糖尿病患者の治療への意識・行動を把握する調査を実施
糖尿病患者の2人に1人は治療にきっちり取り組めていない 事実が明らかに。いま、見直される糖尿病患者の治療へのケアとは
メディカルライフ研究所では、昨年末に、糖尿病患者の意識と行動の実態を把握することを目的に、塩野義製薬株式会社(本社:大阪市中央区)と共同で、糖尿病患者3,437名を対象とした意識調査を実施。
この調査結果からは、糖尿病患者の大半が、治療継続の重要性を認識しているにもかかわらず、治療にきっちり取り組んでいる人は半数程度に留まるという実態が浮かび上がりました。また、前向きに治療に取り組むという意識を患者の目標とし、その目標に対して影響を与える要素を、定量的なデータ分析により検証してみたところ、患者自身が疾患に対して持つ意識や知識に加えて、医師や家族といった周囲の方との関係も重要であることがみえてきました。
この調査結果からは、糖尿病患者の大半が、治療継続の重要性を認識しているにもかかわらず、治療にきっちり取り組んでいる人は半数程度に留まるという実態が浮かび上がりました。また、前向きに治療に取り組むという意識を患者の目標とし、その目標に対して影響を与える要素を、定量的なデータ分析により検証してみたところ、患者自身が疾患に対して持つ意識や知識に加えて、医師や家族といった周囲の方との関係も重要であることがみえてきました。
◆調査結果
○糖尿病患者の治療への意識
糖尿病患者において、「今の治療方針を理解している」人は85.4%にのぼり、大半の患
者は、自分がどのような治療を行っているかを理解しています。また、糖尿病は完治
が大変困難であり、患者は一生治療を続けていくことになりますが、その治療の継続
の重要性についても、89.5%が認識をしています。
○糖尿病患者の疾患への態度
大半の患者が、治療方針を理解し、また治療継続の重要性も認識してはいるものの、「治
療に必要なことはきっちりやっている」人は51.4%と半数程度に留まっています。ま
た、糖尿病患者は、様々な心配やストレスを多くかかえていることもあるためか、
「治療をやめたいと思うことがよくある」人が32.3%とほぼ3 人に1 人の割合で存在
しています。
「治療に前向きに取り組む・治療をきっちり行う」という気持ちには、どのようなこ
とが影響を与えるのかを検証したところ、今回の調査では、『1,治療効果の認識・理解』
『2,治療の精神的負担』『3,自分の病状の理解』『4,糖尿病の薬や治療方法の知識』『5,
医師の理解・支え』『6,医師に注意される&うるさいと感じる』『7,家族との精神的なつ
ながり』『8,家族の行動的サポート』といった8つのポイントが挙げられました。患者
自身が疾患に対して持つ意識や知識に加えて、医師や家族といった周囲の方との関係
も重要であるようです。各ポイント詳細は以下の図の通りです。
◆結果詳細について
「メディカルライフ研究所 Research Report」及び、塩野義製薬株式会社のホームページにて、調査結果詳細を掲載しております。
・メディカルライフ研究所ホームページURL http://www.medicallifelab.jp
・塩野義製薬株式会社ホームページURL http://www.shionogi.co.jp/
■「糖尿病患者の意識と行動」調査 調査概要
調査対象者: 全国の20代~60代男女
調査方法: インターネット調査
調査時期: 2013年10月
調査サンプル: 有効回収数3,437
■メディカルライフ研究所概要
生活者視点で健康・医療のこれからを考え、生活者・ドクター・医療従事者・MRを“つなぐ”マーケティング・コミュニケーション研究を行う組織として、株式会社読売広告社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中田安則)と株式会社嵯峨野(本社:東京都新宿区、代表取締役:木村寿伸)が共同で双方の横断型社内組織として設立。
メディカルライフ研究所は生活者のヘルスケア活動、医療機関への受療行動の“これからを考え”、
① 生活者視点で健康・医療産業と生活者を適切につなぐための、 調査・研究、啓発活動を実施します。
② 医療機関、製薬メーカーに向けた、生活者視点のマーケティング・コミュニケーション施策支援、情報ソリューションを提供してまいります。
■メディカルライフ研究所事務局
〒107-6105 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル
株式会社読売広告社 R&D局内 TEL 03-5544-7324
■メディカルライフ研究所 リサーチレポート
メディカルライフ研究所では、生活者の健康や病気に対する意識の研究から活動をスタート。
「生活者の受療行動に関する調査」を行っており、独自の視点で研究レポートを発信してまいります。なお、調査・研究においては、『病気関連行動(illness behavior)』について多くの研究知見を保有するシンクタンク 株式会社応用社会心理学研究所(代表:廣田君美)とパートナーシップを結び、協業して実施していきます。
<本件に関するお問い合わせ>
メディカルライフ研究所(株式会社読売広告社R&D局内)
上野 関
TEL:03-5544-7324 info@medicallifelab.jp
○糖尿病患者の治療への意識
糖尿病患者において、「今の治療方針を理解している」人は85.4%にのぼり、大半の患
者は、自分がどのような治療を行っているかを理解しています。また、糖尿病は完治
が大変困難であり、患者は一生治療を続けていくことになりますが、その治療の継続
の重要性についても、89.5%が認識をしています。
○糖尿病患者の疾患への態度
大半の患者が、治療方針を理解し、また治療継続の重要性も認識してはいるものの、「治
療に必要なことはきっちりやっている」人は51.4%と半数程度に留まっています。ま
た、糖尿病患者は、様々な心配やストレスを多くかかえていることもあるためか、
「治療をやめたいと思うことがよくある」人が32.3%とほぼ3 人に1 人の割合で存在
しています。
○治療に前向きになってもらうためのポイント
「治療に前向きに取り組む・治療をきっちり行う」という気持ちには、どのようなこ
とが影響を与えるのかを検証したところ、今回の調査では、『1,治療効果の認識・理解』
『2,治療の精神的負担』『3,自分の病状の理解』『4,糖尿病の薬や治療方法の知識』『5,
医師の理解・支え』『6,医師に注意される&うるさいと感じる』『7,家族との精神的なつ
ながり』『8,家族の行動的サポート』といった8つのポイントが挙げられました。患者
自身が疾患に対して持つ意識や知識に加えて、医師や家族といった周囲の方との関係
も重要であるようです。各ポイント詳細は以下の図の通りです。
◆結果詳細について
「メディカルライフ研究所 Research Report」及び、塩野義製薬株式会社のホームページにて、調査結果詳細を掲載しております。
・メディカルライフ研究所ホームページURL http://www.medicallifelab.jp
・塩野義製薬株式会社ホームページURL http://www.shionogi.co.jp/
■「糖尿病患者の意識と行動」調査 調査概要
調査対象者: 全国の20代~60代男女
調査方法: インターネット調査
調査時期: 2013年10月
調査サンプル: 有効回収数3,437
■メディカルライフ研究所概要
生活者視点で健康・医療のこれからを考え、生活者・ドクター・医療従事者・MRを“つなぐ”マーケティング・コミュニケーション研究を行う組織として、株式会社読売広告社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中田安則)と株式会社嵯峨野(本社:東京都新宿区、代表取締役:木村寿伸)が共同で双方の横断型社内組織として設立。
メディカルライフ研究所は生活者のヘルスケア活動、医療機関への受療行動の“これからを考え”、
① 生活者視点で健康・医療産業と生活者を適切につなぐための、 調査・研究、啓発活動を実施します。
② 医療機関、製薬メーカーに向けた、生活者視点のマーケティング・コミュニケーション施策支援、情報ソリューションを提供してまいります。
■メディカルライフ研究所事務局
〒107-6105 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル
株式会社読売広告社 R&D局内 TEL 03-5544-7324
■メディカルライフ研究所 リサーチレポート
メディカルライフ研究所では、生活者の健康や病気に対する意識の研究から活動をスタート。
「生活者の受療行動に関する調査」を行っており、独自の視点で研究レポートを発信してまいります。なお、調査・研究においては、『病気関連行動(illness behavior)』について多くの研究知見を保有するシンクタンク 株式会社応用社会心理学研究所(代表:廣田君美)とパートナーシップを結び、協業して実施していきます。
<本件に関するお問い合わせ>
メディカルライフ研究所(株式会社読売広告社R&D局内)
上野 関
TEL:03-5544-7324 info@medicallifelab.jp
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