【キュウリ新品種】日本で初めて商品化!キュウリ黄化えそ病 (MYSV) 耐病性『あすとろ』
キュウリの産地で甚大な被害を及ぼしているキュウリ黄化えそ病(MYSV)に耐性を持つ品種の商品化に、日本で初めて成功し、2021年2月発売。
株式会社久留米原種育成会(本社:福岡県久留米市、代表取締役:川崎剛司)は、キュウリの産地で甚大な被害を及ぼしているキュウリ黄化えそ病(MYSV)に耐性を持つ品種の商品化に、日本で初めて成功し、2021年2月から発売いたします。
当社は本品種の産地への普及を以って、キュウリ生産者の安心栽培と、消費者への安定供給に寄与して参ります。
1.キュウリ黄化えそ病(以下、MYSV)の概要
ミナミキイロアザミウマによって媒介されるメロン黄化えそウイルスによって引き起こされる MYSVは、キュウリでは1995年に高知県内で発生が確認されて以来、全国の産地から被害が報告されています。
MYSVに感染すると葉に特徴的な病徴が発生し、症状が進むと生育が抑えられ、また果実にも発生し、収穫量が大幅に減少します。さらに病徴が激しくなると枯死することがあります。
MYSVはウイルスの防除や媒介する昆虫の駆除が難しく、全国の産地からMYSVに耐性を持つ品種の要望を強く受けていました。
2.「あすとろ」の概要
育種素材には農研機構が開発したMYSV耐病性の「きゅうり中間母本農7号」を用いて、自社の系統に交配し、選抜と耐病性の検定を長年に亘り繰り返しました。
前述の末にMYSV耐病性を持つ親系統の育成に成功、さらにその親系統を用いた品種の試験栽培を繰り返し、その中から一番結果が良かった品種を「あすとろ」と名付けました。
農林水産省品種出願「KUC-1902」、他耐病性はうどんこ病・褐斑病・べと病、適合作型はハウス栽培における2~8月播種、3~9月定植の雨除け・抑制栽培、主枝雌花率は30~50%、果長は20~21cm、果形は高温期に極めて安定します。
Youtubeで開発秘話公開中
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社久留米原種育成会 広報担当:井上
電話:0800-808-0840
メールアドレス:info@kurume-gensyu.co.jp
FAX:0942-26-3235
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