<医師1,578名調査>「医療における新技術活用」のアンケート結果を公表
AIやロボット手術などの新技術を「活用している」医師は多くとも2割程度…一方で7割の医師が「ChatGPTは医療現場で活用できると思う」と回答
アンケートでは、「AI(人工知能)」や「ロボット手術」など6種の新技術について、勤務先での活用状況や今後期待できる新技術の有無などを調査。いずれの新技術も、活用されている割合は多くとも2割程度に留まり、導入が進んでいない実態が明らかになりました。
今後期待する技術としてはAIによる画像診断を挙げた医師が最も多かったほか、ChatGPTなどの生成AIも7割の医師が「活用できる」と回答しました。
他にも、診療科別の新技術の活用割合や、新技術の進歩によって医師の仕事がどのように変わると思うかなど、アンケート結果を詳しく紹介しています。
■本調査結果の概要
〇新技術を「活用している」という回答は多くても2割と、全体的に導入が進んでいない状況
〇勤務先別に見ると、アンケートを取った6種の新技術のうち5種について、
「活用している」割合が大学病院で最多
〇医師が期待している新技術は「AI画像診断」、「遠隔医療」、「再生医療」、「ロボット手術」など
〇ChatGPTなどの生成AIについて、7割の医師が「医療現場でも活用できる」と注目
活用目的例
・問診や予診
・鑑別診断、治療法選択の補助
・カルテや患者説明、退院サマリ等の書類作成
・研究論文作成時の英文校正
・当直表作りなどの雑務
〇新技術が医師の業務や役割をどう変化させていくかについての自由回答
・AIはデータの整理、診断補助に役立ち、医師の仕事負担軽減につながると思う。 (50代男性、精神科)
・書類やサマリー作成の負担が軽減されより医療に集中できる (30代男性、小児科)
・診療にFocusでき、かつ診断面での誤診は少なくなると思います (40代男性、心臓血管外科)
・AIの診断を医師が確認するという流れになる。AIと医師は共存できるかもしれないし、医師が失業するかもしれない。 (60代男性、放射線科)
・専門性が担保できなければ、医者は淘汰されると思います。簡単な診断やカウンセリングは、もはや生成AIのほうが上手ですから。 (40代男性、小児科)
・これまでのように、いかに知識を身に付けるかではなく、膨大な情報をいかに選択し活用していくかという能力が重視されていくと思います。 (30代女性、健診・人間ドック)
・AIでは対応困難な患者に対しての心理的サポートスキルが、医師にはさらに必要になると思う。 (60代男性、一般内科)
・医師は診療そのものよりコーディネート業務がメインとなっていく (40代男性、消化器外科)
・世がどう変わろうと、医療においては最終責任は医師にかかってくるので、覚悟の持ち方だけは変えてはいけない。 (60代男性、消化器外科)
本調査の詳細に関しましては、下記のURLをご覧ください。
・医師の仕事は新技術の活用でどのように変わるのか?-医師1,578人のアンケート結果
https://www.dr-10.com/lab/new-technologies/
■調査概要
1.調査期間
2023年10月24日~31日
2.調査主体
自社調査
3.調査対象
株式会社メディウェルの医師転職サービスに登録している医師会員
4.有効回答数
1,578件
5.調査方法
インターネット調査
■引用・転載時のお願い
本調査結果の引用、転載時には以下の2点をお守りいただきますようお願いいたします。
・「株式会社メディウェル」による調査である旨の明記
・WEB上での引用・転載を行う場合には、上記に加え、引用元のURL(https://www.dr-10.com/lab/new-technologies/ )へのリンク付与
■サービス・会社概要
【医師転職ドットコム】
サイト概要:2004年より運営している会員数65000人以上の医師向け転職支援サイト
【会社概要】
企業名 :株式会社メディウェル(https://www.mediwel.net/ )
所在地 :〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西5丁目2番地興銀ビル9階
事業内容:医療機関を対象とした経営コンサルティング事業、
病院経営に関する情報発信、
医療従事者の紹介事業、医療関係職員の研修、
セミナー並びに各種イベント企画、立案
代表者 :代表取締役 中村知廣
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