2017年6月「酒税法」でビールが値上げ! 全品300円均一の飲み屋オーナー「価格改定はしません!」と宣言
ビール1杯あたり30円高くなる。原価の3倍の法則では90円の値上げが妥当だが?
昨年2016年11月22日に東京都品川区中延に「宅飲み酒場アヤノヤ」をオープンした代表:西田彩乃は税抜277円の飲食店を運営している。値上げにより更に儲けは少なくなる。ただでさえ、10%と言われる飲食店の利益率。それでも「今回の酒税法の改訂による値上げはしません」と発表した。
■夏盛りの暑さが続く日本列島、ビールが美味しい季節に立ち込める暗雲
2017年6月1日㈭より酒税法が改訂される。簡単に説明すればアルコール度数によって価格が変わる。2017年3月にはアルコール度数40度クラスのウイスキーの一部が値上げされ、今回は、ビールや発泡酒が値上げされる。
「嗜好品ばかりが狙われる」
宅飲み酒場アヤノヤを利用する50代の男性客はそう愚痴をこぼした。
煙草や、お酒など一部人間にとっては生き甲斐であり、一部人間にとっては不必要なもの。生活必需品の値上げは難しいが、そういった一部にニーズのあるものは「値上げが嫌なら、辞めれば?」という厳しすぎる意見により増税を余儀なくされる。
お酒を日常的に愛飲する呑兵衛を多く抱えた「宅飲み酒場アヤノヤ」(以下、アヤノヤ)店主:西田彩乃は愛するお客様のためにも「酒税法によるビールの値上げは行わない」という意向を示した。
■「アヤノヤさん、第3のビールにしませんか?」
アヤノヤと取引のある酒販店の営業担当は酒税法改定後の売上保守のため「金麦」などの第3のビールを取り扱うのはいかがだろうかと提案した。
「お客様が求めているものは、本物のビールであり決して第3のビールではない!」
お客様の求めているものを察知し提供することこそがプロのサービスマンである。アヤノヤ店主はたとえ自分の給与が犠牲になってもお客様に嘘をつくような行為はしたくないと語った。
「第3のビールなら駅前のスーパーで、家の近くのコンビニで買える。わざわざ飲み屋に飲みに来るときにお客様は第3のビールを求めていない」
1杯あたり30円高くなる。1日に10リットル消費するアヤノヤではチリも積もれば山となり売上の減少は否めない。
■アヤノヤの売上は「強炭酸ハイボール」が救う!
アヤノヤでは酒税法の改訂を受け、5月25日㈭に強炭酸のハイボールが楽しめるサーバーを導入した。ローカロリーで糖質も低いハイボールは糖質を気にする女性にもおススメだと店主は語る。
「半年間かけて業者を説得しました。アヤノヤ開業半年でようやく手に入れることができた秘密兵器です」
日中27度の暑い日が続く。仕事帰りのご褒美に、冷たい生ビールやハイボールを全品300円で楽しんでほしいとアヤノヤ店主は笑顔をみせた。東京都品川区中延にあるなかのぶスキップロード商店街で今日も頑張るあなたを待っている。
<メニュー>
お飲み物すべて300円、カラオケ無料、食べ物持ち込み自由、チャージなし、コンセント完備、フリーWi-Fi
※価格はすべて税込表示です。
宅飲み酒場 アヤノヤ
〒142-0052 品川区東中延2-7-18
電話・FAX 03-6421-6299
営業時間 15:00~23:00
定休日 水曜日・日曜日
公式HP http://ayanoya.favy.jp/
公式ブログ http://lineblog.me/ayanoya/
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