アフリカ大陸の南東部モザンビークでの障害者支援を行うためのクラウドファンディングが残りあと10日となりました。最後の追い上げです。
当団体はモザンビークで「一人を大切にする教育」を実践しています。今回のクラウドファンディングでは無償の療育支援と障害者が働ける仕事作りを行うための資金を募っています。
一般社団法人モザンビークの新しい教育を支援する会、代表理事の関谷と申します。
9月1日よりはじめたクラウドファンディングも残すところあと10日となりました。
目標達成まであと少しというところまで来ています。
最後の追い上げのためのリターンを追加しました。追加したリターンでは、日本とモザンビークをオンラインでつなぐ権利を追加しています。
クラウドファンディングサイトFor Goodで現在クラウドファンディングを行っております。
「アフリカのモザンビークで障害があっても無くても安心して生活できる社会を作りたい!」というタイトルです。
無償の療育支援を提供して障害者に適切な教育の機会を提供することと、障害者も就労できる事業を作ることによって誰もが安心して生活できる社会のモデル作りをアフリカのモザンビークで行います。
リンクは下記です。
https://for-good.net/project/1001050
最後の追い上げにぜひぜひご参加いただきたいです!
このプロジェクトを通して実現したいことは大きく分けて二点です。
1. モザンビークの発達障害児に対して無料の療育支援を行う
療育支援とは、社会的な自立を目的として子どもたちの個々の特性に応じた働きかけを行うことです。自立をサポートする家庭教師といったところでしょうか。私たちは応用行動分析(ABA)に基づいて、子どもたちが無理をしない形で社会性を身に付ける手法を採用しています。応用行動分析についてはこちらのリンクに説明があります。
日本では行政のサポートによりこういった療育支援は利用家庭の負担がゼロもしくは非常に少額な形で提供されています。モザンビークでも類似のサービスはあるのですが有償です。政府からの補助はなく貧困層には手が出せない状態です。
障害児の教育問題に対する長期的な解決策は、公立学校のインクルーシブ化(この文脈では公立の学校が障害のある子どもを受け入れるための準備が整うことを意味しています)ではあるのですが、現状は地元の公立学校は子どもたちを受け入れる準備が出来ていません。
なお私たちの場合は教育委員会へ相談に行って障害児の受け入れを断られたのですが、同じ地域の事例でNGOが直接学校に働きかけて、条件付きで障害児の受け入れが認められた事例もあるようです。そうした事例もあるにはあるようなのですが、行政に対する働きかけを強めてもっとたくさんの障害児を受け入れさせることは、あまりいい結果をもたらすとは思えません。
無理に障害児の受け入れを進めようとすると、障害児が学習を進めるために必要な準備が整っていない教室に入れられてつらい思いをする可能性があります。授業で何が行われているか理解することができずにただ座っているだけになったり、時にはクラスメイトや教師から排除されてしまうようなことが起こり得ます。
今私たちができることは無料の個別療育支援を通して一人一人の発達特性に応じた教育プログラムを提供することだと思っています。
また学校へは通っているけれども何らかの理由でうまく適応できない子どももいます。モザンビークの公立学校の授業スタイルは基本的に一斉授業です。生徒でいっぱいになった教室や時には野外で先生が話した内容を生徒が聞くことが一般的なのですが、そうした方法が合わない子どももいます。療育支援の提供を通じて、学校の教育手法が合わない子どもに対して、その個性を活かす方向で成長をサポートすることができます。
まずは、週に一度、二時間の無料療育支援を10名の子どもに提供することを計画しています。
二点目に、障害者が働ける事業作りのトライアルです。代表の関谷が今年の5月から7月にかけてJICABLUE(JICABLUEのリンクはこちらです https://blue.jica.go.jp/ )という青年海外協力隊経験者向けの3か月の起業プログラムに参加しました。最終発表では、障害者が、必要なサポートを得ながらニワトリを育て、採れたたまごを販売するという事業案を発表しました。
この案の実証を行いたいです。まずはどういった障害がある人が、どういったサポートがあれば、養鶏の日常ルーティン(掃除、餌やり、水やりなど)を実行できるのかを確認したいと思っています。
地元の孤児院(Infantário da Matola マトラ孤児院)でニワトリの生産トライアルを行います。8月21日に孤児院を管轄する行政機関と、「モザンビークにおけるインクルーシブ社会のモデル作りのためのパイロットプロジェクト」を行うための覚書にサインを行いました。
この孤児院には50名以上の方が住んでおり全員に何かしらの障害があります。敷地内に古いニワトリ小屋があって、この小屋を改修して入所者のみなさんと養鶏を行います。
養鶏以外にも試してみたいことはいくつかあるのですがまずは養鶏から始めます。
最後の追い上げにぜひぜひご参加いただきたいです!
リンクは下記です。
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