ガバナンスクラウド株式会社、役員会DXクラウド「Governance Cloud」にAzure OpenAI Serviceを利用し役員会専用AI「Governance Cloud AI」を提供開始

～役員会専用AIで経営判断にスピードを～

ガバナンスクラウド

2025年7月17日 10時10分

ガバナンスクラウド株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：上村はじめ、以下「当社」）は、取締役会・監査役会のDXを支援するクラウドサービス「Governance Cloud」に、生成AIによる様々なサポート機能を追加した「Governance Cloud AI」を、2025年8月4日より正式に提供開始いたします。

本サービスは、「Governance Cloud」で管理される各種データや独自のデータベースをAIが参照し、議案の要約、検証、議事録作成、リスク指摘・質疑案提示を行い、運営業務の効率化に加え、審議の活性化を通じて迅速な経営判断を支援するものです。AIはMicrosoft社が提供するAzure OpenAIを利用しております。今春よりクローズドβ版として一部の企業様にご提供し順次改善を行い、この度正式サービスとしてご提供いたします。

サービス概要：

AIの利用は業務の効率化はもちろん、適切なデータベースを介することで知識を補完すると共に気づきを与え意思決定の質をも高める面があり、ビジネスにおいてAIの活用は競争力維持のため重要となっています。しかし、役員会業務に関しては取り扱う情報の高度な機密性からAIを活用しづらい状況がありました。

「Governance Cloud AI」は、役員会に特化した最適なAI活用手段を提供するもので、簡単に安心で高性能なAI利用を可能にします。

安心

Microsoft Azure OpenAI Serviceとシームレスにつながり、安全な環境でAIを利用できます。

高性能

最先端のAIを利用し、「Governance Cloud」の独自ナレッジを介することで、アウトプットの品質向上が図られます。

簡単

役員会運営における「Governance Cloud」での操作の流れで、特別な設定や入力は不要で、必要な場面で効率的にAIを利用できます。

主な提供機能（第一弾）：

議案要約

膨大な議案説明文、資料からAIが要点をまとめ、主に役員等会議参加者が事前に概要を把握する、または会議直前等に再確認することを容易にし、審議への準備の充実をサポートします。

議案検証

独自ガバナンスデータベース※1を参照し、議案の記述不足や留意点をAIがサジェストする、または議案内の記述に不整合があれば指摘するなど、議案作成を補助し、正確で円滑な審議環境を提供します。

※1法令・ガバナンス関連ルール等のデータベース。順次拡充を図る。

オート議事録

議事録フォーマットとスケジュール、議案、資料、議場の発言記録(手書き、AI文字起し)等「Governance Cloud」内の情報を参照し、AIが議事録を自動生成し、議事録作成業務の効率化と議事録承認の早期化を実現します。

提案機能（リスク・質問サジェスト）

独自の学習をしたAIが議案に関する質問へ回答したり、検討項目、留意事項、質問案等を提示する機能です。議案作成時の準備の充実、多角的な検討を可能とし、審議の充実にご活用いただけます。現在試験運用中で、一定の学習を経て提案の品質向上を図り提供する予定です。

新機能の特長：

■ Microsoft Azure OpenAI Serviceによる安全・安心なAI機能

業界最高水準のセキュリティとコンプライアンス
Microsoft Azure OpenAI Serviceは、プラットフォーム全体で通信・保管時の暗号化、アクセス制御、監視、ネットワーク分離などの高度なセキュリティを提供するとともに、ISO/IEC 27001、ISO/IEC 27018、SOC 1/2/3、PCI DSSなど、業界をリードする国際認証にも対応しています。

Azure のセキュリティとコンプライアンス
お客様データの学習利用なし

Microsoft社は、お客様のデータがAIモデルの再学習やサービス改善などに活用されない旨宣言しています。データは厳格に用途を限定して処理され、第三者への提供や不適切な転用も行われません。

Azure OpenAI サービスのデータ、プライバシー、セキュリティ

■ 独自ナレッジ×AIによる実務に即した支援

独自ナレッジの蓄積

「Governance Cloud」に蓄積された役員会運営統計データ、法令・ガバナンス関連ルール等独自のガバナンスデータベース等を適宜AIが参照して、最適な提案を行います。
AIの継続的学習

上記データ等を用い、AIに取締役会等役員会運営に最適化した独自の学習を継続的に施します。

■ 常に進化する高度な生成AI

AIモデルのアップデート

現行の GPT-4.1 ベースから、将来的なモデルアップデートに自動で対応。精度、説明力、業務適応力が継続的に向上します。

キャンペーン情報：

「Governance Cloud AI」早期導入キャンペーンを実施いたします。2025年8月末までに「Governance Cloud AI」をお申し込みいただいたお客様は、通常の40%offの料金にて導入いただけます。

※1. 「Governance Cloud AI」はGovernance Cloudのオプション機能であるため、導入はGovernance Cloudの利用が前提となります。

※2. キャンペーン内容やGovernance Cloud AIの利用料は変更されることがございます。

今後の展望：

本機能の運用で得た知見や「Governance Cloud」自体の機能の拡充を通じて、AI機能の質の向上はもちろん、AI活用が適する機能を順次追加してまいります。

「Governance Cloud」とは：

1. できること

「Governance Cloud」は、役員会に最適化されたグループウェアを通じ、役員会運営の全てのプロセスをDXするとともに一元化し、会議の充実、業務効率化、ガバナンスとコンプライアンス、セキュリティ強化を図るクラウドサービスです。

2. 豊富な利用実績

国内初の実務に即した本格的な役員会運営DXサービスとして、2021年にサービスをスタートし、上場企業を中心に多数法人の様々な会議でご利用いただいています。

月額￥8,820/1法人～、お客様のニーズに応じてプランを選択いただけます。

3. セキュリティの強化

重要会議に関わる機密情報を関係者のみがアクセスできるシステム内に隔離し共有・処理が行えるようになること、アクセス権管理を一元化できることから、情報漏洩リスクを低減します。またAWSとauth0(認証プラットフォーム)など業界最先端の技術を採用、暗号化や監視、データのバックアップ等のセキュリティ対策が講じられています。

4. 特許、認証等

ビジネスモデル特許保有
年間の取締役会等を一覧で表示する、設定時に参加者、議長、議事録承認者等共通項目を自動的に設定するなど、取締役会DXサービスとして重要な機能について特許権を保有しています。
電子署名の法務省指定
法務省の指定を受けておりGovernance Cloudで署名した議事録は、商業登記にあたり添付書面としてそのまま利用できます(一部例外あり)。
ISO27001認証
会社としてもISO/IEC 27001:2022の認証を取得し情報マネジメントシステムを構築、運用しています。

サービス概要：

サービス名：Governance Cloud AI
提供開始日：2025年8月4日
URL
Governance Cloud AI：https://www.governancecloud.jp/governancecloudai/

Governance Cloud：https://www.governancecloud.jp/