AIコンテンツ“正確性に不安”51.2% 文章派は40代以上、動画派は10代

全国500人に意識調査 ユーザーが最も求めるのは“わかりやすさ・正確性・実用性” 株式会社しかくいまるが調査

株式会社しかくいまる

株式会社しかくいまる(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:伏見香代子)は、全国500名を対象に「WebコンテンツとAIに関するアンケート」を実施しました。

近年、文章・画像・動画などのWebコンテンツ制作に生成AIが活用されるケースが急速に増えています。スピードや効率性の面で大きなメリットがある一方で、「誤情報が混じっていないか」「人の心に届くのか」といった不安の声も聞かれます。さらに、利用者の年齢やライフスタイルによって、どのコンテンツをよく利用するかや重視するポイントも異なります。今回の調査では、こうしたユーザーの多様な実態が明らかになりました。

調査結果①:ユーザーが求めるのは「正確性・わかりやすさ」

「あなたが今後Webコンテンツに求める要素として重視するものは何ですか?(複数回答可)」の問いに対し、「情報がわかりやすく簡潔」(40.2%)「内容が正確で信頼できる」(37.8%)「実用的で役立つ」(37.6%)が上位を占めました。ユーザーはまず安心して理解でき、生活や仕事に役立つコンテンツを求めていることがわかります。

調査結果②:一方で、AIの正確さ・信頼性に不安

AIが作成したWebコンテンツの印象について尋ねたところ、「情報が正確で信頼できるか」との問いに、「あまりそう思わない」40.6%と「まったくそう思わない」10.6%を合わせて51.2%が“不安”を感じていることがわかりました。

また「任せきりにするのは不安がある」という問いでは、「ややそう思う」が38%で最多となり、多くのユーザーが慎重な姿勢を示しています。

一方で、「構成や内容がわかりやすい」(40.6%)や「実用的で役立つ」(38%)と感じる人も多く、AIの利便性が一定の評価を得ていることもわかりました。

さらに自由回答では、肯定的な声と否定的な声の両方が挙がっています。

肯定的な意見

・yahooニュースでの、みんなの意見のまとめ方が簡潔で良い(43歳・男性)

・人間の写真をアニメ化するもの、一瞬で特徴もとらえていてすごい(26歳・女性)

・AIで作られたガラスのケーキを切る動画が綺麗で、現実には出来ない動画や画像を作るには良い(35歳・女性)

・以前は文章に違和感があったが、最近は文章が人間的で読みやすい文章になっている(49歳・女性)

・文章や正確性を要するものにはAIはまったく使えないが、画像など曖昧さを前提としているものには活用余地がある(38歳・男性)

否定的な意見

・文献を探してきてもらう時に、まったくの出鱈目があまりに多い(36歳・女性)

・AIで作成された動画は違和感があり調べたらフェイクニュースだったなど、信頼するには危険なものも多い(41歳・女性)

・AIで作られた美人の画像はどれも似ている(45歳・男性)

・法律的間違いがないかAIにチェックしてもらって訂正した文章を、もう一度AIチェックにかけたら、AIによって訂正したところを訂正するように指摘された(60歳・女性)

・人間の指の本数が多すぎるなど、まだまだ発展途上と感じる面がある(48歳・女性)

これらの結果から、AIは「わかりやすさ」や「スピード感」といった利便性で高く評価されつつも、誤情報や表現の不自然さなど「信頼性」に対する不安が根強いことがわかります。

ユーザーは「便利さを活用したいが、任せきりにはできない」という複雑な意識を持っており、AIと人の監修を組み合わせる重要性が浮き彫りになりました。

調査結果③:動画派の10代、文章派の40代以上

調査から、文章と動画で世代ごとの利用傾向に特徴があることがわかりました。

文章コンテンツは、40代以上で「ほぼ毎日」読む人が6〜7割を超えている一方、10代・20代では「ほとんど読まない」が4〜5割にのぼり、若年層では文章離れが進んでいる様子がうかがえます。

動画コンテンツは、全世代で「ほぼ毎日」視聴する人が多く、特に10代は7割近くに達しました。40代でも半数以上が日常的に動画を見ており、文章よりも広い世代で利用が定着していることがわかります。

このことから、文章は主に40代以上に強く支持され、動画は世代を問わず幅広く利用されているが、特に若年層での存在感が大きいという傾向が明らかになりました。

調査結果④:エンタメ重視の10代、知識重視の30代以上

利用するコンテンツで「どんな要素を重視するか」についても、世代差が顕著に現れました。

10代を中心とする若年層では、「ユーモアのあるコンテンツ」「映像や音楽の演出が魅力的な動画」「短時間で楽しめるショートコンテンツ」が高く、楽しさやテンポの良さを求める傾向が強く見られました。特に「ショートコンテンツ」は10代で38.1%と高く、エンタメ性やスピード感を重視していることがうかがえます。

30代以上の世代では、「知識や学びが得られる記事」「即時性のあるニュースやトレンド情報」を選ぶ人が多く、実用性や信頼性を重視する姿勢がはっきりと見られました。特に60代以上では「知識や学び」が59.5%と最も高く、安心して役立つ情報を求めていることがわかります。

この結果から、若年層はエンタメ性とスピード感を、大人世代は正確性と知識性を重視するという構図が浮き彫りになりました。

まとめ|AIの利便性と人の編集力 ― 信頼できるコンテンツに必要なこと

今回の調査から、ユーザーがWebコンテンツに求めるのはまず 「正確さ・わかりやすさ・実用性」 であることが明らかになりました。

また、AIによるコンテンツは、「わかりやすい」「役立つ」と感じる点では評価が高く、効率的に情報をまとめたり、新しい表現を生み出したりする場面で利便性を発揮しています。

一方で、「誤情報が含まれる」「不自然さがある」といった信頼性に関する不安も根強く、完全に任せきるには慎重な姿勢が見られました。

さらに、コンテンツの利用頻度には世代ごとの違いがあり、40代以上は文章派、10代は動画派といった特徴が見られます。また「重視するポイント」においても、10代はエンタメ性やスピード感、30代以上は知識や信頼性といった違いが顕著に表れました。

これらの結果から、企業がユーザーにコンテンツを届けるには、AIの効率性や表現力を活かしながら正確性を担保し、世代ごとの価値観に応じた設計を行う必要があります。そのためには、人の手による編集力・監修と、ターゲットを的確に捉えるペルソナ設計が欠かせないことが浮き彫りになりました。

調査概要

調査日: 2025年8月19日

調査機関: Freeasy

調査方法: オンラインアンケート調査

調査人数: 500人

調査対象:全国15歳以上 99歳以下の男女

※アンケート結果を引用する場合は「引用:株式会社しかくいまる」と記載し、該当ページのURLをリンクしてください。

株式会社しかくいまる ― 編集力とペルソナ設計で“届くコンテンツ”を実現

株式会社しかくいまるは、ユーザー調査や実務経験に基づき、「正確でわかりやすい情報」と「世代や価値観に寄り添う設計」を両立させたコンテンツ企画・制作を強みとしています。

  • 誤りを正し、安心して読める記事へと磨き上げる 編集力・監修力

  • 読み手の人物像を具体的に描き、最適な切り口を見極めるペルソナ設計

  • 単なる情報提供ではなく、感性に響く表現を重視したストーリーテリング

これらを掛け合わせることで、AIの効率性や表現力を最大限に活かしながら、信頼できて心に届くコンテンツを企業やメディアに提供しています。

会社概要

会社名:株式会社しかくいまる

設立:2020年1月6日

所在地:神奈川県横浜市西区高島二丁目11番2号 スカイメナー横浜519

連絡先:info@shikakuimaru.com

代表取締役:伏見香代子

事業内容:WEBコンサルティング/クリエイティブディレクション/各種コンテンツ企画制作・編集

公式サイト:https://shikakuimaru.com/

X:https://twitter.com/shikakuimaru_ 

サービス:WEBメディア「Sense of…(センス オブ)

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マーケティング・リサーチ
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株式会社しかくいまる

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URL
https://shikakuimaru.com/
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県横浜市西区高島二丁目11番2号 スカイメナー横浜519
電話番号
050-5375-3814
代表者名
伏見香代子
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2020年01月