収穫の秋!静岡県でイタリアの農園主が風味・香り豊かなオリーブオイルをつくる2日間 9/29,10/24@袋井市
~1%未満の純国産品。オリーブオイル高騰の折、静岡県産オリーブは今年豊作の見込み~
イタリアで自社オリーブ農園を営む㈱地域をつなぐ(本社:静岡県浜松市、代表取締役:近藤佳裕、以下「地域をつなぐ」)は、オリーブの栽培支援に取り組む一般社団法人 静岡県オリーブ普及協会(以下、「SOA」)にて、静岡県内で収穫されるオリーブの搾油を行います。
【実施日程】
1.搾油機のオーバーホール
2024年9月28日(土) 9:00~12:00
2.搾油
1回目:2024年9月29日(日) 8:00~22:00 (場合により夜通し)
2回目:2024年10月14日(月) 8:00~22:00(場合により夜通し)
<当日スケジュール(目安)>
○農家から果実の持ち込み・受け入れ(8:00ごろ~12:00ごろ)
○搾油(8:30に開始し、オイルが出始めるのは10:30ごろ)
※果実投入から搾油完了まで90分/回程度
○瓶詰め(8:30に搾油開始した分は、11:30ごろ)
3.場所
静岡県袋井市新池1088-1 SOA事務所内の搾油所
4.お問い合わせ・お申込み先
株式会社地域をつなぐ(お電話またはEメール)
受賞オイルを生み出す農園主が搾油
高品質なオリーブオイルづくりには、良質な果実と高い搾油技術が欠かせません。近年の静岡県では、SOAの栽培支援などを背景に、オリーブ果実の収穫量・果実の質ともに高まってきました(植栽本数は静岡県が日本でNO.2)。
一方で、オリーブオイルの本場と比べると日本のオリーブ農家数・収穫量は少なく、優れた搾油技術を持つ職人が育ちづらい環境です。なお、オリーブオイルの国内自給率は1%未満で、国際的に高い評価を受けているものは多くありません。
そこで、自社ブランドのオリーブオイル「OliOlive」が国際品評会でイタリアTOP5などの実績を持つ地域をつなぐの農園主が、風味や香りが豊かな「純国産品」づくりを目指して、静岡県産オリーブの搾油を行います。
最重要なのは「練り」工程
オリーブ果実をペースト状にしてオイルを抽出しやすくするのが「練り」の工程です。
長時間練るとオイル分が多くとれて歩留まりがよくなりますが、栄養価は低くなります。搾油量にして約2倍違ってくるため、一般的にはたくさん搾りたいというニーズが高いです。
しかし、歩留まりを優先しすぎると品質が下がって安売り合戦になりかねないため、バランスを取るよう心がけます。
「純国産だから選ぶ」の一歩先へ
純国産品は希少なため、完売している農家も多くいます。しかし、お客さまの声をみると「美味しいから」というよりも応援の気持ちや地産地消を理由に選んでいる方が多くいました。それはもちろん嬉しいのですが、私たちは静岡県産オリーブオイルが「美味しい純国産品」として選ばれ、作り手も買い手も嬉しい状態をつくりたいと考えています。
<搾油に係るストーリー>
・当初は農家から持ち込まれる果実の状態が悪く、大半を廃棄せざるを得なかったケースもありました。また、量自体も少なかったため、本来は別々に搾油する果実を混在させて搾油せざるを得ず、良質なオイルをつくることが極めて難しい状況でした。今では果実の質・量ともに安定してきたため、美味しいオリーブオイルを作りやすい環境ができてきました。
・電気系統の故障で、練り工程の途中で搾油機が停止するトラブルが。イタリアの製造メーカーに確認しながら修繕するも、その間放置されたオリーブ果実は全量使えなくなってしまいました。今では、オーバーホールや大小の修繕経験を積み重ねることで、大体のトラブルにはその場で対応できるようになりました。
会社概要
日本とイタリアに共通する耕作放置問題の解消等に向けて、
イタリアで耕作放棄地を再生させた自社オリーブ農園を運営するほか
日本では転作支援などを行っています。
2023年、一般の方向けにOliOlive(オーリ オリーブ)を販売開始しました。
オリーブの普及を目的に、2014年に設立されました。
"静岡をオリーブアイランドに"を目標にオリーブの栽培支援などを行っています。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社地域をつなぐ (近藤、斉藤)
住所:静岡県浜松市中央区千歳町91-1 遠鉄モール街ビル1階
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