「10代のあたりまえ」をとりもどす場所。 日本初、重い病気の10代向け専用エリア「Teen Clubhouse」が完成
「TSURUMIこどもホスピス」では、生命を脅かす病気の子どもを支える取り組みをしていましたが、13歳から18歳までの中高生年代を中心とした世代への支援が行き届いていないことを実感し、病気と向き合う10代が「好きなことをあたりまえにできる環境」をつくる取り組みを始めました。
彼らが本気で楽しめる居場所を作り、彼らが社会的に孤立することなく、自分自身を確立し成長するための環境づくりとしてホスピス内を大幅に改装し日本で初めて重い病気の10代向け専用エリアを作りました。10代の子どもたちが自由に利用でき、もう一つの自宅のような、架空の部室のような空間づくりを目指しました。
最新のゲーミング機器で自由に遊んだり、カラオケ店舗のような本格的な設備で思いっきり歌うこともできます。友達と楽しく過ごす部屋やひとりでのんびりと過ごす部屋もあり、宿泊も可能です。またホスピス内には、看護師や理学療法士などの専門職がスタッフとしているため、安心して過ごすことができます。
■Teen Clubhouse(ティーンクラブハウス)
つきましては、今プロジェクトにおける取り組みの掲載へのご協力をいただけますよう、ご検討の程お願い申し上げます。
■TSURUMIこどもホスピスとは
病院と自宅しか居場所がない、重い病気を持つ子どもと家族がゆっくり過ごせるようにと、大阪・鶴見緑地の一角に2016年に誕生したTSURUMIこどもホスピス。運営のほとんどが寄付によって行われている民間の施設です。
国内には生命を脅かす病気の子どもたちが約2万人いると推計されています。しかし、今の日本には、このような子どもたちに必要な、遊びや学びを提供できる社会資源が充分ではありません。病気の子どもや家族の苦悩が見えづらく、どうしても社会から孤立してしまいます。病気であっても、子どもとその家族が、社会の中で前向きに、自分らしく、深く生きることができる。そんな社会を実現するべく私たちは活動しています。
■利用対象
生命が脅かされた状態(LTC※)にある0~18歳の子どもと家族の方が対象です。(※2023年4月から対象上限を20歳に引き上げ予定)
白血病や脳腫瘍などの小児がん(診断後3年以内または再発している方)
先天性心疾患などの循環器疾患
筋ジストロフィーなどの神経筋疾患
13、15、18トリソミーなどの染色体疾患
重度脳性麻痺などの重症心身障害(現在は0〜3歳児に限定)
そのほか、免疫異常症、臓器不全など
■LTC(Life-threatening conditions)とは
① 根治療法が奏功することもあるが、うまくいかない場合もある病態(小児がん、先天性心疾患)
② 早期の死は避けられないが、治療によって予後の延長が期待できる(神経筋疾患など)
③ 進行性の病態で、治療はおおむね症状の緩和に限られる(代謝性疾患、染色体異常など)
④ 不可逆的な重度の障害を伴う非進行性の病態で、合併症によって死に至ることがある(重度脳性麻痺など)
公益社団法人こどものホスピスプロジェクト
TSURUMIこどもホスピス
大阪市鶴見区浜1丁目1-77
Tel:06-6991-9135 FAX 06-6991-9136
開館時間 10:00-17:00 / 閉館日 火曜日(8/11-15 12/28-1/4)
TSURUMIこどもホスピスHP https://www.childrenshospice.jp/
写真データ使用・申請ガイドライン
https://www.childrenshospice.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/tch_photo_guideline_202210.pdf
ロゴデータ使用について
https://www.childrenshospice.jp/wp/wp-content/uploads/2022/10/tch_logo_guideline_202210.pdf
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