コロナ禍で分断された世界をつなぐ。NPO法人DEAR MEが2年ぶりにフィリピン マニラで貧困地区の子どもたちとファッションショーを開催!
ファッションで社会課題の解決を目指すNPO法人DEAR MEは、2015年よりフィリピンのマニラ首都圏にある貧困地区の子どもたちと共に夢を描くファッションショーを開催して参りました。新型コロナウィルスの影響により、2020年の2月に7回目のショーを開催して以降、活動休止を余儀なくされていましたが、約2年半ぶりに2022年6月、フィリピン マニラにて第8回目のファッションショーを開催いたします。
【プロジェクト背景】
当団体のフィリピンでの活動拠点は、マニラ首都圏内のケソン市にある「パヤタス」と呼ばれるエリアです。パヤタスは巨大なゴミ処分所があることで有名でした。2017年にゴミ山自体は閉鎖されていますが、現在も、パヤタスから離れたモンタルバンというゴミ集積場に通い、収集したゴミを販売して生計を立てるスカベンジャーとして働く人々もいます。パヤタスで暮らす人々の平均収入は1日100ペソ〜300ペソ(日本円で約250円〜約750円)と、大半の人々が極めて貧困状態にあります。※1
当団体はこのような地域に暮らす子どもたちと2015年から過去7回、ファッションショーを開催して参りました。
ファッションショーのテーマは、「ランウェイの上で夢を描く」。「ランウェイを歩くように、みんなで胸を張って人生を歩んでいこう」という想いを込めています。
2020年のファッションショーでは、マニラ首都圏のバゴンシーラン・エルミタ・ビノンド地区の子どもたちもモデルとしてファッションショーに出演。露天商として路上で物を売り生計を立てる子どもたちや、都心部でストリートチルドレンとして暮らす子どもたちも、ランウェイの上で素晴らしいステージを披露してくれました。
※1 NIKKEI Asia 2017年記事
https://asia.nikkei.com/NAR/Articles/The-mountain-of-garbage-that-blights-the-Philippine-capital
【「Our Life, Our Runway」今回のショーに込めた想い】
ファッションショーのTeaser動画(予告動画)の一部
1.ひろがる格差
当団体の活動地域では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため厳しいロックダウン施策が敷かれました。その影響で子どもたちは学校に通うことができず、貧困地区ではインターネット環境も乏しいためオンライン教育も受けることもできませんでした。また、日雇い労働者が多いため、子どもたちの親の多くが仕事を失いました。
フィリピン統計庁によると2021年上半期、必要な食料などを買うことができない「貧困層」の割合は23.7%。※2 民間の大手調査機関「SWS」の調査によると、自身の家庭を「貧困」と答えた割合は43%と格差が更に広がっています。※3
格差が広がり先行きが見えない日々を送ってきたフィリピンの子どもたちと改めて、一緒にランウェイの上で夢を描くことで、未来への希望につながるファッションショーを共創します。
※2 フィリピン統計庁 2021年調査
https://psa.gov.ph/content/proportion-poor-filipinos-registered-237-percent-first-semester-2021
※3 Social Weather Station 2022年調査
https://www.sws.org.ph/swsmain/artcldisppage/?artcsyscode=ART-20220518092831
2.先行きの見えない未来に不安を覚える若者へのメッセージ
2020年に開催した第7回目のファッションショー後、世界を新型コロナウイルスの脅威が襲い、当団体は2015年より毎年行っていたファッションショーの中止を余儀なくされました。
新型コロナウィルスの影響で、私たちのように、閉ざされてしまった挑戦や先行きの見えない日々に不安を覚えた人々もたくさんいたはずです。
また、コロナウィルスの影響で、世界中の至るところでヘイトクライムが起きたり、経済不況で格差が深刻化したりと世界が分断されています。
再始動する今回のショーでは、フィリピンの子どもたちだけでなく、世界中の人々へ、「共に胸を張って自信を持って生きていこう」というメッセージを伝え、分断された世界を夢で繋ぐファッションショーをみんなで共創していきます。
【第8回ファッションショー概要】
ファッションショーのTeaser動画(予告動画)の一部
2022年6月17日(金)
モデルとなる子ども:ディビソリア、エルミタ、ビノンド地区の子どもたち16名
場所:フィリピン マニラ首都圏 マニラ
連携団体CHILD HOPE運営CHILD HOPEオフィス
2022年6月18日(土)
モデルとなる子ども:パヤタスに住む子どもたち10名
連携団体、国境なき子どもたちフィリピン運営「若者の家」で暮らす子どもたち7名
場所:フィリピン マニラ首都圏ケソンシティ パヤタス
国境なき子どもたちフィリピン運営パヤタスセンター
2022年6月20日(月)
モデルとなる子ども:バゴンシーランに住む子どもたち10名、
場所:フィリピン マニラ首都圏ケソンシティ バゴンシーラン
※日程・場所は急遽変更の可能性がございます。
発信
上記で開催するファッションショーは、弊団体のSNS上でライブ配信する予定です。
また、ファッションショーのプロモーション動画を作成し、7月中旬を目安に公開する予定です。
(各種SNSは下部の団体概要をご覧ください。)
「サスティナブルファッション」を取り入れたプログラム
1.「Love myself 」ステージ
子どもたちに事前に描いてもらった夢の衣装をもとに、有志のボランティアの方々に衣装を製作していただきました。衣装で使用した素材は、本来アパレル企業が廃棄する予定であった服を株式会社ウィファブリックより提供していただき、地球環境に配慮したモノづくりを行いました。
本来廃棄される予定だった服
子どもがデザインした絵を元にアップサイクルして製作したワンピース
2.「Speak out your dream」ステージ
当団体スタッフが制作したオリジナルTシャツを着用し、子どもたちにステージ上で自分の夢を発表してもらうステージです。オリジナルTシャツは左側にフィリピンの街並みを、そして右側にはビルが立ち並ぶ日本の風景をイメージしており、それを橋で繋ぐことで「フィリピンと日本は繋がっている」という意味がこめられたデザインにしました。
当団体制作のオリジナルTシャツ
3.ダンスステージ
【協賛企業について】
株式会社ウェブシャーク
▼NPO法人DEAR ME 専用クーポンコード
NPDR
▼Yogibo公式オンラインストア
https://bit.ly/3pZd36J
▼株式会社ウェブシャーク
https://www.webshark.co.jp/
【衣装協力について】
株式会社ウィファブリック
ECサイト版のアウトレットモール「SMASELL(スマセル)」を運営する、株式会社ウィファブリック。
=株式会社ウィファブリック 執行役員CMO 藤本恵子様からのコメント=
服を通してフィリピンの子供たちと夢を描くこの活動に共感し、本取り組みに参加させていただきました。ショーだけに留まらず、教育から事業に至るまで、現地の子供たちの将来を考えた一貫した活動にも、我々が想い描く持続可能性との親和性を感じています。
今回は、子どもたちのオリジナル衣装制作のため、同社の洋服を32着、協賛させていただきました。
▼株式会社ウィファブリック
https://www.wefabrik.jp/
【協業NGO団体について】
国境なき子どもたち
▼国境なき子どもたち
https://knk.or.jp/
CHILD HOPE
▼CHILD HOPE
https://childhope.org.ph/
【NPO 法人 DEAR ME】
2015 年に神戸の学生団体として発足し、2019 年7月に NPO 法人化。「ファッションと夢で共に創る未来への循環」をビジョンに、ファッションを通して持続可能な社会創りを目指す。2015 年より計7回ファッションショーを開催。今後フィリピンで、描いた夢に向かって努力できる環境を創るため、ファッションスクール「coxco Lab(ココラボ)」を開校予定。
ウェブサイト:https://npodearme.com
インスタグラム:https://www.instagram.com/dearme_fashion/
Tiktok:https://www.tiktok.com/@dearme_fashion3
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC6MH0kQMPLlAy5bCiWENtPg
Facebook:https://www.facebook.com/dearme2015/
Twitter:https://twitter.com/dear_me_fashion
【本資料に関するお問い合わせ】
特定非営利活動法人DEAR ME(ディアミー)
代表理事 西側/理事 小村
Mail:info@npodearme.com
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