リモートワークで困ったことランキング【300人にアンケート調査】
アンケートの詳細はコチラ:https://tng-marketing.com/freelance/knowledge/post-304/
<調査概要>
調査対象:普段リモートワークをしている会社員
調査人数:300人
調査日:2021年08月12日~2021年08月15日
調査方法:インターネットによるアンケート調査
<調査結果サマリ>
全体の28%が「コミュニケーションの悩みや不満」について回答し最多となる
コミュニケーションの問題は10個のパターンに分けられる
急激な体重増加や運動不足により、体の不調や病気のリスクも
子供が仕事の邪魔をしてくる、家族の声や生活音が気になるとの声が多数
インターネット回線の問題は個々の対応が難しいため、会社の協力が必要
自宅には仕事以外の誘惑が多い、やる気が出ないという声も
<回答者の属性(性別・年代)>
男性:198人(66.0%)、女性:102人(34.0%)
20代:61人(20.3%)、30代:112人(37.3%)、40代:86人(28.7%)、50代:34人(11.3%)、60歳以上:7人(2.3%)
■3割近くが「コミュニケーション」についてストレスや不満を抱えているという結果に
「リモートワークで困ったことを教えてください」と自由記入形式で質問し、その回答を集計しました。
同様の回答がなかったものについては「その他」にまとめています。
まずは、全回答のランキングをご覧ください。
300人中84人がコミュニケーションについての悩みや不満を回答し、全体の28%にのぼりました。
2位以下には、「運動不足・太った(50人)」「仕事に集中できない・リモート環境が整っていない(42人)」「ネット環境が不安定(36人)」「やる気が出ない・仕事以外の誘惑が多い(22人)」がランクインしています。
それでは、1~7位までの実際の回答をご紹介します。(解決策については上記詳細URLにまとめてあります。)
▼1位「コミュニケーションが取りづらい」と回答した人の声
後輩がどんな電話対応をしているのかわからず指導ができない、周囲の雑談から得ていた情報がなくなった(誰が今どんな仕事をしているのか、繁忙度合い、異動など)、ちょっとした面白かったことの共有が難しい。(50代女性)
社内の事務担当者と電話で連絡が取れない。すべて、メールでのやり取りになり、回答が来るまで、2~3日かかる。電話だと1分で済むことなのに面倒です。(50代男性)
いくつかあるのですが、1番はコミュニケーションが非常に取りづらい点です。リモートワークを始まった当初はコミュニケーションが取りづらく情報共有が取れなかった為、今では毎日朝の15分間全員が集まるミーティング時間を設けるようにしております。(40代男性)
飲食関係ですが、このコロナ禍により各店舗も休業が相次ぎ本社もまたリモートでの業務へと対応が置き換えられておりますが、やはり第一に会議などにおいて、直接対面でのやり取りによって生まれる提案や質問・意見等は、リモートになってからは特に難しさを感じますし、店舗間の連携面や取引先とのコミュニケーションなどは日々直接足を運びながら深めていく必要がある為、それが出来ない現状に頭を悩ませているところです。また、個人的に人付き合いが好きな方なので、単純に孤独感のようなものも感じております。(40代男性)
業務の説明など実施する際に、相手のPC画面を共有してもらうが、その画面内のどこどこに対してどういった操作をする~、といった操作説明に時間がかかってしまう。近くにいるのであれば、指差しなどで次の操作や切り替える画面を指示できるが、近くにいないというだけで、各ボタンや各画面の詳細説明が逐一必要になってしまう。(40代男性)
余分なWEB会議が増えた。出社していれば立ち話程度で済んでいたものも・・・。(30代男性)
文字でのやりとりが中心になるので、メールやチャットの文面に必要以上に気を遣わなければならなくなった。(30代女性)
対面で話すのと違って相手の雰囲気や表情が読み取りにくい(30代男性)
直接顔を見て話ができない(会社のPCはカメラなし)なのでコミュニケーション取りづらいです。Web会議で説明がうまく伝わらず、見てわかる資料を作る必要が出てきました。(30代男性)
一言にコミュニケーションの問題といっても、様々なケースがみられるようです。
上記の回答をまとめると、以下10個の問題が挙げられました。
後輩・部下への指導がしづらい
チームメンバーの状況が把握しづらい
ちょっとした雑談や情報交換がなくなった
相手にニュアンスが伝わらない・汲み取りづらい
相手の感情や雰囲気が読み取りづらい
会社の人へのメールやチャットの文面に気を遣う
会社の人への連絡がメールになり返答に時間がかかる
Web会議が増えた
説明するために資料を作る手間が増えた
孤独を感じる
会社で顔を合わせて口頭でコミュニケーションを取る場合と、チャットやメール、電話だけでやり取りするのでは、相手の感情が伝わりづらいですし、業務の説明や指示などもしづらくなります。
コミュニケーション不足により、仕事の効率が悪くなってしまったり、社員同士の仲が悪くなる可能性も十分に考えられますね。
▼2位「運動不足・太った」と回答した人の声
とにかく動かなくなってしまったので体重がかなりヤバい状態です。(50代男性)
リモートワークをする前より運動量が減ったため、体力がなくなったり体重が増えたりしました。(30代男性)
動くことが少なくなったため、太り気味になってきています。隙きを見て運動をしたりしていますが、全然痩せないのが困っています。(30代男性)
以前は出張やアポも多く運動量も多かったが、全く動かなくなり1年半で10キロほど太りました…。(30代女性)
動かないので太ったこと。長時間の座席は心筋梗塞や血管系へのリスクが高まるため、工夫をしなければと考えていますが、まだ動いていません。(30代男性)
リモートワークをする前より運動量が減ったため、体力がなくなったり体重が増えたりしました。そのため意識的に立ち上がって、部屋の中を歩くようにしています。(30代女性)
間食が増えて少し太りやすくなりました。(30代男性)
リモートワークによって歩く機会は確実に減り、仕事の合間にお菓子を食べることもあるため、太るのは当然のことかもしれません。回答者の中には、1年半で10キロ太ったという方もいました。
急激な体重増加や運動不足は、体の不調や病気のリスクにもつながります。
▼3位「仕事に集中できない・リモート環境が整っていない」と回答した人の声
コロナ禍で買い物に行く機会を減らしおり、ネット注文の商品が度々届きます。都度、中断されるので、困っています。(50代男性)
家にデスクがなく、床に座って仕事をしているので、椅子に座って仕事するよりきつい。(40代女性)
家の中に仕事部屋がないので家族がテレビを見たりする音がうるさい。(50代女性)
マンション住まいなので上階の足音、選挙カー、外で遊ぶ子供の声、その親の談笑する声が聞こえてきて集中できない時がある。(30代男性)
近所にガソリンスタンドや商業施設があるので雑音や人の声が気になって集中できない。(50代男性)
リモートワーク部屋などを作っていないので、やはり子供が思ってないところで入ってきて邪魔されるところ。(30代男性)
子供が夏休みのため、遊んでもらおうとして話しかけてくることが多く、なかなか集中できないことがあり困っています。(40代男性)
家族もリモートワークなので、会議の時間がかぶるとお互いの声が気になる。会議の時間だけ別の部屋に行くが、そちらにはエアコンがついてないので汗だくになる。(30代女性)
道路に面している家なので、大型車が通るとうるさくオンラインミーティング中に聞き取りづらい。(40代女性)
空調や照明、騒音など、オフィスのように仕事に集中できる環境を整えるのが難しい。(20代女性)
職場と違って、自宅だと仕事に集中できないことも多々あるかと思います。
回答の中で多かったのは、子供が仕事の邪魔をしてくる、家族の声や生活音が気になるというものでした。
その他、仕事部屋がない、仕事用のデスクや椅子がない、自宅付近の騒音がうるさいなどの声がみられました。
▼4位「ネット環境が不安定」と回答した人の声
とにかくパソコンが遅いのが困ります。会社のサーバーにアクセスして仕事をしていますが、何かワンアクションを取るたびにパソコンの動きを待っている状態。もう少しネット環境を改善する必要があります。(50代男性)
それぞれ自宅のネット回線状況がバラバラなので、ミーティングなどをする時に参加者1人でもネット回線が悪いとミーティングがやりにくくなってしまう。(30代女性)
家のWi-Fi環境が悪く、メールの受信が随時行われない。家庭で使用している物なので個人的に環境を整えるわけにもいかず、大変不便しています。(30代女性)
ポケットWi-Fiを使用してのオンライン会議はネットワーク環境が不安定で困り、光回線に切り替えました。(30代女性)
ネット回線の状況が悪いと会社のPCと繋げての作業の効率が下がり、非常に生産性が落ちる。突然つながらなくなったりするのでそれがストレスにもなる。(20代男性)
職場だと会社が用意したインターネット環境があるため、困ることは少ないかと思います。
しかし、自宅のネット環境が悪いと、ネットで調べるときに時間がかかってしまったり、オンライン会議がやりづらい事態が起こってしまいます。
自分で光回線に切り替えたという方もいましたが、切り替えには時間や費用がかかってしまいます。
リモートワークがいつまで続くか分からないため、会社の協力がない限りやる人は少ないでしょう。
▼5位「やる気が出ない・仕事以外の誘惑が多い」と回答した人の声
娯楽や趣味の品が周辺に多く有り気が散る為、仕事に集中できない。(50代男性)
会社にいる時と違って集中力が続かなかったり、やる気がでなかったりすることです。(30代女性)
いくらでもさぼろうと思えばさぼれるので、やる気が出ない。逆に苦痛だった。(30代男性)
上司の監視がないため、サボり気味になってしまうこと。(30代男性)
テレビやゲームなどの誘惑があることです。(30代男性)
5分だけ休憩しようと思っても、すぐそばにベッドがあるので、誘惑に勝てず、気付いたら30分くらい経っている事がある。(20代女性)
意外と多かったのが、「やる気が出ない」という回答でした。
自宅だと上司や同僚の目がないため、サボろうと思えばサボれてしまいます。
それが苦痛と感じる人もいましたが、自分を律することができない人には、リモートワークは厳しいのではないでしょうか。
▼6位「メリハリがつかない・オン/オフの切り替えが難しい」と回答した人の声
仕事時間とプライベートの時間の境界があいまいになった印象を受けました。以前は職場にいるか否かで仕事とプライベートのメリハリがつけられていました。現在は自宅が仕事場になったことで、仕事中に家事の時間が発生することもあります。この仕事とプライベートの切り替えが大変な点が、リモートワークの難点だと思います。(30代男性)
最初はオンとオフの区切りがつけにくく、だらだらした時間が長かったです。休暇のようで最初は「通勤もないし極楽!」と思っていましたがだんだん、時がたつにつれ「もっと何かしたいな。」と思うようになりました。今は、勉強や、オンラインで仕事をすることができるようになりました。(50代女性)
プライベートと仕事の境界が希薄になり、気持ちの切り替えが付きにくい。(40代男性)
オン、オフの切り替えがしずらくだらだら過ごしてしまう。(30代女性)
自宅で仕事をしていると、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えが難しくなるため、ダラダラと仕事を続けてしまうという声がありました。
▼7位「体の調子が悪くなった」と回答した人の声
休憩時間以外は1日中椅子に座りっぱなしでずっとモニターを見ているので、腰や肩や首筋が痛くなります。(40代男性)
自宅のデスク環境(椅子)の値段が安いため、長時間座って作業すると腰が痛くなる。(20代男性)
椅子に座りっぱなしでミーティングをこなすので足のむくみがひどくなった。(40代女性)
ずっと座りっぱなしなのでストレスがたまりやすくなってしまったこと。(20代男性)
一日中座りっぱなしで作業していることが多いので、腰痛が悪化した。(30代女性)
長時間家にいるから憂鬱になることもある。(50代女性)
自室が無いのでキッチンの食卓で作業しています。パソコン作業用のイスではない為、高さが最適ではなく、腰・背中・肩・頭・目が痛いです。狭い家なのでパソコンデスクを新たに買うわけにもいかないです。姿勢サポートクッションや目薬でしのいでいますが、改善は難しいです。(30代女性)
職場だと仕事用のデスクと椅子を会社が用意してくれますが、自宅だとそもそも仕事用のデスクや椅子がないことも多いです。
そのため、ダイニングテーブルやミニテーブルに座椅子といった環境での長時間労働を余儀なくされ、体を痛める原因となっているようです。
■調査結果のまとめ
2020年4月に1回目の緊急事態宣言が発令されてから1年4ヵ月が経ちましたが、まだコロナが終息する気配はありません。
リモートワークに馴れてきた反面、リモートワークに対する悩みや不満も増えてきています。
しかし、社員の不満を把握しきれていない企業も多いかと思います。
今回の調査結果を参考に、リモートワークのあり方や、働き方についてどうすれば改善されるか、考えてみてはいかがでしょうか。
■フリーランスガイドについて
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■つなぐマーケティングについて
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代表:溝口弘貴
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