Acculus、超低消費電力エッジAIカメラ/ボード Mini Watt Vision を開発
物体検知、人流解析、顔画像解析など可能、小型・バッテリー長時間動作可能なエッジAIカメラ/ボード, 実証実験も実施中
株式会社Acculusは、消費電力の低さと実用的なフレームレートとを両立した、エッジAIカメラ/ボードである Mini Watt Vision を開発しました。画像センサと、AI処理チップを2種類内蔵しています。また、処理結果の出力のために有線(USB)と無線(BLE)が使用でき、小型バッテリーも内蔵しているため、無線出力の場合は、本カメラ単体でワイヤレスで撮像・AI処理・結果送信の一連の動作が可能です。
Mini Watt Vision 専用説明ページ (デモ動画の閲覧可能)
https://acculus.jp/mini-watt-vision
Mini Watt Vision の特徴
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クラウドを用いずエッジでの処理で完結し、撮影画像はその場で廃棄するため、プライバシー保護が容易
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画像AIセンサとして世界最小レベルの超低消費電力動作と、FPS(処理フレームレート)との両立
物体検出 50mA @ 10FPS, 物体検出+詳細認識 80mA @ 5FPS (ボード全体, 画像センサを含む電力) -
消費電力の低さ、および複数のスリープモードによる、長時間バッテリー動作が可能
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高温にならず安定動作
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小型であるため設置が容易
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バッテリー動作により電力線が不要のため、設置時における自由度が向上
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画像AIの従来品より安価
従来は定期的に人が目で見て確認していたものを、本カメラに置き換えることにより省人化・省力化に寄与します。また今後も世の中にIoT・センシング機器が設置される必要性が増す中で、個々のセンサの消費電力を下げることは、持続可能な社会の構築に寄与すると考えられます。
用途例1:人や物の検出、人流解析・通行量調査
カメラの前の人や車を検出したり、数をカウントします。何を検出するかは、AIモデルを変更することで例えばペットボトルを検出するよう変更可能です。
撮影した画像はその場で破棄し、計測した数や位置といった意味のあるデータを、USB/BLEを通じて外部に出力します。
物体追跡による人流計測/交通量調査が可能
カメラ前の仮想線と呼ばれる線を、左右に跨いだ数を計測することが可能です。人流計測/交通量調査に応用できます。
計測データは蓄積しておき、後で取り出して統計分析をします。例えば時間経過に対する通過数をグラフで可視化できます。
従来品に対し、小型・バッテリー動作による設置の容易性が特徴です。
用途例2:人物顔の属性判定
人物の顔の位置を検出し、さらにその顔の属性を推定する詳細認識が可能です。例えば顔の年齢/性別推定、顔の向き推定、顔認識を行うことができます。
店舗やサイネージ機器に後付けで本カメラを付けることで、マーケティングのために、来訪者の年齢性別等の情報の収集が可能になります。
従来品に対し、小型・バッテリー動作可能であることから、後付けで設置しやすいことが特徴です。
用途例3:バーコード、QRコード、メーターの読み取り
EAN-13等の2Dバーコード、QRコードの認識が可能です。本機能と、物体検出機能とは、併用することができます。
人流解析の実証実験
本カメラによる人流解析の実証実験を、株式会社相鉄アーバンクリエイツ、株式会社相鉄ビルマネジメント、株式会社立花デバイスコンポーネントと共に実施中です。
相鉄アーバンクリエイツ、相鉄ビルマネジメントによるニュースリリース
株式会社Acculusについて
株式会社Acculusは、2018年に創業した画像認識技術の研究開発企業です。省リソースの組み込み環境での画像処理、深層学習技術に強みを持ち、特徴ある製品・サービスを自社開発して、社会課題を解決することを目指します。
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