リモートワークによる在宅勤務の増加にともなう家庭の電力使用量の変化について
株式会社エネワンでんき(本社:東京都千代田区、代表取締役:吉澤正人、以下エネワンでんき)は3,000人を対象に、「在宅勤務の増加にともなう電力使用量の変化についてのアンケート調査」を実施しました。
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象人数:3000名(一部設問を除く)
調査実施期間:2025年1月
■在宅勤務と電力使用量との関係
コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及し、多くの人々にとって在宅勤務は珍しくない働き方となりました。しかし、在宅勤務をしている方のなかには、自宅で過ごす時間が増えたことで電力使用量や電気料金の増加に悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、在宅勤務による電力使用量や電気料金の変化、節電への意識・工夫などを探るアンケートを実施しました。在宅勤務者が、実際にどの程度の変化を感じているかを見ていきましょう。
Q1. 在宅勤務の頻度をお聞かせください
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今回の調査では、「完全在宅勤務」の方が5%、「週3-4日在宅勤務」の方が9%、「週1-2日在宅勤務」の方が13%という結果でした。また「不定期で出勤」と回答した方も3%おり、在宅をベースとした柔軟な働き方を選択している可能性が高いと考えられます。
合計すると、在宅勤務をしている方の割合は全体の3割ほどであることがわかりました。
これに対し、「完全出勤」と回答した方は全体の7割を占めており、多くの企業で従来の出勤スタイルが主流であることも明らかです。しかし、全体の3割が在宅勤務を採用している点から、リモートワークが一定の割合で定着しつつあるといえるでしょう。
Q2. 在宅勤務による電力使用量の増加を実感していますか?
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この質問では、在宅勤務をしている方の多くが、家庭での電力使用量の増加を肌で感じていることがわかりました。具体的には、「非常に実感している」の31%と「やや実感している」の42%を合わせた全体の73%が、電力使用量の増加を感じていると回答しています。
これに対し、「あまり実感していない」または「まったく実感していない」と答えた割合は全体の15%に留まりました。在宅勤務により、家庭での照明や冷暖房、パソコン、家電などの使用時間が増加します。特に、平日の昼間の電力使用量が以前より増えている可能性が高いでしょう。
Q3. 在宅勤務開始後、電気料金は変化しましたか?
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在宅勤務開始後の電気料金の変化については、「大幅に増加した」が16%、「やや増加した」が55%と増加したと回答している方が全体の71%でした。この結果から、多くの方が電気料金の負担増を実感していることがわかります。
一方、「変わらない」と答えた方は25%で、在宅勤務の影響を特に感じていない層も一定数存在しています。また、「やや減少した」(1%)や「大幅に減少した」(2%)といった回答もわずかに見られました。ただし、在宅時間と電気使用量は一般的には相関関係にあるため、電気料金の減少には意識的な節電対策や電気料金の見直しなど、別の要因が絡んでいるものと推測されます。
■電力使用量増加の原因と節電対策
次に、電力使用量増加の原因と思われる家電や、節電のためにどのような対策をしているかを聞きました。
Q4. 在宅勤務中に最も電力を消費すると思われる家電は何ですか?
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在宅勤務中に最も電力を消費すると思われる家電について、過半数の55%が「エアコン」と回答しました。また、「暖房機器(ハロゲンヒーター等)」と回答した方が19%で2番目に多く、特に寒冷期における暖房需要の高さが反映されています。
「パソコン」も15%と比較的多く、業務に不可欠な機器としての存在感を示しました。少数派として、「加湿器・空気清浄機」(6%)や「モニター/タブレット」(3%)といった回答もありました。快適な作業環境を整えるための補助的な機器として、一定の需要があることがうかがえます。
一方、「調理家電」や「その他」を選んだ方がほぼいないことから、電力消費の意識はおもに作業環境に集中していると推測されます。
Q5. 在宅勤務中のエアコン使用を抑えるために、どのような工夫をしていますか?※複数回答
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在宅勤務中の電力消費量に大きな影響を与えていると思われるエアコンについて、使用を抑えるための工夫を聞きました。
その結果、「適切な設定温度で使用している」が27%、「部分的な空調(作業スペースのみ)」が18%、「扇風機やサーキュレーターの併用」が17%と具体的な工夫をしていることがわかります。また、「体感温度を調整する服装の工夫」(15%)や「窓を開けて自然換気を活用」(11%)など、電力を使わない方法で快適さを確保している方も一定数存在しました。
一方で、「特に何もしていない」と回答した方は11%いるため、全員がエアコン使用を抑えるための工夫を行っているわけではないようです。
全体的に見ると、多くの在宅勤務者がエアコン使用を抑える工夫を実践しているものの、電力使用量や電気料金の増加は避けられないのが現状といえるでしょう。
Q6. パソコンやその他の電子機器の省エネ設定や使用方法で、実践していることはありますか?※複数回答
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在宅勤務におけるパソコンや電子機器の省エネ設定や使用方法については、「省エネモードや電源管理設定を活用している」と「使用していない機器はコンセントを抜いている」がともに25%と最も多い結果となりました。
これらの取り組みは、手軽に電力消費を抑えられる方法として広く認識されていることがうかがえます。次いで、「モニターの明るさを下げている」(17%)や「充電完了後に充電器を外す」(11%)など、細かな工夫を実践している方も一定数見られました。
一方で、「特に何もしていない」と回答した方は、21%という結果です。
Q7. 照明の使用を減らすために、どのような対策を取っていますか?※複数回答
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在宅勤務で照明の使用を減らす対策として、「LEDライトに切り替えている」が25%で最も多い結果となりました。次いで、「自然光を最大限に活用している」(21%)、「こまめに不要な照明を消している」(19%)といった回答が挙げられています。
ほかには、「タスクライトを使用し、部分的な照明にしている」(11%)や「センサーライトや人感センサーを導入している」(8%)といった、節電対策の仕組みを導入している方の回答も見られました。
一方で、「特に何もしていない」と答えた方は16%という結果です。対策するつもりがなく、こまめな行動を起こすには至らないといった方が一定数いることが、この質問でも明らかになっています。
Q8. 在宅勤務中の調理や食事に関して、電力消費を抑えるために行っている工夫はありますか?※複数回答
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何らかの工夫をしている方に多かった回答は、「調理器具の保温機能をなるべく長時間使わないようにしている」で29%を占めています。次いで、「冷凍してある食材を事前に室温に戻してから調理している」(16%)や「一度に複数の料理を調理している」(15%)など、調理の効率を高めることで電力消費を抑えている方もいました。
ただ、最も多い回答が「特に何もしていない」の32%という結果で、エアコンや電子機器、照明での対策と比較すると、あまり節電対象として見られていないことがうかがえます。
Q9. 在宅勤務中の休憩時間や昼食時に、電力消費を抑えるために実践していることはありますか?※複数回答
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休憩時間や昼食時における電力消費抑制について、「特に何もしていない」と回答した方が33%で最多となりました。1つ前の質問でも同程度の割合で「特に何もしていない」という回答があったことを踏まえると、仕事の作業環境以外の部分における節電意識は比較的低いといえるでしょう。
残りの67%の方は何らかの工夫をしており、「電子機器の使用を控えめにしている」(26%)や「屋外での軽い運動や散歩を取り入れている」(22%)、「スマートフォンの充電を最小限にしている」(18%)といった回答が集まりました。
Q10. 電力消費の「見える化」や節電意識を高めるために、どのような取り組みをしていますか?※複数回答
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この質問では、電力消費の「見える化」やより高い節電意識を持つためにどのような取り組みを行なているかを聞きました。
電力消費の把握や節電意識向上に努めている方は、「電気料金の推移を記録している」(27%)や「スマートメーターやアプリで電力使用量を確認」(17%)など、電力消費の「見える化」についての取り組みが目立ちました。「見える化」が効果的な節電行動につながるという認識のもと、一部の家庭ではデジタルツールを活用していることがわかります。
また「家族で節電目標を設定」(9%)や「電力消費の多い時間帯を把握」(11%)など、家庭全体で節電に取り組む動きも見られました。
一方で、「特に何もしていない」も27%と多くの回答を集めており、節電をあまり意識していない層は一定数存在することがわかります。
■季節による電力使用量の差
最後に、在宅勤務による電力使用量の増加について、季節によって差があるかを調査しました。
Q11. 在宅勤務による電力使用量の増加は季節によって異なりますか?
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在宅勤務による電力使用量の増加について、季節による変化をたずねたところ、「夏季に非常に増加」が24%、「夏季にやや増加」が31%と約5割の方が夏に増加したと回答しています。この結果から、特に、夏に電力消費の増加を実感している方が多いことがわかりました。
また、「冬季にやや増加」と「冬季に非常に増加」もそれぞれ14%と、冬の電力使用量の増加も指摘されています。この結果から、エアコンや暖房機器といった季節特有の家電は、電力使用量増加に大きく関係していると推測されます。
一方、「季節による変化はない」と答えた方は17%で、年間を通して使用量が一定の家庭もあるようです。
在宅勤務による電力使用量の増加はほぼ不可避と考えられ、電気料金を上げないための効果的な対策は難しいのが現状です。節電意識を持ち、日々の生活で節電に取り組むとともに、電力会社の見直しも検討してみましょう。
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エネワンでんきについて(URL:https://eneonedenki.net/)
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エネワンでんきは「あしたもツイてる」のスローガンのもと、お客さまに寄り添い、安心・安全なサービスとおトクな電気を提供する新電力会社です。ライフスタイルに最適なプランをご提案することで、お客さまの豊かな暮らしのお手伝いをいたします。
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