ソムリエ田邉公一氏 × Zenkyu Matcha創業者による対談「ワインの視点でとらえる抹茶の世界」の動画を公開。ワイン文化から紐解く、抹茶の新たな可能性とは。

グローバルな抹茶ブームの中で、文化として定着させるためのヒントをワインから探る。

株式会社BLUEGON

東京発の抹茶ブランドZenkyu Matcha(禅休抹茶/株式会社BLUEGON/東京都港区、代表取締役 筋健亮)は、トップソムリエの一人として活躍する田邉公一氏をお招きした対談動画シリーズ『Insights from Wine into Matcha ワインの視点でとらえる抹茶の世界 | ソムリエ × 抹茶ブランド創業者対談』を2025年11月28日より順次公開いたします。

動画URL: https://youtu.be/nudNhwO545I

世界中で急速に抹茶への注目が集まる中、Zenkyu Matchaは「抹茶をブームで終わらせず、ワインのような普遍的な文化へ」という想いを持っています。本対談では、長い歴史を経て世界共通の文化となった「ワイン」の知見を借り、抹茶の味わいの表現、テロワール(産地特性)、そして体験価値の向上について、ソムリエの視点から深く掘り下げました。

対談実施の背景

近年、健康志向やSNSでの視覚的魅力から、世界規模で「抹茶ブーム」が起きています。しかし一方で、品質基準の曖昧さや、味わいを表現する共通言語の不在など、文化として根付くための課題も浮き彫りになっています。 そこで、歴史や文化的背景、ペアリングの奥深さなど多くの共通点を持つ「ワイン」のプロフェッショナルである田邉公一氏をお招きし、ワイン業界がどのようにして現在の地位を確立したのか、そのプロセスから抹茶業界が学べることを議論しました。

「ワインの視点でとらえる抹茶の世界」対談ハイライト

11月28日に公開するPart1では、両者の対話を通じて以下のようなインサイトが語られました。

1. 「味わいの言語化」が文化を作る

現在、抹茶の味や香りの表現は、専門的な用語(滋味、覆い香など)か、個人的な感覚の表現に二極化しており、世界共通の「物差し」が存在しません。田邉氏は、「ワインもかつては言語化されていなかったが、共通言語(ボキャブラリー)を作り、教育システムを整えたことで世界中の人が同じ基準で語れるようになった」と指摘。抹茶においても、グローバルな共通言語を構築することの重要性が語られました。

2. ソムリエ=「翻訳者」の重要性

生産者の情熱や技術がいかに素晴らしくても、それを消費者に伝える「言葉」と「提供技術」がなければ価値は伝わりません。田邉氏は、「グラスの形状、温度、提供されるシチュエーションでワインの味は変わる。その背景にあるストーリーや適切な楽しみ方を伝える『ソムリエ』のような存在が、これからの抹茶文化において重要な鍵を握る」と提言しました。

3. テロワールとヴィンテージの概念

ワインにおける「畑(テロワール)」や「ヴィンテージ(収穫年)」による価値の違いと同様に、抹茶においても「産地」「品種」「単一農園(シングルオリジン)」ごとの個性を明らかにし、それを価値として伝えていくことで、愛好家層を広げられる可能性について議論しました。

4. 品質基準とブランドの保護

世界的なブームの一方で、現在の抹茶にはワインのような厳格な規定がなく、品質のばらつきや模倣品の流通が課題となっています。田邉氏は、かつてワイン業界でも「シャンパーニュ」等の名称が他国で乱用された歴史と、そこから法規制によってブランド価値を守り抜いた経緯を解説。ブームを一過性で終わらせず、信頼される文化へ育てるための「品質基準」のあり方について議論が交わされました。

今後の公開予定

本対談は全3部作となっており、Part2、Part3も順次公開予定です。

Part2:Finding the Right Words for Matcha | 抹茶を味わい、言葉を探す

田邉氏が実際にZenkyu Matchaの商品(Zenkyu Signature Blend, Single Origin - Okumidori, Uji Latte Blend, Hojicha Powder)をテイスティング。「シルキーなテクスチャー」「ハーブのニュアンス」「余韻のコク」など、ソムリエならではの感性で抹茶の味わいを言語化します。

Part3:Exploring the Art of Matcha Pairing | 抹茶と菓子、ペアリングの新たな可能性をひもとく

従来の和菓子にとらわれず、カヌレやピスタチオチョコレートなど、ワインペアリングのロジック(同調と補完)を用いた新しい抹茶の楽しみ方を提案します。

出演者プロフィール

田邉 公一 (株式会社WS代表取締役)

ソムリエ歴23年、講師歴16年を超える。レストランやワインショップ、スクールを中心に、都内外の複数の企業のワイン、日本酒をはじめとする飲料の監修やセミナー講師を務める。
また、国内外の様々なワイナリーや酒蔵を巡りながら、SNSや各種メディア、イベント等での情報発信も積極的に行っている。
ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」講師。第6回 キュヴェ・ルイーズ ポメリーソムリエコンテスト 優勝。
著書「ワインを楽しむ〜人気ソムリエが教えるワインセレクト法〜」 
2025年10月に新著 「THE STUDY OF WINE」 を出版
映画「シグナチャー 〜日本を世界の銘醸地に〜」にソムリエ役として出演
オリジナル日本酒「几鏡 by Koichi Tanabe」を2024年よりリリース

筋 健亮(株式会社BLUEGON 代表取締役/Zenkyu Matcha創業者)

米日用品大手P&Gで10年半マーケティングに従事し、ファブリーズやブラウンブランドのディレクター、シニアディレクターを歴任。自身の原体験から茶道と禅の哲学に魅了され、2025年にZenkyu Matchaを創業。抹茶を通じて健康とマインドフルネスを広げている。

今後の展開と、共創パートナー・チームメンバーの募集

Zenkyu Matchaは今後も抹茶を通じて健康とマインドフルネスを広げる活動を継続します。

直近では、化粧品ブランドとのコラボレーションによる抹茶体験に加え、タイ・バンコクやアラブ首長国連邦・ドバイでの海外イベントも予定しています。

また、Zenkyu Matchaでは、ブランドの理念に共感し、抹茶を通じたウェルネス体験をともに創り出すコラボレーションパートナーおよびチームメンバーを募集しています。イベントや商品開発などの共同企画に関心のある企業・ブランド、そしてZenkyu Matchaの世界観をともに育てていく仲間からのご連絡をお待ちしています。

これからも、最高級の抹茶と茶道の精神を通じて、“点てて、味わう”という体験を日本と世界へ発信していきます。

Zenkyu Matchaについて

Zenkyu Matcha(禅休抹茶)は、茶道と禅の哲学に根ざし、東京を拠点にグローバルに展開する抹茶ブランドです。「Matcha Ritual(抹茶を点てて味わう習慣)」を掲げ、抹茶を通じて忙しい日常の中にも立ち止まる時間をつくり、心身の健康を育むことを目指しています。京都・宇治の一番茶を日本最高峰の茶師がブレンドし、石臼で丁寧に挽いた抹茶は、鮮やかなグリーンの色味と、豊かなうまみ、香りが特長です。さらに、抹茶を点てて味わう時間をより豊かなものにするため、国内外の作家とのコラボレーションで、茶筅や茶碗などの茶道具も展開しています。
公式サイト:https://zenkyumatcha.com
Instagram:@zenkyu_matcha_jp

本件に関するお問い合わせ先

株式会社BLUEGON(Zenkyu Matcha運営)
代表者:筋 健亮
Email:contact@zenkyumatcha.com
所在地:東京都港区芝5-36-4 札の辻スクエア9階

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会社概要

株式会社BLUEGON

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URL
https://zenkyumatcha.com/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都港区芝5丁目36番4号 札の辻スクエア9階
電話番号
050-6876-2521
代表者名
筋健亮
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年01月