株式会社Fantが札幌市で鳥獣被害対策システムの実証実験を開始

鳥獣駆除の効率化、見える化へ

狩猟業界のDX化の取り組んでいる株式会社Fant（本社：北海道上士幌町、代表取締役：高野沙月、以下「当社」）は、2023年9月1日〜9月30日までの期間、札幌市南区において当社システム「Fant」を活用した鳥獣駆除の実証実験を行います。

◾️「Fant」とは

「Fant」（https://fant.jp/）は、全国のハンター（狩猟者）、ジビエを購入したい飲食店、鳥獣被害に悩む農業従事者をつなぎ、鳥獣駆除〜ジビエとしての流通までを一貫して行うことが可能なwebシステムです。

◾️実証実験の内容

札幌市南区にて2023年9月1日〜30日の期間で実施します。

鳥獣被害に悩む農業従事者が「Fant」のシステムを利用して、駆除を行ってほしい場所を地図上に記録し駆除依頼を発信します。駆除依頼を受け取ったハンターが、その場所を重点的に見回り駆除を実施します。

捕獲されたジビエは食用に加工し、飲食店等に流通させます。

◾️実証実験のねらい

これまで、農業従事者は鳥獣被害があった場合、JAや市町村の役場に連絡を取り鳥獣被害の悩みを訴えていました。そこから地元猟友会に連絡が行き駆除が行われるという従来の流れがあります。

これを当社のシステムを利用することでワンストップで駆除の依頼をハンターに届けることができます。

経験の浅い若手のハンターは、「どこで駆除を行っていいのか」「農家さんの私有地に立ち入っていいのか」などの悩みを抱えていました。このシステムにより農業従事者から駆除依頼を発信することで、ハンターは駆除する場所が可視化できます。さらに、駆除が必要な場所のデータが溜まることにより、今後さらに効果的な防除につながることをねらいとしています。

◾️今後の動き

全国の鳥獣被害問題を解決するために、「Fant」システムを導入させていただける自治体様との連携を進めてまいります。また、捕獲されたジビエの流通にもより一層取組みを強化します。

【会社概要】

株式会社Fant

・設立：2019年7月22日

・住所：北海道河東郡上士幌町上士幌東3線237番地4かみしほろシェアOffice

・代表：代表取締役　高野沙月

・ホームページ：https://fant.jp/

・お問合せ：[e-mail]