Apple Vision Pro 専用アプリを日本企業が共同開発

AkkeyLabとアイネットの共同開発によって visionOS と macOS の強力なコンビネーションを実現するアプリが遂にリリース！

AkkeyLab株式会社

2024年4月11日 10時00分

AkkeyLab株式会社（本社：東京都渋谷区、代表：板谷晃良）は、visionOS 専用アプリ「Persona Anywhere」と macOS 専用アプリ「Persona Viewer」をリリースしたことをお知らせいたします。これらのアプリは合同会社アイネット（福岡県福岡市）との共同開発によるもので、アイネットの App Store アカウント（INET LLC）から無料でダウンロードが可能です。

Apple Vision Pro

iPhone や Mac で知られる Apple から空間コンピュータという新しいジャンルの製品が発表されました。その名を Apple Vision Pro と言い、一般的に複合現実ヘッドセットと呼ばれる製品です。

これには専用の OS である visionOS が搭載されていますが、アプリ開発者が拒否した場合を除いて iOS, iPad 向けのアプリも利用可能です。更に、Mac との連携機能も標準搭載されています。

Apple Vision Pro は2024年2月2日に米国で販売が開始されており、他の国での発売も順次進めると発表されています。

Persona

Apple Vision Pro を装着すると顔が一部見えなくなってしまうため、そのままでは未装着の人とのコミュニケーションやオンラインミーティングに支障が出てしまいます。この問題を解決する機能の1つとして「Persona」が搭載されています。Persona は自身の顔をスキャンすることによって作成された 3D データを利用したアバターで、Apple Vision Pro に搭載された複数のセンサーによって得られた顔の動きがリアルタイムで反映されます。

Virtual Camera by Persona

「Persona」は visionOS 上で実行されたアプリケーション経由でしか基本的に利用することができません。ですから、Apple Vision Pro と Mac を連携させて、Mac 経由でミーティングアプリを起動すると、Persona が利用できず、Apple Vision Pro を装着した姿が映し出されてしまうのです。

この問題を解決するために開発されたのが、visionOS 専用アプリ「Persona Anywhere」と macOS 専用アプリ「Persona Viewer」です。

「Persona Anywhere」はシンプルな設計となっており、誰でも簡単に利用可能な製品を目指して開発されています。このアプリが Apple Vision Pro の Persona を Mac に転送する役割を果たします。

「Persona Viewer」は Apple Vision Pro から受信した Persona データを Mac 上で仮想カメラとして認識できるように処理を施します。仮想カメラであるという点がポイントで、オンラインミーティングや収録、映像配信など、カメラを Mac に接続して利用するソフトウェアでは、通常のカメラと同様の操作方法で Persona をご利用いただくことが可能です。