『VIVANT』が2026年8月のアジア配信視聴者数で首位
ampd Vision『VIVANT』2026年8月視聴分析レポートを公開 日本のドラマとして計測開始以来初、国内では1,513万人が視聴

アジア太平洋10カ国でストリーミングの視聴行動を計測するampd(本社:シンガポール、代表:Vivek Couto)は、自社の視聴計測プラットフォーム「ampd Vision」のデータをもとに、TBS日曜劇場『VIVANT』の2026年8月の視聴実態をまとめたレポートの日本語版を公開しました。本リリースでは、レポートから主な結果を抜粋してお知らせします。
ポイント
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『VIVANT』の2026年8月のユニーク視聴者数は1,563万人(※1)。 ampdの計測開始以来、日本のドラマがアジア太平洋(※2)の月間首位に立ったのは初めてです。視聴の97%は日本国内でした
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国内の視聴者は1,513万人で、日本の計測対象VOD視聴者6,140万人の25%に相当します。 うちTVerは1,023万人。単一市場・単一プラットフォームで単月1,000万人を超えたタイトルは2026年で3本目です
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配信視聴のピークは放送翌日の月曜22時でした。継続視聴者の57%が配信開始から48時間以内に、92%が次回放送前に最新話を視聴していました
1. アジア首位、ただし視聴の97%は日本国内
2026年8月、ampdが計測するアジア太平洋の月間ランキングで、『VIVANT』はユニーク視聴者数1,563万人で首位に立ちました。2位は韓国ドラマ『恋は飴模様』の1,357万人、4位には同じくTBSの『Tシャツが乾くまで』(1,168万人)が入りました。ampdの計測開始以来、このランキングの首位はアジア各国で視聴される韓国ドラマまたは日本のアニメ等が占めてきました。日本のドラマが首位となったのは今回が初めてです。
一方で、『VIVANT』の視聴の97%は日本国内で発生しています。過去に首位となったタイトルは、制作国の視聴者が全体の3分の1前後で、残りを他国が占めることが通例でした。『VIVANT』は、日本国内の視聴だけでアジア首位に到達した点で、これまでのヒットの型とは異なります。

2. TVer 1,023万人。有料VODの会員も無料のTVerへ
日本国内の視聴者1,513万人をプラットフォーム別に見ると、TVerが1,023万人、Netflixが254万人、U-NEXTが200万人、Prime Videoが155万人でした。国内視聴の約3分の2をTVerが占め、単一市場・単一プラットフォームで単月1,000万人を超えたタイトルは、2026年に入ってWBC(日本)、『鉄槌教師』(韓国)に続く3本目です。
シーズン2は地上波放送の直後にTVer(無料)とU-NEXT(有料VODでは独占)で配信され、シーズン1はNetflixやPrime Videoを含む主要各社で配信されていました。この配信形態が、有料VODの会員を無料のTVerへ動かしました。日本のPrime Video利用者の8人に1人、Netflix利用者の10人に1人が、2026年8月にTVerで『VIVANT』を視聴しています。また、国内視聴者の63%(956万人)は普段から有料VODを利用している人で、有料サービスをまったく使わず無料配信のみで視聴した人は37%(557万人)でした。

3. 配信後の視聴ピークは「月曜22時」
『VIVANT』の地上波放送は日曜21時、配信開始は同日22時前後です。配信の継続視聴者のうち、配信開始から24時間以内に最新話を視聴した人は33%、48時間以内では57%に達し、翌週の放送を迎える前には92%が前話を視聴していました。
時間帯別に見ると、配信視聴がもっとも集中したのは放送当日の日曜夜ではなく、翌日の月曜22時でした。月曜22時の視聴集中度は、通常日のピーク時間帯を100とした指数で390に達しています。週間のTVer総視聴時間に占める割合も、放送当日の日曜が12.9%、月曜が33.0%で、視聴者が1日遅れで作品に追いつく習慣が定着していました。
4. YouTubeでも1,320万人にリーチ
『VIVANT』の広がりは配信プラットフォームの外にも及びました。2026年8月、YouTube上の『VIVANT』関連動画は1,320万人のユニークユーザーにリーチし、総視聴時間は880万時間、1人あたりの平均視聴時間は39.9分でした。動画は450以上のチャンネルから1,600本以上が投稿され、発信元はクリエイターによる解説動画(リーチ881万人)、TBSなどの公式チャンネル(581万人)、切り抜き動画のアカウント(519万人)の3種類に分かれます(視聴者が重複するため、合計は全体の1,320万人と一致しません)。
TBSラジオがYouTubeで配信した連動トーク番組『VIVANT悪役会議室』は、全6回のうち5回が視聴者100万人を超え、1回あたり平均130万人以上が視聴しました。公式、クリエイター、切り抜きの3者が、配信本編と並行するもう一つの視聴空間を作っていました。

示唆
『VIVANT』の事例は、日本の地上波ドラマがアジアでもっとも見られる作品になること、有料VODの会員を含むマス規模の配信視聴者を獲得できることを示しています。放送局にとっては、放送翌日の月曜夜が配信上の「プライムタイム」になることによる地上波編成への影響、配信事業者にとっては、旧シーズンの配信が最新シーズンの話題に連動して伸びること、広告主にとっては、TVerとYouTubeを合わせた到達規模が単一の有料VODを上回りうることが、それぞれ計画の前提になります。一方、視聴の97%が日本国内にとどまった事実は、日本のドラマの海外展開が引き続き課題であることも示しています。日本国外のNetflixトップ10に入る日本のドラマは月平均0.3本で、日本のアニメ(1.4本)、韓国ドラマ(4.1本)を下回ります(2026年1月~8月、ampd計測対象のアジア8市場)。
※1ユニーク視聴者数:ampd Visionの計測パネルで観測した視聴ログから、複数のサービスで視聴した人を名寄せし、1人を1回だけ数えて母集団に拡大した推計値。集計期間は2026年8月1日~31日。
※2アジア太平洋:本リリースでは、ampdの計測対象市場のうち中国・インドを除く地域を指します。
ampd Visionについて
ampd Visionは、参加に同意したパネリストの端末で視聴ログを継続的に計測する、アジア太平洋のストリーミング視聴を捉えるプラットフォームです。アンケートによる申告ではなく、端末側で記録された視聴の事実を起点に、タイトル、プラットフォーム、時間帯、地域をまたいで視聴者を名寄せし、重複を除いたユニーク視聴者数として集計します。本リリースの数値は、パネルで観測した視聴ログを母集団に拡大した推計値です。
レポート本体(全7章・図表付き)は下記で公開しています。
日本語版:https://reports.media-partners-asia.com/ampd-vivant-jp.html
英語版:https://reports.media-partners-asia.com/ampd-vivant.html
会社概要
AMPD ANALYTICS PTE. LTD. はアジアのデジタル動画、広告、およびオーディエンス・エコノミーに特化した消費者インサイト&測定プラットフォームを提供しています。アジアを代表するメディア調査・アドバイザリー企業である Media Partners Asia(MPA)によって設立され、アジアの消費者が「実際に何を視聴し、どう行動し、なぜそうするのか」を解き明かす信頼できる情報を提供するために構築されました。当社のプロダクトは、動画配信事業者、通信事業者、グローバルブランド、ローカルのコンテンツクリエイター、スポーツ放映権ホルダーなど、多岐にわたるクライアントに活用されています。このプラットフォームの中核を担うのが、当社独自の測定技術である「ampd Pulse」です。Pulseは同意済みのパネリストを対象に、モバイル、コネクテッドTV、ノートPC、タブレットなど、世帯アカウント内のプロファイルを含む実際のセッション単位のストリーミング行動を捕捉します。すべてのデータは匿名化され、適用されるプライバシー規制に準拠しており、プラットフォームから直接取得したプレミアムVODのタイトル別かつ各国の代表性を備えた測定データを提供します。フラッグシッププロダクトである「ampd Vision」は、アジア全域におけるVODカテゴリー、コンテンツ、および顧客動向を多角的に追跡します。Visionに加えて、ampd Reveal、ampd Lift などのソリューションも展開しており、アジアの主要8市場(日本、韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシア、シンガポール)でサービスを展開しています。
本件に関するお問い合わせ先
ampd プロダクト・マーケティング責任者 Koichiro Takeshita
E-mail:koichiro.takeshita@ampd-research.com
TEL:+65 8368 9368
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