中小製造業の5割弱が、設備保全・点検部門で人手不足を感じている!中山水熱工業株式会社が「中小製造業における設備保全・点検業務の人手不足とDX化に関する実態調査」を実施!

中山水熱工業株式会社(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:中山 慎司)は、中小製造業経営者を対象に「中小製造業における設備保全・点検業務の人手不足とDX化」に関する実態調査を実施しました。この調査結果から、中小製造業経営者の設備保全・点検部門の人手不足状況や、DXへの取り組みの実態などが明らかになりました。
<背景>
近年、企業の「人手不足倒産」が増加していると言います。2025年はかねてより懸念されていた“2025年問題”が現実となり、団塊世代の大量退職による労働力喪失や技能継承の断絶が、各業界で深刻化しているものと考えられます。なかでも製造業は、他業種に比べて人手不足の影響を受けやすい業種です。現場での経験と技能を必要とする職種が多く教育が容易でないほか、若年層の製造業離れなどもあり人材確保の難しさが続いています。特に、設備の安定稼働を支える「設備保全・点検業務」は、工場の中でも省略が許されない要となる部門であるにもかかわらず、人材の確保・育成が難しく、業務の効率化やDX化も十分に進んでいないケースが少なくありません。そこで、中山水熱工業株式会社は、中小製造業経営者を対象に「設備保全・点検業務の人手不足とDX化」に関する実態調査を実施しました。
<調査サマリー>
・中小製造業の5割弱が、設備保全・点検部門で人手不足を感じている
・設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の半数以上が、現在、設備保全・点検部門で「2人以上」人員が不足している
・設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の約5割が、設備保全・点検部門で人手が不足してから「4年以上」経過している
・中小製造業で設備保全・点検部門が人手不足となっている主な理由は、「採用数が不足しているため」や「業務が属人化しており教育が難しいため」
・設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の6割以上が、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない
・設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない主な理由は、「社内にITやデジタルに詳しい人材がいないため」や「システムの導入コストが高いため」
・設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が、設備保全・点検部門のDX化に向けて取り組んでいることのトップ3は、1位「遠隔モニタリング体制の構築」、2位が同率で「保全管理システムの導入」と「振動や温度のセンサーによる状態監視」
<調査概要>
調査期間:2025年6月5日~6月9日
調査方法:インターネット調査
調査対象:中小製造業経営者(30代~60代男女)
調査人数:303名
モニター提供元:RCリサーチデータ
中小製造業の5割弱が、設備保全・点検部門で人手不足を感じている
まず、「自身の勤める会社における、設備保全・点検部門の人手不足の状況」を尋ねる設問への回答では、1位が「特に不足していない」で45.9%、2位が「やや不足している」で30.7%、3位が「非常に不足している」で17.8%という結果になりました。「特に不足していない」と回答された人も一定数いるものの、「やや不足している」と「非常に不足している」という回答を合計すると回答率は48.5%となり、中小製造業の5割弱が、設備保全・点検部門で人手不足を感じていることが明らかになりました。

設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の半数以上が、現在、設備保全・点検部門で「2人以上」人員が不足している
次に、設備保全・点検部門の人手が不足している(やや不足している、非常に不足している)と回答した人を対象に「設備保全・点検部門では、現在何人程度の人員が不足しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「1人」で44.9%、2位が「2人」で27.9%、3位が「3人」で11.6%という結果になりました。この結果から、中小製造業の半数以上が、現在、設備保全・点検部門で「2人以上」人員が不足していることがわかりました。

設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の約5割が、設備保全・点検部門で人手が不足してから「4年以上」経過している
続いて、設備保全・点検部門の人手が不足していると回答した人を対象に「設備保全・点検部門が人手不足となってから、どれくらいの期間が経過しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「4年以上」で49.0%、2位が「1年~2年未満」で19.1%、3位が「半年未満」で12.2%という結果になりました。この結果から、設備保全・点検部門の人手が不足している中小製造業の約5割が、設備保全・点検部門で人手が不足してから「4年以上」経過していることが明らかになりました。

中小製造業で設備保全・点検部門が人手不足となっている主な理由は、「採用数が不足しているため」や「業務が属人化しており教育が難しいため」
また、設備保全・点検部門の人手が不足していると回答した人を対象に「設備保全・点検部門が人手不足となっている理由」を尋ねる設問への回答では、1位が「採用数が不足しているため」で42.2%、2位が「業務が属人化しており教育が難しいため」で34.7%、3位が「労働生産性が低いため」で25.9%という結果になりました。この結果から、中小製造業で設備保全・点検部門が人手不足となっている主な理由は、「採用数が不足しているため」や「業務が属人化しており教育が難しいため」であることがわかりました。

設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の6割以上が、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない
次に、設備保全・点検部門の人手が不足していると回答した人を対象に「設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいるか」を尋ねる設問への回答では、1位が「取り組んでおらず今後取り組む予定もない」で35.4%、2位が「現在取り組んでいないが今後取り組む予定がある」で28.6%、3位が「一部取り組んでいる」で23.8%という結果になりました。1位と2位の回答を合計すると回答率60%を超える形になり、この結果から、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の6割以上が、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいないことが判明しました。

設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない主な理由は、「社内にITやデジタルに詳しい人材がいないため」や「システムの導入コストが高いため」
続いて、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない(現在取り組んでいないが今後取り組む予定がある、取り組んでおらず今後取り組む予定もない)と回答された人を対象に「現在、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない理由」を尋ねる設問への回答では、1位が「社内にITやデジタルに詳しい人材がいないため」で40.4%、2位が「システムの導入コストが高いため」で35.1%、3位が「DX化に取り組むリソースがないため」で31.9%という結果になりました。この結果から、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない主な理由は、「社内にITやデジタルに詳しい人材がいないため」や「システムの導入コストが高いため」であることが明らかになりました。

設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が、設備保全・点検部門のDX化に向けて取り組んでいることのトップ3は、1位「遠隔モニタリング体制の構築」、2位が同率で「保全管理システムの導入」と「振動や温度のセンサーによる状態監視」
調査の最後、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいる(一部取り組んでいる、積極的に取り組んでいる)と回答された人を対象に「設備保全・点検業務DX化に向けた取り組み」を尋ねる設問への回答では、1位が「遠隔モニタリング体制の構築」で35.9%、2位が同率で「保全管理システムの導入」と「振動や温度のセンサーによる状態監視」で34.0%という結果になりました。4位以降も回答率20%以上の回答が複数並ぶことから、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業が設備保全・点検部門のDX化で取り組んでいることは、多岐に渡ることがわかりました。

まとめ
今回の調査により、中小製造業の5割弱が、設備保全・点検部門で人手不足を感じており、こうした企業の半数以上が、現在、設備保全・点検部門で「2人以上」人員が不足していることが明らかになりました。また、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の約5割が、設備保全・点検部門で人手が不足してから「4年以上」経過しており、中小製造業で設備保全・点検部門が人手不足となっている主な理由は、「採用数が不足しているため」や「業務が属人化しており教育が難しいため」であることが判明しました。尚、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業の6割以上が、設備保全・点検業務のDX化に取り組んでおらず、こうした企業が設備保全・点検業務のDX化に取り組んでいない主な理由は、「社内にITやデジタルに詳しい人材がいないため」や「システムの導入コストが高いため」であることがわかりました。また、設備保全・点検部門の人手不足を感じている中小製造業のうち、設備保全・点検部門のDX化に取り組んでいる企業が、設備保全・点検部門のDX化に向けて取り組んでいることのトップ3は、1位「遠隔モニタリング体制の構築」、2位が同率で「保全管理システムの導入」と「振動や温度のセンサーによる状態監視」であることが明らかになりました。
本調査の結果から、中小製造業で設備保全・点検部門が人手不足となっている理由の上位に、「業務が属人化しており教育が難しいため」という回答が挙がりましたが、中山水熱工業株式会社が提供する「デジタルツイン構築サービス」は、Wi-Fi振動センサー「コナンエアー」のセンサー信号をブラウザ上で一括管理できる特性と、現場の3Dデジタルデータをもとに工場内の設備や空間を仮想空間上に再現し、保全や点検の意思決定を支援するINTEGNANCE VR(インテグナンス ブイアール)とのシステム構成で保全管理の標準化・省人化をサポートします。さらに、ITやデジタルに詳しくない現場担当者でも簡単に導入・利用が可能です。
調査実施会社

中山水熱工業株式会社
所在地:〒513-0835 三重県鈴鹿市平野町7686-10
代表者:代表取締役 中山 慎司
事業内容:デジタルツイン構築、配管・機械設備工事 等
URL:https://nsx.co.jp/

Wi-Fi振動監視計「コナンエアー」
中山水熱工業株式会社が製造・販売するWi-Fi振動監視計「コナンエアー」は、機械からの振動を測定し、設備の故障を事前に検出します。モーターのガタつきを発見することでベアリングの異常も検知できます。コナンエアーは設備のメンテナンスを効率化します。詳細は以下をご覧ください。
Wi-Fi振動監視計「コナンエアー」:https://conanair.com/japan/
デジタルツイン構築サービス
中山水熱工業株式会社が提供する「デジタルツイン構築サービス」は、Wi-Fi振動センサー「コナンエアー」の機械設備の構成部品の摩耗や破損等を感知しトラブル発生前に異常を通知しセンサー信号をブラウザ上で一括管理できる特性と、3次元情報をもった360°パノラマ写真をベースに、現場の状況を仮想空間上に迅速に(最短3日)再現する「ファストデジタルツイン™」が特長のINTEGNANCE VR(インテグナンス ブイアール)とのシステム構成で保全管理の省人化システムを提供しています。詳細は以下をご覧ください。
デジタルツイン構築サービス:https://nsx.co.jp/sensor_dept/preventive_maintenance.html
INTEGNANCE VR(インテグナンス ブイアール):https://www.integnance-vr.brownreverse.com/
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