えると共に、“人”の稼働率からの改善を行う事により更なる生産効率改善を進め、工程の枠をなくした人員ミニマムラインを構築し、17年度末には現状コストから10%削減を目指しています。
~改善にbestは無く、better=より良くなる改善に取組み、200mm半導体工場No1の生産効率ラインを目指します~
■ 「M3 Visionモニター :屋内測位技術を用いた半導体製造業務における効率改善の取り組みについて」
発行元:株式会社ジャパンセミコンダクター
http://www.jsemicon.co.jp/company/epub/M3VisonPressRelease.pdf
■ 株式会社ジャパンセミコンダクターについて
2016年4月1日に、東芝大分工場と岩手東芝エレクトロ二クスを融合し設立された半導体製造工場。従業員数は約2200名。大分事業所は、1970年に東芝大分工場として創業。製造主力製品は、エアーバッグやエンジン制御等で使われるMixed signal IC, カーオーディオやカーナビ等で使われるMCU/ASICを中心とした車載製品。その他にもセンサー製品など幅広く 生産・製造しています。
会社名:株式会社ジャパンセミコンダクター(英語表記JAPAN SEMICONDUCTOR CORPORATION )
設立年:2016年4月
代表者:取締役社長 森 重哉
所在地:岩手県北上市北工業団地6番6号
ホームページ: www.jsemicon.co.jp
■ マルティスープ株式会社について
2000年の創業以来、法人向け・消費者向けに座標系技術を使った位置情報・空間情報ソリューションおよびサービスを提供するプロフェッショナル企業です。「iField(アイ・フィールド)」を主力にインフラ、建設、製造、農業など幅広い業界へ法人向けソリューションを提供する一方、地域・観光向けなどにモバイル・位置情報を活用した様々なコンシューマ向けサービスをコラボレーション含めてご提供いたしております。
会社名:マルティスープ株式会社(英語表記 MULTISOUP Co.,Ltd )
設立年:2000年4月
代表者:代表取締役 那須 俊宗
所在地:〒1010054 東京都千代田区神田錦町3-11 精興竹橋共同ビル3F
ホームページ: http://www.multisoup.co.jp/
■ iField indoor(アイ・フィールド インドア) とは
GPSの使えない屋内での位置情報把握に対応!これまで可視化・効率化する事が難しかった工場、物流倉庫、病院など屋内現場において人、モノ、機械、車両などの動き、状況を把握し、生産性向上に貢献できるソリューションです。
https://www.multisoup.co.jp/service/ifieldindoor/
すべての画像