LIVE! KOUBA(生きろ、KOUBA) -燕三条 動画と配信- 10月1日(木)スタート。工場が発信する1ヵ月

​2020年10月1日(木)~31日(土)の1カ月間にわたり、新潟県燕三条およびその周辺地域のものづくりをオンラインで配信するイベント「LIVE! KOUBA -燕三条 動画と配信-」を開催します。

「燕三条 工場の祭典」実行委員会は、2013年よりものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」を行ってきましたが、本年は開催を見送ることとなりました。しかし、新潟県燕三条およびその周辺地域のKOUBA*の様子、ものづくりの現場の製造風景などをオンラインで配信するイベント「LIVE! KOUBA -燕三条 動画と配信-」を行います。
https://kouba-fes.jp

発信内容は日ごとに異なり、「和釘」「塗装」「研磨・絞り」「食器」などの23のカテゴリーを、朝は動画、午後はライブ配信でお届けします。
1カ月におよぶ会期のスケジュールは燕三条地域のものづくりの現場で使用される「燕三条産業カレンダー」**に則るものです。

また、燕三条の400年に及ぶものづくりの変遷を紹介する年表をウェブサイトで公開します。映像とあわせてご覧いただくことで、より深く燕三条をご理解いただけます。

この秋、KOUBAは、みなさまのもとへ。
燕三条エリアの職人たちがオンラインで発信するKOUBAの日常。
緊張感あふれるダイナミックな現場の緻密なものづくりの映像に、ご期待ください。

 

©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会

 

開催概要
タイトル. LIVE! KOUBA -燕三条 動画と配信-
期間. 2020年10月1日(木)~10月31日(土) 
Website. https://kouba-fes.jp
Facebook. https://www.facebook.com/koubafes
Instagram. https://www.instagram.com/koubafes/
Twitter. https://twitter.com/koubafes

配信内容について
08:00- KOUBA動画
毎朝8時に公開するKOUBA動画では、その日のテーマに沿った製品の特徴的な製造風景やものづくりの工程を丁寧に追った動画(30秒~3分前後)で紹介します。
14:00- KOUBA配信
午後2時に発信するKOUBA配信(30分~60分前後)では、オンタイムでKOUBAの様子を生配信し、動画では伝えきれない製造風景や現場からの生の声をお届けします。
19:00- KOUBA対談
10月6日(火)、20日(火)、31日(土)の3日間は夜7時より対談を特別開催します。

参考情報
*KOUBAとは:製品を産み出す「KOUBA(工場)」、農業に取り組む「KOUBA(耕場)」、地元の産品に触れ購入できる「KOUBA(購場)」を総称してKOUBAと呼んでいます。

**燕三条産業カレンダーとは:燕三条地域企業の休日計画策定の目安となるよう、燕市、三条市の業界団体が定める1年単位のカレンダー。1年単位の変形労働時間制による法定労働時間を遵守できるように休日が設定されています。独自の営業カレンダーを策定するKOUBAもありますが、多くは、この産業カレンダーを参考に営業日を設定しています。

LIVE! KOUBA -燕三条 動画と配信- 開催の背景
2013年にスタートした金属加工の産地、新潟県燕三条地域とその周辺地域の工場が一斉に工場を開放し、ものづくりの現場を見学・体験できるイベント「燕三条 工場の祭典」は、“開け、工場!”のキャッチフレーズとともに、2013年より毎年10月の4日間、KOUBAを開放してきました。
100を超えるKOUBAが参加するイベントに成長した「燕三条 工場の祭典」ですが、イベント期間以外も"365日、ものづくりの現場に触れ、見学できる地域となる” という目標も掲げてきました。結果、現在では、年間を通じ、20を超える企業の工場見学が可となっています。
8回目となる2020年は、10月1日(木)~4日(日)の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を鑑み、開催を見送ることを決定しました。この機会に、今年は、KOUBAの迫力やそこで働く職人の魅力をウェブサイトを通じて1か月にわたり皆様にお届けすることで、より一層、ものづくりの聖地 燕三条の日常に触れていただくことを目指します。

©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会


Stay Safe 生きろ、KOUBA
2020年5月から、100を超えるKOUBAが「Stay Safe 生きろ、KOUBA」と題したポスターを、ピンクの「テープ」で斜め45度のストライプに貼ることで、「燕三条 工場の祭典」の本年度の開催中止を発表しました。同時に、緊急事態宣言発令下に迎えたゴールデンウィーク期間中の不要不急の外出自粛、安全の確保も呼びかけました。また、ものづくりが困難な局面を迎えているのは燕三条地域に限ったことではなく、日本全国、世界各国においても同様です。私たちはものづくりを未来へと繋いでいく前向きな姿勢と、その意気込みを喚起するメッセージを掲げ、発信していきます。
 

©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会©️「燕三条 工場の祭典」実行委員会


燕三条地域について
暮らしを支える職人の街
日本の国土さながら、南北に長い新潟県のほぼ中央に位置する燕三条。燕市と三条市の二市からなるこの地域に横たわる、日本で最も長い川である信濃川。万葉の時代から人々に愛された信濃川は肥沃な土地を育て、古くから農耕を支えてきました。この農業を起点に燕三条では工業や商業が発展し、世界有数の「ものづくりのまち」として知られるようになります。
農業から工業へ
江戸時代の和釘づくりが燕三条の転機となります。信濃川とその支流である五十嵐川が合流する三条周辺に暮らす農民が、頻発する洪水に苦しめられていたところ、大官所より和釘製造が副業として推奨され、それが根付いたとされています。やがて越後で新田開発が盛んになると開墾用農機具の製造へと発展。さらに大工道具や包丁などの刃物鍛冶へと転換していきます。一方、江戸時代に鎚起銅器の製法が伝えられた燕は、早くから和釘鍛冶は銅器などの加工業へと移行します。大正時代には洋食器の生産が盛んになり、現在につながる金属加工の一大生産地へと発展をみせました。工業化が進んだいまも、両市には鍛冶や鎚起を始めとする伝統的な技法を受け継ぐ職人が多く活躍します。明治初期、海運が栄えた新潟県は日本一の人口を誇るほど繁栄を見せました。越後平野の中心で河川が合流する三条は物資の集散地として発展し、金物商人が日本全国に燕三条製品を届けるようになります。こうして燕三条の優れた金属製品が日本中へと知れ渡るようになりました。燕三条はいまも、人口比率に対して日本でもっとも社長が多い街といわれます。それは家族経営や数人程度の社員による小規模な企業が、刃物や金属洋食器などの金属製品を中心に多種多様な製品を作り出すからに他なりません。古くから日本の暮らしを支えてきた燕三条の「ものづくり」は農工商により支えられています。

「燕三条 工場の祭典」運営チーム
全体監修:method
アートディレクション&デザイン:SPREAD
撮影:神宮巨樹、古平和弘
プロジェクション:岸本智也
編集:山田泰巨
翻訳:カプラン・ザッカリー
ウェブ制作:株式会社スマイルファーム
プレス:HOW INC.

読者お問い合わせ先
「燕三条 工場の祭典」 実行委員会
公益財団法人燕三条地場産業振興センター 燕三条ブランド推進部 企画推進課 内
新潟県三条市須頃1-17
TEL. 0256-35-7811

 

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会社概要

URL
http://kouba-fes.jp
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
新潟県三条市須頃1丁目17番地
電話番号
0256-32-2311
代表者名
山田立
上場
未上場
資本金
-
設立
2013年10月