【調査リリース】シニア女性に聞いた「介護」に関する意識と実態調査/介護経験者8割が「介護で子どもを頼りにしなかった」と回答
年間で約10万人が介護離職する時代に、4人に1人が「介護する側」を経験。親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月
販売部数16万部超で、シニア女性誌部数No.1(※)の「ハルメク」を発行する株式会社ハルメク(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮澤孝夫)は、11月11日の「介護の日」に合わせて、50~79歳のシニア女性400名を対象に、「介護」に関するwebアンケート調査を実施いたしました。
(※)日本ABC協会発行社レポート(2018年4月~6月)シニア女性誌販売部数
(※)日本ABC協会発行社レポート(2018年4月~6月)シニア女性誌販売部数
【調査サマリ】
■シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
シニア女性の26.3%が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。
■親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月。
介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に。
■将来の介護への不安TOP3は、「お金が足りるか」「漠然とした不安」「施設に入居できるか」。
「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。
■介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない
■「子どもを頼らない」理由:介護離職への懸念、苦労を見せたくないという思い
「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数
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【調査結果】
シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
・シニア女性の26.3%(4人に1人)が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
・介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。
・親の介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に
・今後、親や夫を「介護する」ことへ不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は全体の78.6%、自分が「介護される」ことに不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は81%と、不安度は非常に高い。
・その一方で、自分が「介護されること」に備えている人(しっかり備えている+すこし備えている)は、全体のわずか35%。介護経験がない人では3割未満という結果に
・「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。
介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
・介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない
・調査対象者の座談会(12名が参加)では、「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数
・総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、家族の介護や看護が理由で離職した人は年間で9万9,000人にも及んでおり、シニアの間でも「子どもの介護離職」に強い懸念がある
【専門家の見解】
株式会社ハルメク 生きかた上手研究所 所長梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約700人の50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
50、60代の読者世代から頻繁に聞こえてくる「子供に迷惑かけたくない」という発言。長寿社会で身体やアタマが思うようにならなくなり、誰かに迷惑をかけてしまうのではないかという長生きリスクが、不安に拍車をかけています。
今回の調査でも、親や配偶者の介護をひとりで抱えていたり、自分の入院・介護で子供の生活を奪うことになったらどうしようと憂いたりしている様子が伺えました。詳しく話を伺うと、現実的な問題が浮上しました。時間もお金もない、かわいそうな時代を生きている子供には「余計な負担をかけられない」「人生の邪魔はできない」とのこと。「子供に迷惑をかけたくない」は、「子供に迷惑をかけられない」という意味だったのです。
介護に関する偏った報道や情報不足(限られた情報)も、自分が介護されることへの不安を増幅させているとみています。介護そのものが「たいへん」という域を超え、「見苦しい」「汚い」「醜い」など負のイメージに発展していたからです。
「入院・介護で子供に迷惑をかけないために」という特集で、読者世代の老後の心配が少しでも緩和され、気持ちがほぐれてくれたら、と願います。
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【誌面情報】
ハルメク12月号(11月10日発売)の特集テーマは「介護」。「入院・介護で子どもに迷惑をかけないために」と題し、介護される側になったときの備えを紹介しています。
■収録内容
・入院・介護の備え 基本のき
・介護のお金いくらかかる? どう備える?
・自宅派も施設派も 安心して暮らせる 住まいの準備、始めましょう
別冊付録:もしも私が入院したら見てねノート
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【調査背景】
シニア女性誌部数No.1の「ハルメク」は、長年にわたりシニア女性の意識や実態について調査・分析を行ってまいりました。総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、家族の介護や看護が理由で離職した人は年間で9万9,000人にも及びます。シニアにとっては、「自分の子どもが介護にどう関わるか」も悩みの種となります。
人生100年時代と言われる今、自分が看る側としてだけでなく、看られる側としても不安が増大し、座談会では「子供に迷惑をかけたくない」という発言をたびたび耳にします。今回は、シニア女性の介護への意識と実態に関する調査を実施いたしました。
※調査主体の「(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
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【調査概要】
調査の方法:webアンケート方式&インタビュー
調査の対象:50~79歳のシニア女性400名、うち座談会参加者は12名
調査実施日:2018年7月
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
■シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
シニア女性の26.3%が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。
■親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月。
介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に。
■将来の介護への不安TOP3は、「お金が足りるか」「漠然とした不安」「施設に入居できるか」。
「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。
■介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない
■「子どもを頼らない」理由:介護離職への懸念、苦労を見せたくないという思い
「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数
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【調査結果】
シニア女性の4人に1人が「介護」を経験。「実母」の介護が最も多い
・シニア女性の26.3%(4人に1人)が「現在・過去に親や配偶者の介護経験」がある。
・介護対象者は「実母」が64.8%と群を抜いて多い結果に。
親の介護にかかった費用は平均で約7万3,000円/月。
・親の介護経験者に費用についてたずねたところ、親の介護にかかった費用は、平均で約7万3,000円/月という結果に
約80%が将来の介護に不安を抱いているが、備えている人はわずか35%。
・今後、親や夫を「介護する」ことへ不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は全体の78.6%、自分が「介護される」ことに不安を感じている人(非常に不安+やや不安)は81%と、不安度は非常に高い。
・その一方で、自分が「介護されること」に備えている人(しっかり備えている+すこし備えている)は、全体のわずか35%。介護経験がない人では3割未満という結果に
将来の介護への不安TOP3は、「お金が足りるのか分からない」「漠然とした不安がある」「施設に入居できるか」
・「介護する」「介護される」ともに、将来の介護に対する不安なことTOP3は、第1位「お金が足りるのか分からない」、第2位「漠然とした不安がある」、第3位「施設に入れるのか分からない」。
介護経験者の声:「精神面」「身体面」ともに約8割が子どもを頼りにしていない
・介護経験者に、介護で「精神面」「身体面」で頼りにしている(していた)人をたずねたところ、いずれも「子ども」を頼りにした人は1~2割強。約8割は子どもを頼りにしていない
「子どもを頼らない」理由:介護離職への懸念、苦労を見せたくないという思い
・調査対象者の座談会(12名が参加)では、「子どもの生活を介護で手離してほしくない」「介護の苦労はみせたくない」など、子供に介護が及ばないようにしたいという声が多数
・総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、家族の介護や看護が理由で離職した人は年間で9万9,000人にも及んでおり、シニアの間でも「子どもの介護離職」に強い懸念がある
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【専門家の見解】
株式会社ハルメク 生きかた上手研究所 所長梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年3月から現職。主に年間約700人の50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを実施
「子供に迷惑をかけたくない」は、「子供に迷惑をかけられない」の意味。
50、60代の読者世代から頻繁に聞こえてくる「子供に迷惑かけたくない」という発言。長寿社会で身体やアタマが思うようにならなくなり、誰かに迷惑をかけてしまうのではないかという長生きリスクが、不安に拍車をかけています。
今回の調査でも、親や配偶者の介護をひとりで抱えていたり、自分の入院・介護で子供の生活を奪うことになったらどうしようと憂いたりしている様子が伺えました。詳しく話を伺うと、現実的な問題が浮上しました。時間もお金もない、かわいそうな時代を生きている子供には「余計な負担をかけられない」「人生の邪魔はできない」とのこと。「子供に迷惑をかけたくない」は、「子供に迷惑をかけられない」という意味だったのです。
介護に関する偏った報道や情報不足(限られた情報)も、自分が介護されることへの不安を増幅させているとみています。介護そのものが「たいへん」という域を超え、「見苦しい」「汚い」「醜い」など負のイメージに発展していたからです。
「入院・介護で子供に迷惑をかけないために」という特集で、読者世代の老後の心配が少しでも緩和され、気持ちがほぐれてくれたら、と願います。
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【誌面情報】
ハルメク12月号(11月10日発売)の特集テーマは「介護」。「入院・介護で子どもに迷惑をかけないために」と題し、介護される側になったときの備えを紹介しています。
■収録内容
・入院・介護の備え 基本のき
・介護のお金いくらかかる? どう備える?
・自宅派も施設派も 安心して暮らせる 住まいの準備、始めましょう
別冊付録:もしも私が入院したら見てねノート
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【調査背景】
シニア女性誌部数No.1の「ハルメク」は、長年にわたりシニア女性の意識や実態について調査・分析を行ってまいりました。総務省の就業構造基本調査(2017年)によると、家族の介護や看護が理由で離職した人は年間で9万9,000人にも及びます。シニアにとっては、「自分の子どもが介護にどう関わるか」も悩みの種となります。
人生100年時代と言われる今、自分が看る側としてだけでなく、看られる側としても不安が増大し、座談会では「子供に迷惑をかけたくない」という発言をたびたび耳にします。今回は、シニア女性の介護への意識と実態に関する調査を実施いたしました。
※調査主体の「(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
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【調査概要】
調査の方法:webアンケート方式&インタビュー
調査の対象:50~79歳のシニア女性400名、うち座談会参加者は12名
調査実施日:2018年7月
調査主体:(株)ハルメクホールディングス 生きかた上手研究所
※本リリース内容を掲載いただく際は、出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
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