元歌舞伎町ホストのイケメン探偵が語る、現代の「探偵リアル!」
売れっ子ホストを辞めてまで夢見た探偵の日常とは?ジョギングする著名人を追うには?トイレや食事はどうしてる?ドンキで苦戦?張り込み中の悲喜こもごもなど、探偵のリアルをお伝えします。

タケモト 28歳
株式会社RCL調査部所属。
高校卒業後、横浜でホストになる。その後、歌舞伎町に拠点を移し、7年間、売れっ子ホストとして活躍。ある出会いをきっかけに探偵に憧れ、
2022年RCL入社。現在は後輩を指導しながら調査員として活躍中。
僕がホストになった理由。
白いスーツに憧れて。
高校時代に友達に誘われて、地元横浜でホストクラブの呼び込みのアルバイトをしました。白いスーツを着た先輩がめちゃくちゃカッコよく見えて、その姿に憧れ高校卒業後に正式に入店しました。お客様の指名をいただけるようになるまでは、とにかく売り上げのためにお酒を浴びるように飲み、ヘロヘロで帰宅する毎日でした。その甲斐あってか少しずつ指名客が増えて、自信もついた3年目に歌舞伎町のホストクラブに移りました。
歌舞伎町の売れっ子ホストに。
歌舞伎町はさすが本場なだけあって、お客様の数がとにかく多かったです。シャンパンタワーなど高級なお酒がバンバン売れ、動くお金も桁違いでした。売り上げを競うのは大変でしたが、努力を続けた結果、収入は跳ね上がりました。憧れだった白いスーツもその頃にはサマになっていたと思います。
ホストから探偵に転身!
25歳で引退すると決めた。
ホストは性に合っていましたが、社会で学び、貢献している、という実感がなかったので「いつかは昼職に就かなきゃ」と漠然と思っていました。そんな折、ある出会いをきっかけに「ホストは25歳まで」と決意し、25歳の誕生日を迎えて迷うことなく退職しました。
「ドラマみたいで面白そう!」から探偵に。
探偵を目指したきっかけは、探偵会社を運営しているお客様との出会いでした。お話を伺う中で、「探偵ってドラマみたいで面白そうだ!やってみたい!」と思いました。僕は単純なので、「探偵と言えばバイクだ!」と思い、すぐに大型二輪の免許を取りました。昔のドラマの影響で、免許があれば探偵になれると思っていたのですが、実際に今でも免許は役立っています。
念願の探偵に。でも甘くなかった。
2022年にRCL探偵事務所に入社しました。イメージしていた古くて薄暗い探偵社とは違い、港区の明るくておしゃれな探偵社でした。7年ぶりの昼職ですから「一流の探偵になるぞ!」と意気込んで入社しましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。
探偵は地味で過酷?
アンパンと牛乳はリアル。
毎日事件が起きて、謎解きをするようなアニメやドラマとは違い、実際は地味で根気の要る仕事でした。最初に尾行と張り込みの基礎を学びます。油断すれば見落としに繋がり、依頼者に迷惑がかかりますから、新人は必死です。長時間の張り込みになる場合は、先ずトイレの位置確認。食事中も目線を外さず、短時間で食べる。とにかく集中!。刑事ドラマの張り込みは「アンパンと牛乳」のイメージでしたが、探偵もまさにそんな感じです。
コロナでマスク着用者急増。調査はより困難に。
また、探偵は「面取り」と呼ばれる、対象者を識別する能力も求められます。冬場はインフルエンザやコロナの影響でマスクの着用が増えるため、この面取りが困難を極めます。人の印象は、帽子やサングラスなどの装飾品でガラリと変わります。最初の頃は、先輩から「対象者が出てきたぞ!」と言われても、「えっ?この人が?」という感じでした。今では様々な服装や雰囲気を事前にイメージしておくことで、判別できるようになりました。プライべートでも、つい周囲の人を観察してしまいますが、完全に職業病ですね。
Q1 探偵に聞きました。【差し入れで嬉しい食べ物は?】

Q2 探偵に聞きました。【調査中のトイレ事情】

ホストと探偵の相違点とは?
ホストは目立たなきゃダメ。探偵は目立っちゃダメ。
ホストはとにかく「売り上げ」が大事。そのためにお客様に夢を売り、今を楽しんでいただく仕事です。一方、探偵は「調査を成功させること」が最重要。浮気調査なら「証拠を取る」、これに尽きます。
加えてホストは「目立ってなんぼ」の世界ですから、差別化のために個性を出さなければいけません。ですが探偵は、いかに「己を消せるか」が重要。これが当時の僕には本当に難しかったです。
ホストを一回忘れろ。
新人時代はホスト癖が抜けず、服装や歩き方などで悪目立ちしてしまうことがありました。どうしてもカッコつけてしまうんですね。先輩から「ホストを一回忘れろ。自分をその土地にいかに溶け込ませるかだけ考えろ」と教わりました。経験を積んだ今は、北海道でも沖縄でも表参道でも、「浮かない」自信があります。対象者と目が合ったら上着を着る、帽子を被るなどして別人になり、警戒させないようにしています。こういう時はドラマのワンシーンみたいでワクワクします。
ホストと探偵の共通点とは?
ベテランは浮気を3分で見抜く。
ホストと探偵に共通するのは、「察する能力が必要」ということでしょうか。ホスト時代に培った、お客様の視線や指先の動き一つでその方が何を欲しているかを察する力は、今の仕事にとても活きています。
人は悪いことをする時には周囲を見渡す傾向があります。対象者が浮気相手に会う場合も同様にソワソワ、キョロキョロします。この様子で「今日は浮気する」と予測できるのです。
さらに、視線や身体の向きで、次の移動手段がタクシーなのか、浮気相手の車が迎えに来るのか?などの予測も立てられるようになりました。
ちなみに、ベテランの調査員は「3分でその日の浮気を予測できる」と言いますが、僕も早くそのレベルを目指したいです。
探偵のやりがいと失敗
映画のワンシーンみたいな証拠映像
この仕事のやりがいを感じるのは、密会現場をきっちり撮ることができた時です。映画のワンシーンのようなキスシーンが撮れた時は、震えました。依頼者はそんな映像を見たくもないでしょうが、これが僕たちの仕事であり、成果なのです。
また、警戒の強い対象者を追い切れた時も嬉しいです。「あなた、浮気しているでしょう?」と問い詰めてしまうと、どうしても対象者の警戒が強くなりますから、証拠は取りづらくなります。
もしあなたが調査を検討するなら、今はじっと我慢して泳がせてください。僕たちがしっかりと証拠を取ってきます!
スリルが癖になる。
逆に自分のせいで見失ってしまったり、発覚してしまったりすると、申し訳なくて生きた心地がしないです。今はGPSが条例で禁止されていますから、車は車で追う、バイクはバイクか車で追う、LUUPが出てきたら自転車かLUUPで追うしかない。何が起こるかわからないので、毎日がサバイバルです。
ただ、このスリルが癖になってしまうんです。
Q3 探偵に聞きました。【調査中に嬉しいのは?】

Q4 探偵に聞きました。【調査中つらいのは?】

探偵も悶絶する、激ムズ調査あれこれ。
著名人のジョギングをどうやって追う?
ある著名人の浮気調査で、「ジョギング中に愛人と会うかもしれないから尾行してください」という依頼が入りました。公園のジョギングを追うには、自分もジョギングするしかないので、必死で走りました。すぐ終わるかと思いきや、長時間走る走る・・・。ヘトヘトです。あれはもう勘弁してほしいですね(笑)。
下着売り場に冷や汗。女性の買い物は長すぎる。
女性を追う調査で、下着売り場に行かれてしまったことがありました。男性調査員2名で尾行していたため、店員やお客さんに変な目で見られ、慌てて女性調査員と交代したことがありました。総じて女性のショッピングは長いですね。同じ場所での張り込みは発覚のリスクが高いので、早く帰宅してほしいのに店を行ったり来たり。やっと買うかと思ったら、買わない。え~?結局買わないの?とびっくりします。女性にとっては楽しいショッピングでも、僕達探偵にとっては地獄のような時間となります。
「ドンキ」は激ムズ。
同じく買い物ネタで言うと、皆さまご存知の「ドン・キホーテ」も難所です。買い物するには楽しいお店で、個人的にもよく利用しますが、調査ではなるべく避けたいのが本音です。普通のスーパー等と異なり、売り場の形も商品の陳列も複雑な上に、エレベーターと階段が両方設置されていて、尚かつ出入口が一つでないことが多いので非常に見張りづらいです。「ドンキは調査員泣かせ(汗)」が探偵業界の定説です。
家族と愛人が同じタワマンに?
某企業の社長さんの浮気調査。何度調査しても真っ直ぐ自宅マンションに帰るのですが、奥様は「そんなはずない。まだ帰ってきていない」とおっしゃいます。不思議に思いながらも調査を重ねていくと、愛人が同じタワマンの別の部屋に住んでいることが判明しました。「愛人を同じマンションに住まわせるなんて許せない!」と当然ながら奥様の怒りが半端なかったです。あんなに怒っている人を初めて見ました。
Q5 探偵に聞きました。【調査が困難な場所は?】

僕の未来と依頼者の未来。
ホストは「今の幸せ」、探偵は「未来の幸せ」を考える。
ホストと探偵を経験して思ったのは、ホストは「今を楽しませる仕事」、探偵は「未来を幸せにする仕事」だということです。浮気の証拠で人は幸せになんてなれない、むしろ不幸になる、と思う方が多いかもしれませんが、その証拠で大切な家族を守ることもできるのです。
猛暑や大雨の日など、つらい時はもちろんありますが、そんな時は、「この証拠で幸せになる人がいるんだから何としても取らなければ!」と思うようにしています。また、この仕事は一人ではできません。一緒に調査する仲間がいて、初めて結果が出せます。大切な仲間と、誰かの未来を変えることができるなら、それが最高だと思っています。
ドローンを勉強してさらに進化したい。
実は今ドローンの資格の勉強をしています。家出人の捜索では、すでにドローンを導入していますが、これからますます使うケースが増えてくると考え、勉強し始めました。調査はどんどん多様化していますから、僕も置いて行かれない様にスキルを磨き、一流の探偵になりたいと思っています。
※当社調べについて
調査期間:2025年8月1日~2025年10月31日
調査方法:RCLおよび協力会社調査員へのアンケート
年代 20~50代
調査対象 調査員30名(複数回答可)

株式会社RCL
担当カウンセラー制度・店舗型相談室・警察犬導入に加え、 更なるイノベーションとして弁護士事務所に隣接して相談室を構え、 調査後の人生を重視した探偵社のスタイルを確立。
料金体系も浮気調査は従来の空振りや失敗でも調査結果に対して調査料金がかかるのではなく結果を重視した 「不貞行為の証拠が撮れなければ0円」と完全成果報酬制を実現。探偵業界の改革に取り組んでいる。
〒108-0073 東京都港区三田2-7-15 ジークレフ三田1F
(東京都公安委員会 探偵業届出証明書 開始番号 第30150137号)
代表番号:03-5730-2525
ホームページ:https://rcl-tantei.com/
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