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株式会社シタシオンジャパン
会社概要

2つの体内時計がズレる!?およそ7割の人に「朝食時差ボケ」の恐れあり 「朝食は重要と認識し毎日食べている」人が多い反面、栄養バランス面では8割以上が「不合格」

~ 栄養バランス満点の朝食で、体内時計をリセットして身体を目覚めさせよう ~

株式会社シタシオンジャパン

 新生活が始まるこの季節、身体を目覚めさせる栄養バランスのとれた朝食を摂取できているか、朝食の実態を調べるべく、マーケティング&リサーチ会社である株式会社シタシオンジャパン(所在地:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:小出紘道)は、早稲田大学の柴田重信教授(時間栄養学)監修の下、「朝食に関する調査」を実施いたしました。【調査実施期間:2014年3月24日~25日、調査対象者:20~50代男女1,200名】
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 厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(平成24年)によると、朝食の欠食率は全体で男性12.8%、女性9.0%と年々順調に減少しています。今回の調査でも「朝食を重要だと思っている」という人は全体の7割、また「ほぼ毎日朝食を摂っている」人も同様に7割にのぼり、昨今の朝食ブームも手伝って朝食が浸透してきていることが伺えます。しかしその詳細を見てみると、「おにぎりのみ」や「パンのみ」などといった、栄養バランスの偏った食事でも朝食とみなすという人が8割、更に、栄養バランスのとれた朝食を摂れている人がわずかに2割しかいないことが明らかとなりました。また、朝食を食べない理由としては「時間がないから」「食欲がないから」ということが主な要因として挙げられる結果となりました。

 この結果を受けて、調査監修者である柴田重信教授は「朝食をきちんと食べることの重要性は広く認知されているようですが、現代人の朝食実態がここまで乱れているということに驚きました。本来身体を目覚めさせるために摂る朝食ですが、朝の太陽の光を浴び、更に栄養バランスのとれた朝食を摂らないと、2つの体内時計の位相※がずれ、いわゆる時差ボケ症状が出ることがあります。この“朝食時差ボケ”とも呼ぶべき状態が続くと、長期的には、高血糖、高血圧といった事態を招くことになります。栄養バランス満点の朝食で身体を目覚めさせ、朝からリズムよく一日を過ごしてほしいと思います」とコメントしています。
※「体内時計」には太陽の光によりリセットされる「中枢時計」と、栄養バランスの良い朝食によりリセットされる「末梢時計」の2種類があり(一般的に知られているのは中枢時計)、「位相」とは「2つの体内時計の針がどこをさしているか」を表す。

■4人に3人が「朝食は重要」と認識 実際に平日に朝食を毎日食べている人も7割
 まず、朝食に対する重視度について尋ねたところ、74.4%と4人に3人が「とても重要」「まあまあ重要」と回答しました。男女ともに年代が上がるにつれてこの割合は高くなります。
 また平日の朝食摂取状況については、およそ7割(70.6%)の人が「ほぼ毎日食べている」と回答、「週4~5回程度食べている」(8.4%)という人も合わせると、8割程度の人が概ね朝食を食べている結果となりました。ただし性年代別に見ると、男女ともに若年層で平日朝食の摂取率は低く、特に男性20~30代および女性20代では「ほぼ毎日食べている」という人は6割程度にとどまりました。これは「国民健康・栄養調査」(厚生労働省、平成24年)の「20~30代男性と20代女性の欠食率が高い」という結果とも合致し、朝食摂取については依然として啓発の余地があると言えます。

■平日は「朝からリズムよく過ごしたい」一方で昼・夜に比べ軽視される朝食、「おにぎり・パンだけでも『食べた』」
 平日の理想の過ごし方について尋ねたところ、「朝からリズムよく過ごしたい」という人が93.7%と、ほとんどの人が一日の始まりとして朝を大切に捉えていることが分かります。
 一方で、朝食を食べる時間を確保している人は74.1%と全体的に少なく(特に男性30~40代、女性20~30代)、また一日を通した食事摂取の割合を見ると、昼食や夕食を「ほぼ毎日食べる」という人はそれぞれ昼食83.8%、夕食92.3%と朝食よりも多く、昼食や夕食と比べるとまだまだ朝食は軽視されていることが伺えます。
 ここで、朝食を重視する人とそうでない人とで、各自の朝食の定義には幅があるのではないかと考えられます。そこで「どんなものを食べた時にあなたは『朝食を食べた』と思うか」と尋ねたところ、「ご飯・おにぎりのみ」(81.7%)や「トーストのみ」(75.3%)といった主食のみの内容でも朝食とみなしている人が多い結果となりました。これを性年代別に、ご飯やパンのみの食事に絞って見てみると、男性は30代、女性は20代で朝食とみなしている人が多いことが分かりました。
 その他、「サラダのみ」(25.3%)、「果物のみ」(24.3%)、「スープのみ」(22.2%)などの回答も見られ、とりあえず何かしら口にすれば大丈夫という認識の人もいるということが見受けられました。

■4割の人が朝食を摂りたくないときがあると回答、朝食を食べない理由は「食欲がない」「時間がない」
 「朝食を食べない」という人は全体の1割程度(10.3%)でしたが、「朝食を摂りたくないと感じることがある」という人は4割を超え(42.9%)、またその半数程度(20.8%)が朝食を摂りたくないと感じる頻度として「週に一回程度以上」と回答しており、朝食を毎日欠かさず食べることは難しいことが分かります。
 そこで朝食を食べないと回答した人に、朝食を摂らない理由を尋ねたところ、「食欲がないから」という人が49.5%と最も多く、次いで「時間がないから」が45.9%となり、これらが朝食を食べないことの2大要因として挙がりました。
 「食欲がないために朝食を食べない」という人のライフスタイルを見てみると、睡眠時間については他の人と大きな差が見られませんが、夕食を摂る時間が遅い傾向が見られました。
 もう一つの朝食を食べない大きな理由である「時間がない」について、実際にどれぐらい「時間がない」のかを調べました。専業主婦などで「家を出ない」という人を除いて、平日の朝起きてから家を出るまでの時間は、「起きてから1時間以内」と回答した人が全体の47.4%で、フルタイムで働く人の半数以上(55.2%)になりました。
 平日、朝食を作るのにかける時間についてはおよそ6割(58.2%)の人が「10分未満」と回答しました。朝食において意識していることも、「朝食の準備・片付けに手間がかからないこと」が69.2%と最も高く、「朝食が一日の活力になること」64.6%、「栄養バランスが整った健康的な朝食メニュー」50.6%を上回る結果となり、朝食を作るのにしっかり時間をかけて準備することは難しい状況であることが分かりました。

■朝食の栄養バランスは8割が「不合格」!?時間栄養学を知って時差ボケ解消、リズムの良い一日のスタートを!
 調査の当日(平日の朝)に食べた朝食に含まれていたものを尋ねたところ、「乳・乳製品・卵」「魚介・肉類・豆・豆製品」「野菜・芋類・果物」「穀物・砂糖・油脂」の4分類[1]から、1つでも摂取していたら1点と換算した際、4分類がバランスよく摂れていた人が16.3%と非常に少なく、実に8割以上の人がバランスのとれた朝食を摂れていないことが明らかとなりました。最も多く摂取しているのは「穀物・砂糖・油脂」といったエネルギーで84.2%、逆に最も摂れていないのは「魚介・肉類・豆・豆製品」(40.2%)といったタンパク質でした。女性は男性と比べると比較的「乳・乳製品・卵」「野菜・芋類・果物」を摂取できていますが、それでも満足とは言えない状況です。
[1] 四群点数法(女子栄養大学)に基づく分類
 続いて、平日の朝の身体の状態や気持ちについて尋ねたところ、「身体が重い」(47.3%)や「しっかり寝たはずなのに寝不足」(46.9%)、「目がなかなか覚めない」(33.9%)といった症状を訴える人がそれぞれいましたが、朝食の点数が低い人ほどこの割合が高くなりました。
 これに対して、柴田教授は以下のようにコメントしています。「これらはいわゆる“時差ボケ”のときに感じる症状で、朝の欠食やバランスを欠いた朝食が続くと身体が“時差ボケ”と同じような状態になることがあります。長期休暇の後などにも同様に時差ボケ症状が出ることがあります(社会的時差ボケ)が、これはいわば“朝食時差ボケ”と呼べると思います。」
 朝食(食事の時間)と栄養の関係は、柴田重信教授の近年の研究分野で「時間栄養学」と呼ばれますが、これについての認知をたずねたところ、「知っている」 1.3% 、「聞いたことがある」13.9%という結果となり、まだまだ認知が広がっていないことが分りました。
「時間栄養学は、食事の時間・内容が生体に与える影響を調べる学問です。朝から活発に活動する現代人にとって、朝食は夕食よりも大事。特に栄養バランスは大事で、糖質だけ、タンパク質だけといった食事では体内時計(末梢時計)が十分にリセットされず、2つの体内時計の位相がずれて時差ボケ状態になりやすいことが分かっています。朝は時間がないという人が多く、また野菜なども摂れていない人が多いようですが、例えば最近人気のシリアルは栄養バランスにも優れているし、様々なタイプの人に合わせたものも出ているので、そういったものを採り入れるなど工夫して、朝食をきちんと食べて欲しいと思います。」

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■調査監修者:早稲田大学先進理工学研究科 柴田重信教授
早稲田大学理工学術院先進理工学部電気・情報生命工学科薬理学研究室教授。薬学博士。
九州大学薬学部助手、助教授、早稲田大学人間科学部助教授、教授を経て、2003年より
現職。専門の「時間生物学」を背景としながら、近年、研究が進んでいる「時間栄養学」を
牽引している。著書に「時間栄養学―時計遺伝子と食事のリズム」(女子栄養大学出版部
2009年、共著)など。

■調査実施概要:「朝食に関する調査」
調査対象 :全国 20、30、40、50代の男女 各年代150名 合計1,200名
調査方法 :インターネット調査
調査実施会社 :株式会社シタシオンジャパン
調査実施期間 :2014年3月24日~25日

■株式会社シタシオンジャパンのご紹介   < http://www.citation.co.jp/ >
 シタシオンジャパンは、総合マーケティング&リサーチ会社です。「調査」「コンサルティング」に留まることなく、現状 課題や目的達成という企業の解決フローを「総合的」に支援することを目指しており、 1) マーケティング・リサーチ 事業、 2) マーケティングコンサルテーション事業、 3) 診断事業の 3つを軸としたクライアント協業型のマーケティング支援活動を実施しています。

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上場
未上場
資本金
4690万円
設立
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