日本モジュールを活用した産業横断での協議・連携を開始 〜新たな商業利用と持続可能な低軌道経済圏構築に向けて〜
「日本モジュール」を活用した宇宙利用のエコシステム形成に向け、産業横断での協議・連携を開始

〜多様な企業・機関との協議を通じ、新たな商業利用の創出を目指す〜
株式会社日本低軌道社中(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本雄大)は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の後継機となる民間による「日本モジュール」を活用した宇宙利用のエコシステム形成を促進するため、産業横断的な協議・連携を開始しました。
当社は、宇宙戦略基金「低軌道自律飛行型モジュールシステム技術」および「国際競争力と自立・自在性を有する物資補給システムに係る技術」の交付決定を受け、2025年より、「日本モジュール」および「商用物資補給船」の本格開発を進めています。今後は多様な企業・機関との協議・連携を通じて新たな商業利用を創出し、地球低軌道における日本の強みを活かした経済圏の構築を推進します。日本モジュールを核に、幅広い産業分野をつなぐことで、ポストISS時代の宇宙利用における持続可能なエコシステム形成を目指します。
商業利用エコシステムの構想

日本モジュールを中核に据え、以下のような複数分野での宇宙利用を検討しています。

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分野 |
主な取組事例・方向性 |
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半導体製造・先端材料 |
微小重力環境を活かし、地上環境で困難な高純度結晶成長や高性能材料製造を実現します。 |
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エッジコンピューティング |
軌道上におけるデータ処理・通信基盤を整備し、大容量データ処理を低遅延に、効率的に実現する高速分散コンピューティング方式を開発します。 |
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ライフサイエンス・ |
宇宙環境を活用した再生医療や創薬研究支援を推進。三次元培養技術などを通じ、地上医療への応用可能性の拡大を図ります。 |
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エンターテインメント |
宇宙と地上を双方向でつなぐXR・AI・デジタル・ロボティクス技術を活用し、効率的な運用利用や新たな表現・体験型メディアの創出を目指します。 |
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船外利用・技術実証・ |
観測・通信・インフラ・安全保障などの軌道上実証に向け、船外利用プラットフォームの整備や、船内での宇宙向け水再生・循環インフラ技術を開発し、民間主導による宇宙技術の実証を推進します。 |
これらの分野を横断的に接続することで、商業・学術・社会実装の境界を超えた産業横断型エコシステムを形成します。
今後の展望
● 日本モジュールを通じ、多様な分野での宇宙利用機会を創出
● 補給システムと連携し、自律的かつ柔軟な低軌道活動の基盤を構築
● 分野横断のエコシステム形成により、国際的な地球低軌道経済圏における日本のプレゼンスを強化
■会社概要
社名 株式会社日本低軌道社中(英文表記:Japan LEO Shachu, Inc.)
本社所在地 〒103-0022
東京都中央区日本橋室町2-1-1 日本橋三井タワー7F X-NIHONBASHI TOWER
代表者 代表取締役社長 山本 雄大
設立 2024年7月
事業内容 商用物資補給船開発 / 日本モジュール開発 / 低軌道利用開発
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