非認知能力育成の体験における、経済格差を埋める動き。

岩渕薬品が次の100年に向けた地域活性化と人材育成のために支援。

岩渕薬品株式会社

コロナ禍でさまざまな行動が制限され、今まで以上に子どもたちの経験や体験機会が減っていると危惧されます。中でも経済格差が体験格差に直結している課題は顕著です。
その点を是正すべく、医薬品総合商社の岩渕薬品株式会社(本社:千葉県四街道市鷹の台、代表取締役社長:岩渕 琢磨、以下岩渕薬品)が、HARAPPA株式会社(本部:神奈川県逗子市新宿、代表:塚越暁、以下原っぱ大学)と、NPO法人川塾(徳島県徳島市国府町、代表:塩崎健太、以下川塾)が今夏共催する「セイシュン野宿」を支援し、体験格差是正に努めるプロジェクトの第一弾をスタートしましたので、お知らせします。

■経済格差を自然体験機会の格差にしない取り組みをスタート
セイシュン野宿とは、全国から集まった10-15歳の仲間が、徳島県神山町の河原で、自分たちで食料を確保し調理し、4泊5日、子どもたち自身で共同作業をし、「自分で決め、自分で作り、自分の責任で遊ぶ」サバイバルキャンプです。
岩渕薬品では、経済格差が自然体験の格差に繋がっている現在の状況を課題と認識し、家の経済状況に関係なく、多くの子ども達が自然体験に参加できるよう、「冒険教育支援プロジェクト」の第一弾として、今夏のセイシュン野宿において「岩渕薬品支援枠」を設置いたしました。
具体的な支援内容としては、経済的困窮家庭の1名分の参加費援助(備品代・航空券代を含む)と、より多くの子が参加できるよう、全体参加費を下げるための資金援助をしております。
本プロジェクトは、初回のため、対象を1名と限定的に絞った実践となっておりますが、今後は、岩渕薬品はじめ、千葉県内の企業様と「冒険基金」を設立し、千葉県を皮切りに、次世代のリーダーシップ教育の形として広げていく予定です。
▼岩渕薬品支援枠概要
・セイシュン野宿への参加費全額支援(2022年7月22日(金)〜26日(火)の4泊5日)
・対象:千葉県内在住在学で、就学援助受給証明を受けている家庭の小3〜中3
・人数:1名
▼セイシュン野宿概要
2022年7月22(金)〜26(火) 4泊5日
宿泊地:徳島県鮎喰川周辺
対象:小4〜中3
参加人数:15名
参加費:75,000円(税抜)(徳島県民割 70,000円(税抜))
詳細:https://harappa-daigaku.jp/event/11489/
目的:
対象年齢の10-15歳が欲しているのは「信頼されて、任されて、ほったらかされること」。
オトナの入口に立っている彼らは、あれやこれやウルサイことを言われず、仲間と話して仲間と決めて仲間とやる。これが大事な経験になってきます。
時にそれは、うまくいかないこともありますが、それも含めて彼らの経験として価値があるのです。
これを、徳島の大自然の下、5日間、自己決定+自己責任という個の意識と、仲間との対話・調和・反発・共生という集合体の意識、この両方を経験することで「自由と責任」を体験し、「自立」の確立につなげていきます。

■岩渕薬品株式会社概要
千葉県四街道市に本社を置く、大正3年創業の医薬品専門商社。治療から予防・健康維持へと活動の場を広げ、企業向け健康アプリ「with LEAF」の提供やエニタイムフィットネスのフランチャイズ運営も行っている。
創業から今年で108年となり、次の100年へ向けた地域の活性化と次世代人材の育成のため、今回の「冒険教育支援プロジェクト」への支援を決定した。
社名:岩渕薬品株式会社
創業:1914年3月
設立:1948年6月
代表者:
代表取締役社長 岩渕 琢磨
代表取締役専務 岩渕 裕樹
本社所在地:〒284-0033 千葉県四街道市鷹の台1-5
資本金:1億円
事業内容:医薬品総合商社
URL:http://www.iwabuchi-net.co.jp/

■原っぱ大学団体概要
「一人一人が心に原っぱを。遊びゴコロを」をモットーに、たくさんの遊びを作るプロセスを通じて、凝り固まった考えや役割、世間体で固着した人間関係が、柔らかくたおやかに変容していく場を作る団体です。前身の「子ども原っぱ大学」をスタートしたのが2012年。2015年に「原っぱ大学」に改名したのち、現在は神奈川県逗子市、千葉県佐倉市、大阪府彩都をフィールドに、どろんこ遊び、磯遊び、秘密基地づくり、焚き火など、ルールもゴールもない本気で“遊びをつくる”時間を提供している。
社名:HARAPPA株式会社
創業:2012年
代表:塚越暁
本社所在地:〒249-0007 神奈川県逗子市新宿3-5-40
資本金:450万円
事業内容:遊びを通じたコミュニティづくり・コンサルティング事業

■川塾団体概要
川塾は、吉野川をメインフィールドとし、川遊びを通して、子どもたちに川と共に生きる知恵や技術を体感して貰い、『川とひとをつなぐ』きっかけ作りをしている。
社名:NPO法人川塾
創業:2010年
代表:塩崎健太
事務所所在地:〒779-3101 徳島県国府町佐野塚字出口5-7 お堰の家

【本件に関する問い合わせ先】
岩渕薬品株式会社
soukei@iwabuchi-net.co.jp

参考
■コロナ禍によって、学校行事・課外活動の66%以上が規模縮小や中止の実態
コロナ禍で、多くの学校行事、部活動が中止・縮小を余儀なくされました。昨年7月に発表された日本財団・三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングの調査によると、2020年における学校行事の実施状況では、予定通り実施は4.2%。規模縮小や中止判断は実に66.6%に昇り、子どもたちの体験機会であった学校行事や課外活動が止むを得ず縮小や中止となっている実態が分かりました。

日本財団・三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング調査「コロナ禍が教育格差にもたらす影響調査 」2021年7月

■経済的困窮家庭の子ども達の、体験機会が減っている
学校における行事・課外活動の削減で、子どもたちの体験機会が減っていますが、その点を補うことができるのは、経済的に余裕のある家庭に限られることも、別な調査で見えています。

文科省の令和元年発表の調査によると、「世帯年収別学校外活動費の支出状況[1]」では、豊かな感性を培い、心とからだの健全な発達を目的とした、非認知能力育成のための習い事や自然活動、スポーツ、文化活動などに要した経費は、年収に比例して増加することがわかりました。つまり、経済的に余裕のない家庭では、こうした学校外活動にお金を費やすことができません。つまり、学校現場で体験機会が減ってしまうことで、経済的困窮家庭の子ども達は、体験機会が圧倒的に減ってしまうのです。

引用:文科省平成30年度子供の学習費調査の結果について

 学習支援など、認知教育においては支援の手が差し伸べられているが、子どもにとって成長機会になる非認知能力においては、行政等による支援の手は先延ばしになっているのが現状です。

■自然活動で育成される非認知能力は、自尊感情と外向性
文科省が令和2年に発表した調査[2]によると、小学生の頃に体験活動やお手伝いを多くしていた子どもは、その後、高校生の時に自尊感情や外向性、精神的な回復力といった項目の得点が高くなる傾向が見られました。また、小学生の頃に異年齢でよく遊んだり、自然の場所や空き地・路地などでよく遊んだ経験のある高校生も同様の傾向が見られました。つまり、小学生の頃に行った自然体験などの経験は、長期間経過しても、その後の成長に良い影響を与えていることが分かりました。

引用:令和2年度 青少年の体験活動に関する調査研究

 
[1] 子供の学習費調査(平成30年度)
[2] 体験活動等を通じた青少年自立支援プロジェクト

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ビジネスカテゴリ
学校・大学旅行・観光
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会社概要

岩渕薬品株式会社

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URL
http://www.iwabuchi-net.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
四街道市鷹の台1-5
電話番号
043-236-7007
代表者名
岩渕琢磨
上場
未上場
資本金
1億円
設立
1914年03月