事業承継で失われる「会社の記憶」を資産に。HR Hero、統理発の「経営資産承継」事業に参画

経営者・幹部・現場・専門家に分散する判断・経験・暗黙知をAIで抽出し、人の確認を経て経営資産へ。組織開発と掛け合わせ事業承継を支援。先行PoCパートナーを3社限定募集

株式会社HR Hero

株式会社HR Hero(本社:大阪府、代表取締役:三浦由貴、以下「HR Hero」)は、株式会社統理(本社:大阪府、代表取締役:大西結菜、以下「統理」)が構想・開発を進めるAI活用型「経営資産承継」事業に参画し、共同で事業化を推進することをお知らせいたします。 

経営者や幹部、現場責任者、専門家など社内外に分散する判断・経験・文脈をAIで抽出し、人の確認を経て会社固有の「経営資産」として蓄積。HR Heroの組織開発支援と掛け合わせ、事業承継・組織承継を支える新たな承継モデルとして、先行PoCパートナー3社を募集します。 

本事業における「経営資産承継」は、経営者個人の知識や人格を単にAIで再現(クローン化)することを目的としたものではありません。経営者が何を重視し、なぜその決断を下したのかという文脈を、会社全体の知として次代へ引き継ぐ取り組みです。

本事業開始の背景

事業承継において重要となるのは、株式や契約、財務情報といった目に見える資産の引き継ぎだけではありません。「なぜこの取引先を大切にしてきたのか」「なぜ過去に値下げをしなかったのか」「何をリスクとして見ていたのか」といった意思決定の背景や文脈の多くは、人の中に残ったまま体系化されていません。経営者の交代やベテラン社員の退職によって、こうした「見えない知」が失われていくことこそが、事業承継における本質的な課題です。 

また、経営判断はトップが行っていても、会社の歴史や知識のすべてを一人が抱えているわけではありません。 例えば一つの設備投資でも、経営者は将来の成長を見据え、財務担当者は資金繰りを記憶し、現場責任者は導入時の教育負荷を経験しています。

同じ出来事でも立場によって残る情報は異なるため、統理とHR Heroでは、複数の関係者の視点や記録を一つの出来事に紐付け、「会社としての記憶」を復元する新たな仕組みを構築しました。

「経営資産承継」の仕組みと特徴

日々の業務の中で生まれる音声や対話、資料等を活用し、経営者に過度な記録業務を課すことなく自然な形で資産化を進めます。 

経営関与者の特定と日常ログ取得(HR Hero × 統理):組織構造から誰の知を残すべきかを特定し、普段通り仕事をする中で音声・資料等のログを取得。

AIによる重要判断の抽出(統理):AIが経営上重要な出来事や判断候補を抽出。

対話による背景の言語化(HR Hero):HR Heroが対話に入り、AIだけでは拾いきれない経営トップの想いや判断理由の文脈を言語化。

人が確定(統理):整理された候補に対し、「残す/修正する/残さない」を人間が確認・判断。

経営資産として蓄積(統理):人物・出来事・根拠・結果を紐付けてデータベース化。

会社固有の「4つの経営基盤」を残す設計

AIモデルが変わっても会社側に残り続ける資産として、以下の要素を構造化します。 

・判断基準:何を重視し、どんな例外条件を認めてきたか 

・経営課題:過去に直面したリスクや成功・失敗の要因 ・意思決定の背景:なぜその選択肢を選んだのかという文脈 

・関係者・証拠記録:関わったキーパーソンと根拠となる原資料 

これらは最終的に、以下の4層の成果物として会社へ引き渡されます。 

❶ 原記録アーカイブ:音声、文字起こし、資料、メモなど、判断の根拠となる原記録 

❷ 経営資産台帳:判断、経験、文脈、関係性、判断基準などを構造化した資産データ 

❸ Company Blueprint:会社の歴史、人物、出来事、関係性の全体像を可視化する「経営資産の地図」。HR Heroが組織図やキーパーソンの関係性を紐解き作成を支援 

❹ Company OS & 組織実装:蓄積された経営資産を検索・参照する専用インターフェース「Company OS」と、それを新体制の評価や組織文化へ根づかせるHR Heroの組織開発プログラム

具体的な活用シーン

❶ 後継者による経営判断の参照 

後継者が新規事業や価格交渉で迷った際、「過去の類似局面で先代や幹部がどのようなリスクを想定し、どう判断したか」を活用インターフェース「Company OS」上で対話形式で参照・確認。 

❷ 理念・判断基準の承継と組織定着

創業者の頭の中にある価値観や行動原則を対話を通じて再定義し、新体制の評価や組織カルチャーへスムーズに定着。

❸ キーパーソンの退職対策 

特定事業を支えてきたベテラン幹部が持つ顧客との関係性の勘所や例外対応ルールを、退職前に構造化して次世代チームへ引き継ぎ。 

両社の強みと役割分担

事業承継を成功させるためには、「経営知のデータ構造化」と「人と組織へのアプローチ」の両面が不可欠です。 

・株式会社統理(事業構想・経営資産設計) 

ログの取得・構造化設計、データ基盤および活用インターフェース(Company OS)の開発・実装を担当。 

・株式会社HR Hero(組織開発・HRBP) 

組織構造の理解によるキーパーソンの特定、経営トップの想い・価値観の言語化、トップ交代に伴う新体制への組織開発・定着支援を担当。 

両社代表コメント

【株式会社統理 代表取締役 大西結菜 コメント】 

「私が『経営資産承継』という事業を本気でやりたいと思う背景には、身近で経験してきた出来事があります。私の祖父母は、地方で約40年間、自動車関連の会社を営んでいました。数年前、その事業と土地を手放すことになりましたが、家族は皆離れて暮らしており、会社の中に入り、最後までその価値を守る人がいませんでした。今振り返ると、40年間会社が続いたという事実そのものが、大きな経営資産だったと思います。もし5年前に戻れるなら、祖父母だけでなく従業員や取引先から話を聞き、これまでの判断や関係性、技術、経験を整理し、『この会社の本当の価値は何か』を明らかにしていたと思います。そのうえで、無駄なコストがあれば見直し、その資金を人材採用やマーケティング、ブランドづくりなど、会社を次へ伸ばすために使う。そして、何を守り、何を変え、何を次の世代へ渡すのかを整理した状態で、会社の価値をつなぎたかった。今思えば、祖父母の会社に対して私がやりたかったことこそ、『経営資産承継』の原型です。また、ものづくりに関わる中で、日本の職人が長年磨いてきた技術が、その背景や歴史を十分に残さないまま海外へ移っていく事例も知りました。最近では、身近な経営者が亡くなった後、残された家族が会社や関係者との整理に向き合う姿も見ました。本人がいなくなると、『本当は何を考えていたのか』『なぜその判断をしたのか』を確認することさえ難しくなります。事業承継とは、株や会社を渡すことだけではない。人が人生をかけて積み上げてきた判断、経験、関係性、技術、そして歴史まで、正しい形で次の世代へ残すこと。AIで人をコピーしたいのではありません。人が生きて、考えて、働いてきた証拠を会社の資産として残し、次の経営に活かせる状態までつなげたい。それが、私が『経営資産承継』に取り組む理由です。」

【株式会社HR Hero 代表取締役 三浦由貴 コメント】

 急成長するスタートアップの組織づくりや、将来的な事業トップの交代を見据えた変革期の現場にHRBPとして伴走する中で、強く感じてきたことがあります。それは、会社の規模が急拡大したり次のフェーズへ進もうとする時、組織がうまく噛み合わなくなる原因の多くは『経営トップが何を大切にし、どんな基準で意思決定してきたのかという文脈が、周囲に共有しきれていないこと』にあるということです。なぜその時その判断をしたのか。何を信じて、何をリスクと捉えていたのか。そうしたトップの頭の中にある価値観や判断基準が言語化されていないと、人が増えたり体制が変わるタイミングで現場に迷いや摩擦が生まれてしまいます。

統理社から『社長個人のコピーではなく、関わる人々の記憶を会社の資産にする』という構想を聞いた時、私たちが組織開発の現場で一番大切にしてきた『人と向き合い、トップの想いや判断基準を言葉にして組織に馴染ませていくこと』がまさに活きる領域だと強く感じました。統理社のデータ設計の力と、私たちの人と組織に深く入り込む対話力を掛け合わせることで、体制やフェーズが変わってもブレずに成長し続けられる組織づくりを両社で支えてまいります。

先行実証(PoC)パートナー企業の募集について 

現在、自社経営ログを用いたMVP検証を経て、実企業への導入検証(PoC)にご参加いただける企業様を限定募集いたします。 

  • 募集枠:限定3社

  • 対象企業:

    ・創業者・現経営者への意思決定依存度が高い企業 

    ・数年以内に事業承継・代表交代を予定している企業 

    ・ベテラン社員の退職に伴うノウハウ消失を懸念している企業 

    ・過去の経営判断や失敗の文脈が体系化されていない企業 

  • 実証内容:経営知の棚卸し、経営関与者マッピング、MVPを用いた資産化プロセスの実施 

【企業概要】

■ 株式会社HR Hero

代表者:代表取締役 三浦由貴

所在地:大阪府

事業内容:外部HRBPサービス、組織開発支援、採用戦略コンサルティング

URL:https://hrhero.co.jp/

■ 株式会社統理

代表者:代表取締役 大西結菜

所在地:大阪府

事業内容:経営資産承継事業の開発、AI活用ソリューションの提供

URL:https://touriinc.com/

【本件に関するお問い合わせ・PoC参加に関するお問い合わせ先】

窓口:株式会社HR Hero / 株式会社統理 共同事業窓口

担当:三浦(HR Hero)

E-mail:info@hrhero.co.jp

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会社概要

株式会社HR Hero

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URL
-
業種
サービス業
本社所在地
大阪府吹田市江坂町 2-23-11
電話番号
080-1421-7892
代表者名
三浦由貴
上場
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資本金
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設立
2025年12月