国内初!!内水氾濫による浸水をいち早く検知し、LINE通知するとともに、地図上で浸水地点を見える化する、安価な浸水検知センサを発売開始!!(2021年3月1日発売)
水害発生時の迅速な初動対応に寄与
亀岡電子株式会社(本社:京都府亀岡市、代表取締役:川勝洋、以下亀岡電子)は、任意の場所に設置したセンサが浸水を検知すると、LINEでお知らせするとともに、地図上で浸水地点を見える化する安価なセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)を発売開始しました。内水氾濫による浸水検知に特化し、LINE通知を行うセンサの発売は国内初となります。
年々全国各地で水害発生リスクが高まるなか、身近な場所の浸水状況をいち早く知らせることで、人的被害や家財への被害を最小限に抑えることに寄与していきます。
(HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/)
年々全国各地で水害発生リスクが高まるなか、身近な場所の浸水状況をいち早く知らせることで、人的被害や家財への被害を最小限に抑えることに寄与していきます。
(HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/)
■展開背景
平成30年の西日本豪雨、令和元年の台風19号、令和2年の7月豪雨による被害など、毎年のように日本全国で水害が多発しているなか、各自治体では危機管理型水位計や防災カメラの設置が進められています。しかしながら、これらの機器は設置工事費を含めると1基数百万円になるものが多く、主要な河川等限られた場所にのみ設置されているのが現状です。
亀岡電子が京都府福知山市で実施した市民へのヒアリング調査によると、「大きな河川の水位や、離れた場所の防災カメラ映像を見ても自分事にならず直接避難に繋がらない」「行政から河川水位情報や防災カメラ映像が提供されているが、ホームページを開いてわざわざ見る人は少ない」「もっと身近な場所の浸水情報を直接知らせてくれるようなセンサがあれば欲しい」という声が聞かれました。セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)はそのような市民のニーズに応える形で、河川ではなく冠水しやすい道路や住宅近くの水路など、住民にとってより身近な場所の浸水を知らせる「シンプルで安価なツール」として開発されました。
■セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)の特徴
KAMEKER3は、河川の水位を測るセンサではなく、内水氾濫時に早期に浸水する道路脇や、住宅近くの水路脇に設置することで、住民の避難に直結する「より身近な浸水情報」を提供できる、他には無い特徴を持った商品です。
①シンプルな機能
・浸水を検知したいポイントにセンサを固定するだけ。システムに関する知識や電気的な専門知識は不要。
②低価格
・危機管理型水位計の10分の1程度のコストで導入可。通信費+アプリ利用料も500円/月以下。
③大掛かりな工事が不要
・乾電池式、セルラー通信式なので、電源引込工事、ネットワーク配線工事が不要。
④LINEでアラート通知
・専用アプリではなく、広く普及しているLINEを活用。
⑤浸水情報を地図上で見える化
・浸水している場所が地図上で赤く表示される。
⑥市販の乾電池で2年以上稼働
・市販の単三電池3本、単四電池2本で2年以上稼働します。
■LINE通知と浸水アラートマップについて
・ユーザーがあらかじめ登録しておいたセルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)が浸水を検知すると、以下の写真のようにLINEで浸水検知情報を発信します。
※センサの登録は、マップ上から浸水通知を受けたいセンサをタップし、通知ONにするだけの簡単登録。
・LINEメッセージに添付されているURLをクリックすると、「浸水アラートマップ」が開き、浸水している地点が一目で分かります。
※浸水している地点が赤色でマッピングされます。
■購入者専用「センサ管理画面」について
・セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)の購入者は、「センサ管理画面」から、設置しているセンサの詳細設定ができます。
・センサ設置位置情報の変更、センサ名の変更、浸水時のLINE通知メッセージの編集、テスト通知モードへの切替、浸水検知履歴のログデータ出力、任意のLINE通知メッセージの作成と送信、etc
■実証実験について
2019年7月から京都府福知山市様のご協力により、セルラー通信式浸水検知センサ(KAMEKER3)の設置を開始し、現在も福知山市内18ヶ所で実証実験を継続しています。福知山市様以外にも、複数の自治体において実証実験を実施し、そこで得られた課題をもとにセンサを改良することで、自然環境下においても安定して浸水を検知出来るセンサを完成させました。
■今後の展望
本製品は、従来の危機管理型水位計や防災カメラ等と競合するものではなく、身近な場所の浸水をLINE通知することによって「より迅速な初動対応に繋げる」という補完的な役割での使用を想定しております。予算の都合で今まで手の届かなかった場所に安価なセンサを設置することによって、少しでも早く浸水を知らせ、人的被害や家財への被害を最小限に抑える一助となることを目指します。
2021年度は近畿地方、中部地方を中心とした複数の自治体で正式導入を予定しておりますが、九州地方をはじめ日本全国の自治体や自治会(住民個人)への導入拡大も展望しています。
■KAMEKER SENSING ブランドについて
【ブランドミッション】
「水を知る 水を知らせる」
「センサ技術で安心安全な社会づくりに貢献する」
【ブランドステートメント】
弊社は過去30年間、大手センサメーカーの協力工場として主に工場向けのFAセンサを製造してきましたが、工場以外でも安心安全な社会づくりに貢献できる商品を提供したいとの思いで、静電容量による検出技術のノウハウを活かした、「水を知る 水を知らせる」商品の開発に取り組んでいきます。
自社のセンシング技術とIOTを組み合わせた新たな商品で、社会課題を解決し、世の中に必要とされる企業であり続けることを目指します。
■お問い合わせ
亀岡電子株式会社 商品開発部 商品企画チーム 澤田 晃仁(さわだ あきひと)
e-mail:a_sawada@kameokadenshi.co.jp
製品HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/kameker2/
会社HP:https://www.kameokadenshi.co.jp/
■設置事例
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