高橋工房、月岡芳年「月百姿」の7作品を復刻しウェビナーで取り組みを発表
幕末から明治にかけて活躍し、「最後の浮世絵師」として注目を集める月岡芳年。その代表作の復刻に江戸木版画 高橋工房が挑む
尚、この取り組みは、東京都「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業として実施されたもので、高橋工房はこのプロジェクトに江戸木版画として採択され、2019年より参加しています。
※本ウェビナーの参加には事前申込が必要です。以下よりご確認ください。
■月岡芳年「月百姿」の復刻にいたった背景
文化財の修復は近年様々な分野・作品でなされるようになりましたが、江戸木版画においては、後手にまわっているのが現状です。江戸木版画は、技の保存と伝承を目的に文化庁から選定保存技術保存団体(「修復」部門)の認定を受けています。
しかし、多くの江戸木版画は版木自体が既に消失していることが多く、この度のように古版木を入手し、「修復」にかかることのできるのは貴重な機会でした。また、国内外問わず北斎や広重を筆頭にして、更に日本の「浮世絵」が広く認知されるようになってきた中、彼らの築いた浮世絵世界や日本的情緒を踏襲しながらも、時代の変遷に沿うかたちで描写の精度をより高めた「最後の浮世絵師」、月岡芳年の画に改めて注目が集まっています。
■ウェビナー概要
Reviving Yoshitoshi’s Moon
Restoration,Reprint & The Last Great Master of Ukiyo-e Woodblock Printing
日時:2021年3月18日(木)22:00-23:00(ロンドン13:00-14:00)
事前申込:https://zoom.us/webinar/register/1616136683165/WN_eSaVIu2QTv6tPhr2z1ytpA
大英博物館学芸員のアルフレッド・ハフト氏(Alfred Haft氏)による作品解説や、高橋工房代表の高橋由貴子とのダイアログ、復刻工程の紹介を実施いたします。
※本ウェビナーは英語での実施となります。
■江戸東京きらりプロジェクト
『江戸東京きらりプロジェクト』とは江戸東京の伝統ある技や老舗の産品に新たな視点で磨きをかけ、東京を代表するブランドとしてその価値と魅力を発信する取組です。
オフィシャルWebサイト:https://edotokyokirari.jp/
■高橋工房
高橋工房は安政年間(1854年~1860年)に創立し、160年前から今に至るまで変わることなく、伝統の木版画の制作を続けています。初代から継承する「摺師」としての技術と、作品を総合的にプロデュースする「版元」としての幅広い知識と感性を活かし、商品の企画から制作までを行っています。
高橋工房Webサイト:https://takahashi-kobo.com/
月岡芳年ページ:https://takahashi-kobo.com/tsukihyakushi/
株式会社高橋工房/ Takahashi Kobo Co., Ltd.
〒112-0005 東京都文京区水道2-4-19
TEL 03-3814-2801
問い合わせ:https://takahashi-kobo.com/contact/
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