山本幸平監督率いるAsia Union TCS Racing Team、新体制を発表

日本人ユースライダーも加入、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた強化へ

株式会社Asia Union TCS

2025年2月25日 11時00分

2025年2月17日、インドネシア・バリ島にて「Asia Union TCS Racing Team」の新体制発表会が開催されました。チームを率いるのは、アジアMTB界のレジェンド山本幸平監督。アジアを代表するトップライダーたちが集結し、2025年シーズンに向けた強化体制を発表しました。

世界を見据えた新体制、五輪へ向けさらなる躍進をアピール

チーム発表会では、バリ自転車連盟会長のニョマン・ディアナ氏、バリスポーツ委員会副会長のマリオト氏、在デンパサール日本国総領事館の田中氏、Asia Union TCS Racing Teamの各スポンサーの代表者などが出席しました。

山本監督のもと、チームは2028年ロサンゼルス五輪を視野に入れた長期的な強化計画を推進中。現在の主力メンバーには、日本国内外で活躍するトップ選手が名を連ねています。

【メンバー紹介】

■リアッド・ハキム（シンガポール）

2024年XCEワールドカップ2位、アジアXCE王者（2019）、シンガポール国内王者（2024）

■サユ・ベラ（インドネシア）

2024年インドネシア選手権XCO優勝、SEA Games 2023 XCO & XCR金メダリスト

■松本佑太（日本）

2024年全日本選手権XCE優勝、ワールドカップXCE10位

■エセビア・ニコル（フィリピン）

2024年XCEナショナル選手権2位、SEA Games 2022 6位

新戦力の加入でさらなる強化

2025年シーズンからは、実力派の下記新メンバー3名がチームに加わります。

■フェリ・ユドヨノ（インドネシア）

2023年SEA Games XCO & XCR優勝、アジア大会XCO 4位

■リナ・ザキ（マレーシア）

2023年XCOナショナル優勝、2022年XCMナショナル2位

■日吉彩華（日本・ユースライダー）

2023・2024年全日本選手権XCOユースカテゴリ優勝

バリを拠点に、アジアのMTB強化へ

チームは2025年より正式にバリ島を拠点として活動。アジア全域のMTBレベル向上と競技普及を目指し、地元の若手育成プログラムにも取り組みます。バリの自然環境を活かした高度なトレーニングと戦略的なレース活動を通じ、世界の舞台での活躍を目指します。

山本幸平監督コメント

「現役時代、長くワールドカップで戦ってきましたが、周りを見渡せばアジア人は私一人でした。この経験から、もっとアジアから世界で戦える選手を生み出したいという思いを抱えていました。今回、アジアのMTBの可能性を信じ、このチームを立ち上げた今、優れた選手と最高の環境が揃い、2028年のロサンゼルス五輪に向けて本気で世界に挑む準備が整いました。もう、ひとりじゃない。アジアの仲間たちと世界の舞台へ挑戦します！」