NPO法人第3の家族が旭川のまちなかキャンパスに初出展。少年少女に「ひとりぼっちになったときの対処法」を教えるワークショップを開催。
ユネスコ創造都市としてSDGs教育を行うまちなかキャンパス2023に、第3の家族が「平和と公正」の教育につながる展示を行う。
まちなかキャンパス2023とは
北海道旭川市は、2019年10月にユネスコの「デザイン創造都市」の加盟都市となりました。そして、毎年6月の「あさひかわデザインウィーク(ADW)」では、街を挙げてのデザインによるまちづくりイベントが開催されています。その中でも、まちなかキャンパスは、高校生の義務教育である探求学習の発表を中心に、小学生から大学生がお互いに学び合う大規模な教育イベントです。
公式サイト : https://sites.google.com/view/machinakacampus/
展示概要
タイトル
もしひとりぼっちになったら? 知っておきたいもしものこと~第3の家族~
目的
①家庭環境などの問題により、孤立した少年少女が「衣食住」「心の悩み」に対処する公的な支援や身近な手段を知ることで、もしものときに他の居場所に繋がれる状態をつくる。
②上記のような悩みや困難を抱える友達がいたときに、助言ができるような素地をつくる。
ワークショップ構成
・「衣食住」「心の悩み」などのテーマで「もしひとりぼっちになったら?」と問いかける
・来場者に解決方法を考えてもらい、一例として公的な支援や身近な手段を紹介
・より多くの情報や居場所につながるための、「第3の家族カード」も配布
第3の家族カードについて
第3の家族のサービスにつながる「第3の家族カード」を現地で配布します。デザインは主張をなくしシンプルなものにし、持っていても目立たないようにしました。また、このカードを渡すだけで多くの支援・居場所につながるきっかけが作れるので、「自分の友達が家庭環境に悩んでいそうだけど、どうしようもできない」といった場合にも対処できるようにしています。
理事長コメント
まちなかキャンパスもグッドデザイン・ニューホープ賞(https://newhope.g-mark.org)で同じく受賞していたことから、会場で声をかけていただきました。そこから、展示まで繋がったことをまずは嬉しく思います。そして、展示内容についても試行錯誤して考えました。学生が楽しむイベントであり、家庭環境問題をダイレクトに表現することは憚られます。そこで、「今日一日食べるものがなかったら?」など身近な問題から考えてもらえるよう心がけました。もちろん「友達を頼る」「一日くらい我慢する」も正解でしょうし、そうやって考える中で公的な支援や身近な手段も紹介することで「そんなのもあるんだ」くらいにまずは思ってもらえたら幸いです。そうやってなんとなく知ったことが、いつか必要な時になって力を発揮することもあるはずです。そして、「友達がなんか家庭に問題ありそう」といった子も一定数いるでしょう。こういった知識や第3の家族カードを通して、自分の大切な人を助けるきっかけづくりに第3の家族がなれば嬉しいです。
第3の家族とは
【対象】虐待まではいかないグレーゾーン、家庭環境問題の「はざま」で悩む小学生〜大学生
【目的】少年少女がたとえ1人であっても、「自分の居場所は他にもある」と思える状態をつくる
【活動拠点】全国(オンライン)・東京
【設立日】2023年3月23日
【代表】奥村春香
【受賞歴】グッドデザイン・ニューホープ賞2022 最優秀賞、第6回東京女子大学ビジネス・プランニング・コンテスト 奨励賞
【コーポレートサイト】https://daisan-kazoku.net
本件に関するお問い合わせ先
NPO法人第3の家族
問い合わせ:info@daisan-kazoku.net
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