世帯年収800万円以上の地元民300名が選ぶ『名古屋市内評判の良い区』ランキング　「子育てしやすい区」「自慢できる区」「発展が期待できる区」など明らかに

〜エターナル代表近野が調査をもとに解説〜

エターナル株式会社

2025年1月24日 11時00分

　エターナル株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役：近野貴行、以下：エターナル）は、世帯年収800万円超えの名古屋市内に3年以上お住いの方327名を対象に、名古屋エリアにおける地元の人の評判地域調査を実施しましたので、お知らせいたします。

01｜名古屋市内において総合的に住みやすい区、「千種区」が37.6%で最多、約4割が「治安」と「買い物環境」を評価
02｜名古屋市内で子育てしやすい区、第1位「千種区」（30.9%）、将来性では「緑区」が29.1%を獲得
03｜名古屋市内で交通の利便性に優れている区、「中区」が62.4%で圧倒的な支持

■調査概要

調査名称：名古屋エリアにおける地元の人の評判地域調査
調査方法：IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間：2025年1月10日〜同年1月14日
有効回答：世帯年収800万円超えの名古屋市内に3年以上お住いの方327名

※ 合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。

■名古屋市内で総合的に住みやすい区は、「千種区」が37.6%で最多

　「Q1.名古屋市内で、総合的な住みやすさの観点で評価が高いと思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「千種区」が37.6%、「昭和区」が20.8%、「東区」が20.5%という回答となりました。

・千種区：37.6%

・昭和区：20.8%

・東区：20.5%

・名東区：20.2%

・瑞穂区：17.4%

・緑区：15.0%

・中区：10.7%

・天白区：10.4%

・中村区：8.3%

・西区：7.3%

・守山区：6.1%

・熱田区：5.2%

・北区：4.6%

・中川区：3.1%

・港区：3.1%

・南区：2.1%

・あてはまるものはない/わからない：4.9%

■「治安が良いから」や「買い物環境が整っているから」が、住みやすさの決め手に

　Q1で「あてはまるものはない/わからない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した区を選んだ理由を教えてください。（複数回答）」（n=311）と質問したところ、「治安が良いから」が48.2%、「買い物環境が整っているから」が47.9%、「商業施設が充実しているから」が42.8%という回答となりました。

・治安が良いから：48.2%

・買い物環境が整っているから：47.9%

・商業施設が充実しているから：42.8%

・災害被害の不安が少ないから：19.0%

・家賃相場が高すぎないから：17.7%

・周辺に大きな音が出る施設が少ないから：11.3%

・坂道が少なく歩きやすいから：10.0%

・その他：5.5%

　ー他の都市への移動がしやすいから

　ー地下鉄が通ってないから

　ー文教エリアだから

　ー教育水準が高い

　ー会社が近い

　ー交通機関

　ー住み慣れたところ

　ー名古屋駅に近い

　ー病院が多いから

　ー生まれてからずっと住んでいるので

　ー交通の便が良いから

　ー勤務先が近いから

　ー地下鉄があり便利

・わからない/答えられない：6.1%

■「住んでいる人の民度が高い」や「公園や緑が多く自然豊かである一方、施設や店が充実していて便利だから」などの評価理由も

　Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、総合的な住みやすさが高いと感じた区を選んだ理由があれば、自由に教えてください。（自由回答）」（n=292）と質問したところ、「住んでいる人の民度が高い」や「公園や緑が多く自然豊かである一方、施設や店が充実していて便利だから」など220の回答を得ることができました。

＜自由回答・一部抜粋＞

公園や子供の習い事ができる場所が多く、また子供が1人でも歩ける治安の良さなど子育てがしやすいから。
名古屋にも豊田にも行きやすく、東名高速のインターが近いから。
住んでいる人の民度が高い。
徒歩圏内に必要な施設（警察署・公園・病院・学校等）があり、不自由しないから。
公園や緑が多く自然豊かである一方、施設や店が充実していて便利だから。
市内地下鉄沿線はどの区も住みやすいと思う。

■地元民が実感する子育てのしやすい区、第1位「千種区」、第2位「名東区」

　「Q4.名古屋市内で、子育てがしやすいと思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「千種区」が30.9%、「名東区」が22.0%、「緑区」が17.4%という回答となりました。

・千種区：30.9%

・名東区：22.0%

・緑区：17.4%

・昭和区：15.9%

・東区：15.6%

・瑞穂区：13.5%

・天白区：9.8%

・守山区：7.0%

・北区：5.5%

・西区：5.5%

・熱田区：3.4%

・中村区：2.1%

・中区：2.1%

・中川区：2.1%

・南区：1.5%

・港区：0.9%

・あてはまるものはない/わからない：24.8%

■地元民が選ぶ景観・景色が良い区、「千種区」と「緑区」が同率1位に

　「Q5.名古屋市内で、景観・景色が良いと思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「千種区」が21.7%、「緑区」が21.7%、「名東区」が17.1%という回答となりました。

・千種区：21.7%

・緑区：21.7%

・名東区：17.1%

・守山区：16.5%

・東区：13.8%

・天白区：11.9%

・港区：9.2%

・昭和区：8.0%

・熱田区：7.3%

・瑞穂区：6.4%

・中村区：6.1%

・中区：6.1%

・北区：4.0%

・西区：3.4%

・中川区：2.4%

・南区：1.2%

・あてはまるものはない/わからない：23.2%

■6割以上の地元民が、「中区」の交通アクセスを高く評価

　「Q6.名古屋市内で、交通の便が良いと思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「中区」が62.4%、「中村区」が41.0%、「千種区」が32.4%という回答となりました。

・中区：62.4%

・中村区：41.0%

・千種区：32.4%

・東区：26.6%

・熱田区：10.1%

・昭和区：8.9%

・北区：6.4%

・瑞穂区：6.1%

・西区：4.6%

・名東区：3.1%

・中川区：1.5%

・南区：1.5%

・緑区：0.9%

・天白区：0.9%

・港区：0.6%

・守山区：0.3%

・あてはまるものはない/わからない：5.2%

■地元民に聞いた住んでいて自慢できる区、「千種区」が36.7%でトップ

　「Q7.名古屋市内で、住んでいたら自慢できると思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「千種区」が36.7%、「東区」が26.9%、「中区」が26.6%という回答となりました。

・千種区：36.7%

・東区：26.9%

・中区：26.6%

・昭和区：19.3%

・瑞穂区：16.2%

・名東区：13.8%

・中村区：13.1%

・北区：3.7%

・西区：3.7%

・熱田区：2.4%

・緑区：2.1%

・天白区：2.1%

・港区：1.8%

・中川区：1.2%

・南区：0.6%

・守山区：0.3%

・あてはまるものはない/わからない：20.5%

■約3割の地元民が、「千種区」は治安が良いと実感

　「Q8.名古屋市内で、治安が良いと思う区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「千種区」が26.0%、「名東区」が22.6%、「昭和区」が21.4%という回答となりました。

・千種区：26.0%

・名東区：22.6%

・昭和区：21.4%

・瑞穂区：17.1%

・東区：15.3%

・緑区：11.9%

・天白区：10.4%

・守山区：8.6%

・熱田区：4.6%

・北区：3.7%

・中区：2.1%

・中川区：2.1%

・西区：1.8%

・中村区：1.8%

・港区：1.8%

・南区：1.5%

・あてはまるものはない/わからない：26.3%

■地元民が期待する今後発展する区、「緑区」や「守山区」など

　「Q9.名古屋市内で、発展が期待できる（今後評価が高くなりそうな）区を教えてください。（3つまで回答可）」（n=327）と質問したところ、「緑区」が29.1%、「守山区」が17.7%、「名東区」が14.4%という回答となりました。

・緑区：29.1%

・守山区：17.7%

・名東区：14.4%

・千種区：12.8%

・天白区：12.5%

・中区：10.7%

・中村区：9.2%

・東区：8.6%

・瑞穂区：7.0%

・港区：6.4%

・熱田区：5.5%

・昭和区：4.9%

・南区：4.3%

・西区：3.4%

・北区：3.1%

・中川区：3.1%

・あてはまるものはない/わからない：22.9%

■まとめ

　今回は、世帯年収800万円超えの名古屋市内に3年以上お住いの方327名を対象に、名古屋エリアにおける地元の人の評判地域調査を実施しました。

　まず、名古屋市内において総合的な住みやすさでは「千種区」が37.6%で最も高く評価され、その理由として「治安が良い」（48.2%）や「買い物環境が整っている」（47.9%）が挙げられました。また、子育てのしやすい区でも「千種区」が30.9%と高い評価を得ました。次に、景観や景色が良い区を伺ったところ、「千種区」と「緑区」が同率1位（21.7%）となり、交通の利便性では「中区」が62.4%で圧倒的な支持を受けています。さらに、住んでいて自慢できる区では、「千種区」が36.7%で最も多く選ばれ、治安が良い区としても「千種区」が26.0%と安全性が高く評価されています。最後に、発展が期待される区では「緑区」が29.1%、「守山区」が17.7%となりました。

　今回の調査では、名古屋市内における地域ごとの特徴が明らかになりました。特に、治安や子育て環境、交通利便性などの多面的な要素が、住環境の評価に大きく影響していることが分かりました。また、将来的に発展が期待される地域もあり、不動産や地域開発の分野では、こうしたデータに基づく戦略的な取り組みが求められています。地域特性を活かした計画や投資が、住民のニーズを満たし、地域全体の発展に寄与するでしょう。

■エターナル代表近野貴行からのコメント

　今回の名古屋市内の調査結果を見ると、治安や子育て環境、交通アクセスの良さが「住みやすさ」を左右し、将来性のあるエリアへの期待も高いことがわかります。これは大阪市でも同様で、とりわけ梅田エリアを擁する北区や、再開発が進む中央区などは利便性の面で人気が高まっています。一方、子育て世代は住宅地として静かで、公園や教育環境が整う天王寺区や阿倍野区などを好む傾向があります。不動産投資では、こうしたニーズを踏まえ、物件選びや資産価値の見極めが重要です。インフラ整備や人口動態の変化に合わせて、エリアの評判や需要構造はさらに多様化していくでしょう。そのため、エリア情報の継続的な収集と時機を捉えた柔軟な戦略が投資成果を左右すると考えられます。