テクノロジー企業成長率ランキング 第5回「日本テクノロジー Fast50」発表
― 1位はファイベスト株式会社、過去最高の売上高成長率6,512%を達成
― さまざまな業種から独自の製品・サービスを提供する企業が受賞、50社平均の売上高成長率も昨年の約2倍近くとなる601%と過去最高を記録
― さまざまな業種から独自の製品・サービスを提供する企業が受賞、50社平均の売上高成長率も昨年の約2倍近くとなる601%と過去最高を記録
監査法人トーマツ(本部:東京都港区/包括代表(CEO):佐藤良二)は、日本国内のTMT(Technology, Media, Telecommunications) 業界の過去3年間の収益(売上高)成長率からなる成長企業50社のランキング、第5回「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」(協力:首都圏情報ベンチャーフォーラム)を本日発表した。
1位は、売上高成長率6,512%と当ランキングで過去最高の成長率を達成したファイベスト株式会社で、光ネットワーク用光部品の開発、製造および販売を行っている。また、未上場企業が1位になるのは今回が初めて。2位は3,948%を記録した株式会社UBICで、フォレンジック調査・ディスカバリー支援・ツール 販売を主に行っている。3位にはオンラインゲームの企画・開発・運営・販売を行う株式会社ジークレストがランクインし、売上高成長率2,187%を記録した。上位企業の成長率は軒並み高く、上位5社の3年間の平均売上高成長率は2,963%と過去最高を記録している。
<ランキング傾向>
本年度特徴的なのは、多岐にわたる業種からの受賞であり、独自の製品・サービスを提供している企業がランキングされている点で、中でも、トップ10内に、株式会社アイフリーク、株式会社エンターモーション、株式会社アクロディアといったモバイル関連企業がランクインしているところにある。このランキング傾向は、SNSや電子メールをはじめとしたインターネットコミュニケーションにおける成長分野での利用端末がPCからモバイルに移行してきている状況を反映しているといえる。また、株式会社ジークレスト、株式会社ゲームオン、株式会社ゲームポット、サイバーステップ株式会社などのオンラインゲーム関連企業の健闘も目立つ。オンラインゲーム業界への注目度の高さは、先日行われた東京ゲームショウ2007において、過去最高の入場者数を記録したことからもうかがえる。
業種別に見ると、インターネット関連分野からの受賞が54%(58%)と、3年連続で最多となっている。ソフトウェア・コンテンツ分野は、昨年同様26%であり、相変わらず高い比率を占めている。 以下、コミュニケーション分野が10%、ライフサイエンス分野、半導体/部品/電子機器分野が4%、コンピュータ/周辺機器分野が2%と続いている。
市場区分で見ると50社のうち、70%の35社が上場企業(30%の15社が未上場企業)であり(2007年8月末現在)、東証マザーズ60%、大証ヘラクレス26%、ジャスダック11%のほか、今年初めて札幌アンビシャスよりランクインした企業がある。
また、今年8月に開設された先端技術企業向けの新市場NEO(ネオ)への第1号の上場承認を受けた、株式会社ユビキタスがランクインしている。
昨年と比較すると、東証マザーズ60%(51%)、大証ヘラクレス26%(20%)は、ともに増加傾向にあり、2市場への集中が進んでいる。
受賞回数で見ると複数受賞企業は、50社中25社と、急成長企業が継続的な成長を遂げていることがわかる。内訳は、過去5年間で5回受賞している企業が1社、4回受賞が3社、3回受賞が4社、2回受賞が17社ある。
また、デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50の受賞企業50社および応募企業は、今年12月に発表が予定されているアジア太平洋地域のランキング、第6回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」に自動的にノミネートされる。
<デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50の上位10社>
第1位 ファイベスト株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 6,512%
第2位 株式会社UBIC(所在地:東京都):売上高成長率 3,948%
第3位 株式会社ジークレスト(所在地:東京都):売上高成長率 2,187%
第4位 株式会社アイフリーク(所在地:福岡県):売上高成長率 1,161% (2回目)
第5位 アウンコンサルティング株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 1,007% (2回目)
第6位 株式会社ジーエヌアイ(所在地:東京都):売上高成長率 870%
第7位 メビックス株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 716% (2回目)
第8位 株式会社エンターモーション(所在地:東京都):売上高成長率 652%
第9位 株式会社アクロディア(所在地:東京都):売上高成長率 626%
第10位 株式会社フォーサイド・ドット・コム(所在地:東京都):売上高成長率 610% (5回目)
<企業調査結果 50社のビジネス上の課題について>
Fast50プログラムの一環として、第5回「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」では、ビジネス上の諸課題を調査。その結果、次のことが明らかになった。
2007年度 経営課題は「新規事業の開発」と「人材の確保」
「新規事業開発」19%、「人材確保」18%、「社内管理体制」17%、がほぼ横並びで続き、以下、「人材育成」15%、「販路拡大」11%、「研究開発」7%、「海外進出」5%、「M&A」3%、「リスクマネジメント」2%、「ビジネスモデル構築」1%という結果が出た。その他、「ブランド力向上」の回答があった。他社との差別化を図るとともに、成長を続ける資源としての人材と、社内管理体制を重視する傾向が見られる。
激しい環境の変化に対応することが成長の鍵
「新規事業開発」は今年より新設した回答項目であるが、多くの回答を得た。「研究・開発」と合計すると26%となり、製品・サービスの短命化が進む経営環境の変化に対応するため、新分野開拓・新技術 開発に、積極的に取り組んでいることを示している。
急成長企業にとって重要な経営課題である「人材」
人材に関する課題である「人材確保」と「人材育成」は合計すると33%(29%)と最多となっている。また、同時に実施した調査では、2006年から2007年にかけて、多くの企業が従業員を増加させると 回答し、従業員の平均増加率は43%であった。2006年から2008年にかけての2年間では、全ての企業で人員を増加させると回答し、従業員平均増加率は95%であり、平均すると2年間で倍増させる計画である。今後の成長のために必要な人材を確保し、期待通りの成果を上げるよう育成することが高成長を支える重要な要素と考えられていることを示している。
<デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50とは>
2007年で5回目を迎える「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」は、TMT(Technology, Media, Telecommunications)インダストリーの過去3年間の収益(売上高)成長率の上昇が著しい日本企業(上場・未上場問わず)の応募からなるランキングプログラムです。指標を収益成長率としていることにより、企業規模によらない成長性を表わすランキングとなります。
ソフトウェア、音楽・エンターテイメント、通信インフラなど、情報・メディア・通信が幅広い分野で融合する中、デロイト トウシュ トーマツは、これらをTMTインダストリーと捉え、インダストリーの活性を目指し、全世界でテクノロジー Fast50/500プログラムを展開しています。Fast50は国レベルの、またFast500は地域レベルの収益成長率を基準としたランキングです。Fast500は、アジア太平洋地域、北米地域、EMEA地域で実施しています。
なお、Fast50およびFast500プログラムの詳細については、http://www.fast50.tohmatsu.co.jp/よりご覧頂けます。
ランキング対象である主要なテクノロジー業界は、ソフトウェア・コンテンツ、インターネット、
コンピュータ/周辺機器、ライフサイエンス、コミュニケーション、半導体/部品/電子機器です。
<デロイト トウシュ トーマツ とは>
Deloitte(デロイト)とは、スイスの法令に基づく連合組織体であるデロイト トウシュ トーマツ、そのメンバーファームおよびその関係会社を指します。デロイト トウシュ トーマツは、卓越したプロフェッショナルサービスとアドバイスを提供する世界各国のメンバーファームおよびその関係会社による組織体で、140カ国で遂行されているグローバルな戦略を通じ、クライアントサービスに 注力しています。世界中で約150,000人の優れた「知的資本」といえる人材により、Deloitteは4つの専門分野(監査・税務・コンサルティング・ファイナンシャル アドバイザリーサービス)で、世界の大企業の8割以上、全国規模の大企業、公的機関、地域顧客およびグローバルな成長企業にサービスを提供しています。サービスは連合組織体としてのデロイト トウシュ トーマツそのものによって提供されるものではなく、また、規制上あるいはその他の理由によって、一部のメンバーファームおよびその関係会社は、上記の4つの分野のサービスを全て提供していない場合があります。
デロイト トウシュ トーマツ(スイスの法令に基づく連合組織体)と、そのメンバーファームおよびその関係会社は互いの作為または不作為について責任を負いません。このように、連合組織体であるデロイト トウシュ トーマツは、「デロイト」「デロイト&トウシュ」「デロイト トウシュ トーマツ」あるいはその他の関連名称のもとで業務を行なう相互に独立した別々の法的存在である各メンバーファームおよびその関係会社によって構成されています。
<監査法人トーマツ とは>
監査法人トーマツはデロイト トウシュ トーマツ(スイスの法令に基づく連合組織体)のメンバーファームで、監査、マネジメントコンサルティング、株式公開支援、ファイナンシャル アドバイザリーサービス等を提供する日本で最大級の会計事務所の一つです。国内約40都市に約3,000名の公認会計士・会計士補を含む約3,700名の専門家を擁し、大規模多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細は監査法人トーマツWebサイト(www.tohmatsu.co.jp)をご覧ください。
1位は、売上高成長率6,512%と当ランキングで過去最高の成長率を達成したファイベスト株式会社で、光ネットワーク用光部品の開発、製造および販売を行っている。また、未上場企業が1位になるのは今回が初めて。2位は3,948%を記録した株式会社UBICで、フォレンジック調査・ディスカバリー支援・ツール 販売を主に行っている。3位にはオンラインゲームの企画・開発・運営・販売を行う株式会社ジークレストがランクインし、売上高成長率2,187%を記録した。上位企業の成長率は軒並み高く、上位5社の3年間の平均売上高成長率は2,963%と過去最高を記録している。
<ランキング傾向>
本年度特徴的なのは、多岐にわたる業種からの受賞であり、独自の製品・サービスを提供している企業がランキングされている点で、中でも、トップ10内に、株式会社アイフリーク、株式会社エンターモーション、株式会社アクロディアといったモバイル関連企業がランクインしているところにある。このランキング傾向は、SNSや電子メールをはじめとしたインターネットコミュニケーションにおける成長分野での利用端末がPCからモバイルに移行してきている状況を反映しているといえる。また、株式会社ジークレスト、株式会社ゲームオン、株式会社ゲームポット、サイバーステップ株式会社などのオンラインゲーム関連企業の健闘も目立つ。オンラインゲーム業界への注目度の高さは、先日行われた東京ゲームショウ2007において、過去最高の入場者数を記録したことからもうかがえる。
業種別に見ると、インターネット関連分野からの受賞が54%(58%)と、3年連続で最多となっている。ソフトウェア・コンテンツ分野は、昨年同様26%であり、相変わらず高い比率を占めている。 以下、コミュニケーション分野が10%、ライフサイエンス分野、半導体/部品/電子機器分野が4%、コンピュータ/周辺機器分野が2%と続いている。
市場区分で見ると50社のうち、70%の35社が上場企業(30%の15社が未上場企業)であり(2007年8月末現在)、東証マザーズ60%、大証ヘラクレス26%、ジャスダック11%のほか、今年初めて札幌アンビシャスよりランクインした企業がある。
また、今年8月に開設された先端技術企業向けの新市場NEO(ネオ)への第1号の上場承認を受けた、株式会社ユビキタスがランクインしている。
昨年と比較すると、東証マザーズ60%(51%)、大証ヘラクレス26%(20%)は、ともに増加傾向にあり、2市場への集中が進んでいる。
受賞回数で見ると複数受賞企業は、50社中25社と、急成長企業が継続的な成長を遂げていることがわかる。内訳は、過去5年間で5回受賞している企業が1社、4回受賞が3社、3回受賞が4社、2回受賞が17社ある。
また、デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50の受賞企業50社および応募企業は、今年12月に発表が予定されているアジア太平洋地域のランキング、第6回「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast500」に自動的にノミネートされる。
<デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50の上位10社>
第1位 ファイベスト株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 6,512%
第2位 株式会社UBIC(所在地:東京都):売上高成長率 3,948%
第3位 株式会社ジークレスト(所在地:東京都):売上高成長率 2,187%
第4位 株式会社アイフリーク(所在地:福岡県):売上高成長率 1,161% (2回目)
第5位 アウンコンサルティング株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 1,007% (2回目)
第6位 株式会社ジーエヌアイ(所在地:東京都):売上高成長率 870%
第7位 メビックス株式会社(所在地:東京都):売上高成長率 716% (2回目)
第8位 株式会社エンターモーション(所在地:東京都):売上高成長率 652%
第9位 株式会社アクロディア(所在地:東京都):売上高成長率 626%
第10位 株式会社フォーサイド・ドット・コム(所在地:東京都):売上高成長率 610% (5回目)
<企業調査結果 50社のビジネス上の課題について>
Fast50プログラムの一環として、第5回「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」では、ビジネス上の諸課題を調査。その結果、次のことが明らかになった。
2007年度 経営課題は「新規事業の開発」と「人材の確保」
「新規事業開発」19%、「人材確保」18%、「社内管理体制」17%、がほぼ横並びで続き、以下、「人材育成」15%、「販路拡大」11%、「研究開発」7%、「海外進出」5%、「M&A」3%、「リスクマネジメント」2%、「ビジネスモデル構築」1%という結果が出た。その他、「ブランド力向上」の回答があった。他社との差別化を図るとともに、成長を続ける資源としての人材と、社内管理体制を重視する傾向が見られる。
激しい環境の変化に対応することが成長の鍵
「新規事業開発」は今年より新設した回答項目であるが、多くの回答を得た。「研究・開発」と合計すると26%となり、製品・サービスの短命化が進む経営環境の変化に対応するため、新分野開拓・新技術 開発に、積極的に取り組んでいることを示している。
急成長企業にとって重要な経営課題である「人材」
人材に関する課題である「人材確保」と「人材育成」は合計すると33%(29%)と最多となっている。また、同時に実施した調査では、2006年から2007年にかけて、多くの企業が従業員を増加させると 回答し、従業員の平均増加率は43%であった。2006年から2008年にかけての2年間では、全ての企業で人員を増加させると回答し、従業員平均増加率は95%であり、平均すると2年間で倍増させる計画である。今後の成長のために必要な人材を確保し、期待通りの成果を上げるよう育成することが高成長を支える重要な要素と考えられていることを示している。
<デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50とは>
2007年で5回目を迎える「デロイト トウシュ トーマツ 日本テクノロジー Fast50」は、TMT(Technology, Media, Telecommunications)インダストリーの過去3年間の収益(売上高)成長率の上昇が著しい日本企業(上場・未上場問わず)の応募からなるランキングプログラムです。指標を収益成長率としていることにより、企業規模によらない成長性を表わすランキングとなります。
ソフトウェア、音楽・エンターテイメント、通信インフラなど、情報・メディア・通信が幅広い分野で融合する中、デロイト トウシュ トーマツは、これらをTMTインダストリーと捉え、インダストリーの活性を目指し、全世界でテクノロジー Fast50/500プログラムを展開しています。Fast50は国レベルの、またFast500は地域レベルの収益成長率を基準としたランキングです。Fast500は、アジア太平洋地域、北米地域、EMEA地域で実施しています。
なお、Fast50およびFast500プログラムの詳細については、http://www.fast50.tohmatsu.co.jp/よりご覧頂けます。
ランキング対象である主要なテクノロジー業界は、ソフトウェア・コンテンツ、インターネット、
コンピュータ/周辺機器、ライフサイエンス、コミュニケーション、半導体/部品/電子機器です。
<デロイト トウシュ トーマツ とは>
Deloitte(デロイト)とは、スイスの法令に基づく連合組織体であるデロイト トウシュ トーマツ、そのメンバーファームおよびその関係会社を指します。デロイト トウシュ トーマツは、卓越したプロフェッショナルサービスとアドバイスを提供する世界各国のメンバーファームおよびその関係会社による組織体で、140カ国で遂行されているグローバルな戦略を通じ、クライアントサービスに 注力しています。世界中で約150,000人の優れた「知的資本」といえる人材により、Deloitteは4つの専門分野(監査・税務・コンサルティング・ファイナンシャル アドバイザリーサービス)で、世界の大企業の8割以上、全国規模の大企業、公的機関、地域顧客およびグローバルな成長企業にサービスを提供しています。サービスは連合組織体としてのデロイト トウシュ トーマツそのものによって提供されるものではなく、また、規制上あるいはその他の理由によって、一部のメンバーファームおよびその関係会社は、上記の4つの分野のサービスを全て提供していない場合があります。
デロイト トウシュ トーマツ(スイスの法令に基づく連合組織体)と、そのメンバーファームおよびその関係会社は互いの作為または不作為について責任を負いません。このように、連合組織体であるデロイト トウシュ トーマツは、「デロイト」「デロイト&トウシュ」「デロイト トウシュ トーマツ」あるいはその他の関連名称のもとで業務を行なう相互に独立した別々の法的存在である各メンバーファームおよびその関係会社によって構成されています。
<監査法人トーマツ とは>
監査法人トーマツはデロイト トウシュ トーマツ(スイスの法令に基づく連合組織体)のメンバーファームで、監査、マネジメントコンサルティング、株式公開支援、ファイナンシャル アドバイザリーサービス等を提供する日本で最大級の会計事務所の一つです。国内約40都市に約3,000名の公認会計士・会計士補を含む約3,700名の専門家を擁し、大規模多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細は監査法人トーマツWebサイト(www.tohmatsu.co.jp)をご覧ください。