STEAM教育の真骨頂!国際ロボット競技大会を日本で開催「VEX IQ Competition Japan Cup in 2023」
~2023年3月19日(日)にTOKYO GLOBAL GATEWAYにて開催〜
関連webサイト:https://stemjapan.org/
国内でSTEM教育を普及させる目的と、子供達の国際交流を図るため、2018年より「Japan Cup」を開催しています。VEXを用いた全ての競技大会では、勝敗にフォーカスせず、チームの活動を評価することに重点を置いており、特に「Student-Centered Policy」という方針は、ロボットの設計やプログラミングに、一切大人が関与しないことを徹底しています。そんなロボット競技大会を通して、急成長する新しい教育の形を体現していきます。
■世界中で導入が進められている「STEM教育」とは
STEMとは、サイエンスのS、テクノロジーのT、エンジニアリングのE、そしてマスマティックスのMの頭文字で構成された造語です。現在では、アートの要素も取り入れられ、Aが加えられたSTEAMとしても知られており、国内では経済産業省を筆頭に、STEAMと呼ばれることが多いようです。
そんな“STEM”が、近年国内でも注目されています。
STEM教育の起源はアメリカにありますが、もともと子供達に理数系の科目を加えたことによって、早いうちから専門分野に対する興味を育むことに成功し、格段に教育のレベルが上がったというのが「STEM教育」の始まりです。
そこに大きな役割を果たしたのが、ロボット工学を始め、プログラミングといった分野で、定期的な競技大会を開催することにより、興味を維持するだけではなく、チームワークやコミュニケーション、リーダーシップなど、一般社会でも必要とされるソフトスキルも育まれるとして、2010年代初頭より、急ピッチで世界に広がっています。
■ロボット競技大会概要
RECファウンデーション(ロボティクス・エジュケーション・アンド・コンペティション財団)が開催するロボット競技大会には、小・中学生を対象とした【VIQC(VEX IQコンペティション)】と、中学・高校生を対象にした【VRC(VEXロボティクス・コンペティション)】、そして大学生を対象にした【VEX U】があります。
毎年、4月下旬から5月上旬にかけてアメリカで世界大会が行われており、世界中より1,400チームが参加し、各競技の優勝チームが決定されます。その直後に新たな競技テーマが発表され、世界同時で新しいシーズンが幕開けします。現在では、70カ国以上で2万7千チームの登録があり、競技人口はおよそ110万人以上おり、2022年にはコロナ禍でありながら、リモートシステムも早急に導入され、世界で2,600以上の競技大会が登録され行われました。また競技大会に参加する人数の多さは、2016年、2018年、2021年に、ギネス記録として認定されています。
■競技内容
今シーズンのVIQCの競技テーマは、「SLAPSHOT」です。競技フィールドには、直径6.35センチのディスクが45枚、ディスクを獲得するためのゴールゾーンや、3種類のディスク・ディスペンサーが5つ用意されています。いかに多くのディスク・ディスペンサーからディスクを奪い、そしてそのディスクをゴールゾーンに入れるかがSLAPSHOTのゲーム内容です。
また、競技は3種類に分かれており、60秒間にランダムで選ばれた別のチームと協力して、2チームで高得点獲得を目指す「チームワークチャレンジ」と、個々のチームのロボットの実力を競い合う「スキルスマッチ」があります。チームワークチャレンジは、通常一日に6チームと組みます。スキルスマッチは、更に2種類のマッチに分かれており、リモコンを使用して操作性を競うマッチと、プログラミングの技術を競うマッチがあり、各マッチの最高得点をもとに、勝敗が決まります。
■「VEX IQ Competition Japan Cup in 2023」参加チーム・所属学校一覧
海外チーム所属校
・Aliamanu Middle School(米国)
・Sacred Hearts Academy(米国)
・Waiakea Intermediate School(米国)
・Ka'Ohao Public Charter School(米国)
・Silver Oaks International School(インド)
公立所属校
・東京都八王子市立宮上中学校
・東京都八王子市立宮上小学校
・東京都目黒区立第十中学校
・東京都世田谷区立松丘小学校
・東京都調布市立北ノ台小学校
・山形県小国町立小国小学校
私立所属校
・昭和女子大学附属昭和中学校
・昭和女子大学附属昭和小学校
・慶應義塾横浜初等部
・青稜中学校
・LCA国際小学校
・西町インターナショナルスクール
■今後の取り組み
一般社団法人 青少年STEM教育振興会(YSE)では、一年を通じて、STEM教育の普及活動をしています。また子供達にSTEMに対する興味を開花させ、その育んだ興味を維持するため、RECファウンデーションが主催するロボット競技大会を国内で運営しています。
YSEは、RECファウンデーションのイベントパートナーとして、国内でのロボット競技大会の運営管理をしており、競技人口に合わせ、毎シーズン競技大会やワークショップなどのイベントを開催しています。
毎年5月に新しい競技シーズンが始まり、ゲームマニュアルの翻訳、および解読をします。、6月には新しいゲームエレメントを入手し、ワークショップを開催し、10月より練習試合を参加校と協力して開催して、1月には世界大会予選を開催します。
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