オールインワンスマート3次元センサーGocator、金属等も計測・検査可能な新モデルを発売開始

～従来の赤色レーザーに比べ波長の短い青色レーザーを採用。更に広視野モデルの新型番を追加。～

GocatorはカナダLMI Technologies社により開発された、ファクトリーオートメーションの世界で幅広く採用されている3次元センサーです。PCレスで使用でき、サーバー・コントローラー機能が内蔵しており、本体一つで3次元寸法測定や画像処理を行うことが可能です。国内でも大手自動車メーカー様を始め、多くのお客様からご愛用頂いております。

産業用カメラ・画像処理のリーディングカンパニーである株式会社リンクス（所在地：東京都品川区、代表取締役：村上 慶 以下、リンクス）は、2020年10月1日より3次元スマートセンサーGocatorの新型3機種を発売開始致しました。
今回新たに発売された3機種は、Gocatorシリーズでも高精度モデルとなる2400シリーズです。これまで赤色レーザーのみだった2430/2440モデルに、新たに青色レーザーモデルが加わりました。また、新機種として広視野モデルの2450もラインナップに加わりました。

 

• 青色レーザーのメリット

​新しく発売された青色レーザーのメリットは、その短い波長にあります。従来の赤色レーザーの課題は、金属などの反射率が高い対象物を計測する際、対象物の表面で光が散乱してしまい、3次元データの抜けやムラが生じてしまっておりました。
今回発表された青色レーザーは、赤色レーザーに比べ波長が短く、レーザーを細く絞ることが可能です。そのためラインレーザー幅が短くなり、散乱の影響が少ない鮮明な画像を取得することができます。

• 青色レーザーと赤色レーザーの比較

上記写真は、金属プレート上にあるノック穴周辺の表面を、赤色レーザーと青色レーザーのそれぞれで撮像したものです。 赤色レーザーを用いたものは、ワーク表面での散乱の効果が強く、データ抜けやムラが生じてしまいます。 一方青色レーザーでは、エッジ、平坦部、傷の全てに対して鮮明なデータを取得することができています。

• 金属検査の適用事例

​青色レーザーは散乱によるノイズが少ないため、反射の強い金属表面の検査に適しており、そのアプリケーションの例としてEVバッテリーの外観検査が挙げられます。青色レーザーを用いることで金属表面をきれいに撮像することができ、表面の傷や打痕を安定に検査することが可能になります。特に広視野タイプのGocator2450は425mmの範囲をカバーできるので、電池側面のような広い面の検査用途にも十分適用可能です。

• IP67対応、屋外の用途でも適用可能

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Gocatorは室内だけでなく、レールの形状計測といった屋外での用途にも適用可能です。 天候の変化によりレールの表面が濡れて反射が強くなったり、太陽光の照り返しが強い環境においても高精度に計測を行うことができます。 また、Gocatorは全機種IP67規格での防塵・防水加工がされており、安心して屋外でお使い頂けます。

• 無料3次元評価計測、デモ機貸出を実施中

リンクスでは、Gocatorシリーズやその他3次元センサーを用いた無料の評価計測を行っております。3次元の検査・計測でお悩みの課題がございましたら、お気軽にご相談下さい。計測結果レポートを作成し、最適なソリューションを提案させて頂きます。
また、ワークをお送り頂けない場合は、訪問やデモ機貸出も随時行っております。
 

 

【株式会社リンクス概要】
商号： 株式会社リンクス（LINX Corporation）
代表者： 代表取締役社長  村上　慶
本社： 〒141-0021 東京都品川区上大崎2-24-9　アイケイビル4階
大阪支社： 〒532-0003  大阪府大阪市淀川区宮原3丁目5-24 新大阪第一生命ビルディング2F
TEL： [phone]（代）
FAX： [phone]
設立： 1990年6月11日
事業内容：
●画像処理ライブラリHALCON・産業用カメラBasler・3次元センサーGocator・ソフトウェアPLC CODESYSなどの世界最先端製品の輸入販売、取扱製品に対するソリューションコンサルティング
URL：https://linx.jp/

 【お問合せ先】
■株式会社リンクス　マーケティング・広報担当
TEL： [phone]（代）