世界有数のアクセラレーターBrincが大阪・関西万博でこどもと女性の起業を支援

ママの社会進出を支援するコミュニティ「ママそら」との協業覚書を締結

Brinc Japan株式会社

香港を拠点にアジア全域で世界最大級のセクター特化型アクセラレーター・プログラムを展開している「Brinc Ltd」(CEO:Manav Gupta、以下「Brinc」)の日本法人「Brinc Japan株式会社」(代表取締役:岡澤 恭弥、以下「Brinc Japan」)は、日本の社会における多様性を推進するとともに、起業家精神を醸成し、世界で活躍する起業家を輩出することを目的に、「株式会社ママそら」(代表取締役:奥田 絵美、以下「ママそら」)との「こどもと女性の起業支援に関する協業覚書」(以下「本MoU」)の締結を発表いたしました。

本MoUに基づき Brinc Japanとママそらは、2025年に開かれる大阪・関西万博にて、こどもの起業家精神を育むイベント、ならびに、女性の起業を支援するイベントを共同で開催いたします。

 大阪・関西万博にて開催予定のこども向けのイベントでは、世界が直面している様々な課題をテーマに、優れたアイデアを持った世界中のこどもたちが交流するとともに、金融機関や企業を前にピッチを実際に行ってもらうことで、そのアイデアを実現する道筋をこどもたちと共に描いていきます。女性起業家には、数多のプログラムを運営してきた知見を活かして、Brinc Japan がハンズオン型のアクセラレーター・プログラムを提供し、大阪・関西万博にてデモデイを開催することで、女性起業家たちの成長を加速させるとともに、世界への進出を後押しいたします。

■協業の狙い

 社会の急速な変化に伴い、世界中で教育の進化が求められる中、日本でも2022年に政府が小中学校や高校におけるアントレプレナーシップ教育の強化を打ち出すなど、アントレプレナーシップに対する注目は高まりつつあります。他方で、日本社会では起業が若者にとって魅力的な選択肢となっているとは言い難く、とある調査では「あなたの国の多くの人たちは、新しいビジネスを始めることが望ましい職業の選択であると考えている」という記述に賛成した日本人は僅か20%にとどまっており、この数字は世界でも最低レベルの数字となっています。(出典元:みずほ情報総研「起業家精神に関する調査」令和2年3月)

 また、わが国では女性の社会進出も大きな課題となっており、2022年に世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数」で日本は146か国中116位となっています。スタートアップの領域においても、女性の起業家は多いとは言えず、優れたアイデアを持っていても「出産や育児との両立が難しい」「十分な支援が得られない」といったことが理由で起業をためらってしまうなど、日本における女性による起業は依然としてハードルが高いのが現状です。

 Brinc Japan とママそらは、このような日本の社会の現状に対する課題意識を共有し、「日本のこどもと女性に起業という選択肢を提供することで、日本の社会の多様性を推進する」という共通のビジョンのもと、本MoUを締結いたしました。Brinc Japan とママそらは、それぞれの強みを活かしながら、金融機関や企業をはじめとする様々なパートナーと共に、こどもと女性が夢を実現するサポートをしてまいります。

■メッセージ

・Brinc Japan 代表取締役 岡澤 恭弥

 ママそらの企業理念に深く共感し、MoUを締結いたしました。同社と共に、女性の社会進出の一つの在り方として、起業という新しい道を提供していくことで、日本経済の生産性の向上や再成長に寄与できればと考えております。

 また、今回の協業を通じて、Brinc Japanとして起業家たちに提供してきた教育と、こどもたち向けのアントレプレナーシップ教育を一つの線で結ぶことで、より多くの起業家が輩出される日本を作り上げてまいります。

・ママそら 代表取締役 奥田 絵美

 グローバルに起業家支援を行ってきたノウハウを持つBrinc Japanに最も共感したところは、日本の起業家育成の本質的な課題に真摯にアプローチし、より良くしていきたいというパッションの部分です。そして日本国内だけでなくアジアや世界へと女性やこどもたちのキャリアの視野や選択肢を広げられることに大きな可能性を感じ、MoUを締結いたしました。

 また、アントレプレナーシップやグローバル視点を持つ女性や母親が増えることにより、これからの時代に適した子育てや教育のあり方や文化を創り、次世代の若者・こどもたちが生き生きとより挑戦と活躍しやすい社会を目指してまいります。

■Brinc について

 Brincは、世界有数のグローバル・ベンチャー・アクセラレーターとして、世界最大級のセクター特化型アクセラレーター・プログラムをアジア全域で展開しています。2014年の創業以来、香港、インド、中東を中心とした成長著しいアジアの各市場で、コネクテッド・ハードウェア、ドローン、ロボティクス、クライメートテック、フード・アグリテック、Web 3.0 等のセクターに特化したプログラムを運営してきており、これまでに35ヶ国以上の創業者をサポートしてきた実績を有するなど、そのハンズオン型のプログラムを通じて世界中のスタートアップの成長を加速させています。

 Brincは、世界が対峙する社会課題の解決に不可欠なゲームチェンジャーとなる起業家を育成することを、そのミッションとして掲げています。優れたアイデアやテクノロジーを持つスタートアップに、各セクターに特化したメンター陣からの強力なサポートを提供することで、Brincのプログラムはこれまでに多くのスタートアップの成長に寄与してきています。Brincは、投資家に経済的・戦略的なリターンだけでなく社会的なリターンも提供できる企業を創生することで、人類が抱え、次世代への負債となる多くの社会課題の解決がなされると信じています。

■ママそら について

 ママそらは、日本最大級のママコミュニティとして、行政や企業と共に子育てサポート事業・女性のキャリアサポート事業を日本各地で展開しています。

 創業者自身が孤独で不安な育児と女性のキャリアの継続・両立の難しさを経験し、その社会課題を解決するために「ママの輝きから明るい未来へ」をコンセプトに2013年に創業。ソーシャルメディアやイベントを通じて母親の共感の輪が広がり、全国12支部2万人の会員を有するコミュニティへと成長。議員や経営者、PTA会長など地域や社会で活躍する女性を輩出してきました。

 

 こども向けには、2023年より「すべてのこどもたちにワクワクを」をテーマに産官学連携でこどもたちの夢や希望、職業観を育む「地域密着型お仕事体験イベント みらいのたからばこ」を主催しています。2023年11月の大阪開催では2日間の開催で82社の企業の参画・1.7万人の親子が来場しました。2024年は5都市で開催し、2030年までに全国展開、単年70万人動員を目指しています。

 女性やこどもたちのキャリアの可能性と選択肢を広げ、働く喜びや幸せに繋げることで個々のウェルビーイングを実現し、地域や社会に好循環をもたらすコミュニティとして発展し続けています。

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会社概要

Brinc Japan株式会社

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業種
金融・保険業
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1-4 渋谷サクラステージ SHIBUYAサイド SHIBUYAタワー7F ビジネスエアポート渋谷サクラステージ
電話番号
-
代表者名
岡澤 恭弥
上場
未上場
資本金
6730万円
設立
2024年06月