賃貸入居者向けの家財保険(フレックス少額短期保険)を提供する株式会社FISが業務管理部門でRecho AI Voice Agentを導入

柔軟な対話能力と自然な会話体験で保険料収納督促業務の効率化と顧客体験向上を実現

株式会社Recho

次世代のVoice AIプラットフォームを開発する株式会社Recho(読み方:レコー、本社:東京都中央区、代表取締役:邱 実)と賃貸入居者向けの家財保険(フレックス少額短期保険)を提供する少額短期保険会社の株式会社FIS(本社:東京都新宿区、代表取締役:立見秋司、以下「フレックス少額短期保険」)は、保険料督促業務におけるAI Voice Agentの導入契約を締結したことを発表します。

導入の背景 

少額短期保険業界は2024年度末時点で契約件数1,158万件、収入保険料1,435億円の市場規模に成長しています。フレックス少額短期保険では、契約件数の増加に伴い保険料収納督促架電業務の効率化が喫緊の課題となっていました。

従来の督促業務における課題:

  • 多数の架電業務に対応するための人的リソース不足 

  • 単純な自動応答システムでは顧客の多様な質問や状況に対応できない 

  • 対応品質にばらつきが生じ、顧客体験と保険料収納率に影響

導入するソリューションと特長 

今回導入されるRechoのAI Voice Agentは、IVRの自動応答システムとは一線を画す次世代のソリューションです。AI音声対応技術は大きく進化してきましたが、多くの限界も存在します。以下の表は、これまでの音声AI技術の世代別比較とRechoが提供する独自価値を示しています。

AI 2.0/LLMによる音声対応は従来技術から飛躍的に進化しています。Rechoのプラットフォームは、業界最速の応答速度を実現し、人間のような自然な会話リズムを維持します。また、PaaS形式での提供により、導入企業はAI開発に必要な専門人材確保や数億円規模の初期投資を回避しながら、既存のCRMやコールセンターシステムとAPIで連携できます。

両社は実証実験を通じて効果を検証し、本格導入に至りました。

自然な対話能力:AIが人間のように自然な会話を実現し、「はい/いいえ」だけでなく、様々な質問や説明、時には感情的な対応にも柔軟に対応します。 

状況理解と要約能力:顧客の支払い遅延理由や個別状況を理解・要約し、適切なレスポンスを提供するとともに、重要情報を自動記録します。 

拡張性の高い設計:顧客管理システムとの連携や、将来的なデータ分析に基づく架電戦略の最適化など、段階的な機能拡張が可能な設計となっています。 

高いスケーラビリティ:繁忙期や督促集中期など、業務量の急増に対しても迅速に対応可能です。

期待される効果 

フレックス少額短期保険では、本システムの導入により以下の成果を期待しています。Rechoの初期実証実験ではすでに顕著な効果が確認されています:

督促架電の大幅な効率化:AIは人間の約2倍の架電数をこなし、人的リソースを最大50%削減しコア業務への再配置が可能に 

保険料収納率の大幅向上:AI対応による入金率は人間対応の1.64倍を達成し、収益向上に直結 

顧客体験の質的向上:より丁寧で自然な対応による顧客満足度の改善 

オペレーター負荷の削減:人間が対応すべき複雑な案件は全体の約8-10%まで削減され、専門性の高い業務に集中可能に今後の展開 

両社は保険料収納督促業務での成功を基盤として、今後は解約の受付や保険事故の受付など、より幅広い業務領域でのAI Voice Agent活用を視野に入れています。また、実際の利用データに基づき、架電タイミングの最適化やパーソナライズされた対応の強化など、継続的な改善を進めていく予定です。

Rechoは本事例を通じて金融・保険分野におけるAI音声ソリューションの有効性を実証し、人材不足や業務効率化といった社会課題の解決に貢献しながら事業拡大を目指します。

各社コメント

株式会社FIS(フレックス少額短期保険) 取締役 河田 竜弥氏

保険業界において、顧客との良好な関係維持と業務効率化の両立は長年の課題でした。特に保険料収納督促業務では、丁寧さと効率性の両立が求められます。今回Rechoの先進的なVoice AI技術の導入により、顧客に寄り添った対応を維持しながら、業務効率の大幅な改善と保険料収納率の向上を実現できると考えております。今後も顧客体験を最優先に考えながら、積極的にテクノロジーを活用していきます。

株式会社Recho 代表取締役 邱 実氏

私たちRechoが提唱する『Your 2nd Voice』というコンセプトは、人と人とのコミュニケーションを豊かにし、ビジネスに新たな可能性をもたらすものです。フレックス少額短期保険様との協業により、金融領域における音声AIの可能性を示せることを嬉しく思います。今回の督促業務は、AIが人間らしいコミュニケーションを実現することで、ビジネス課題の解決と顧客体験の向上を両立できることを証明する重要な事例になると確信しております。

各社概要 

株式会社FIS(フレックス少額短期保険)

多様化するライフスタイルやニーズに対応した、革新的な少額短期保険商品を提供。「世界でいちばん人を想う会社になる。」というビジョンのもと、顧客満足度の高いサービス提供に取り組んでいます。
代表者:立見 秋司
主要事業:少額短期保険業
住所:東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビルディング13階
URL:https://flex-ins.co.jp/

株式会社Recho

「Your 2nd Voice」というコンセプトのもと、次世代のVoice AIプラットフォームを開発・提供。独自開発の言語処理・音声技術と高速応答システムにより、人間らしい対話を実現するVoice Agentソリューションを企業向けに提供しています。

代表者:邱 実
主要事業:Voice AIのプラットフォーム及びVoice Agentの開発・運営
住所:〒104-0053 東京都中央区晴海3丁目10-1 Daiwa晴海ビル 2F
URL:https://recho-ai.com

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会社概要

株式会社Recho

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URL
https://recho-ai.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区晴海3-10-1 Daiwa晴海ビル2F
電話番号
-
代表者名
邱 実
上場
未上場
資本金
2600万円
設立
2021年12月