貧しかったインドの少年たちが、東京の中心にレストランをつくるまで。
母国をはなれて紡ぐ夢。現代・東京が舞台のシンデレラストーリー。
南インド料理レストラン「NANDHINI」が新橋/虎ノ門にオープンしてひと月が経ちます。節目となるこのタイミングで、これまでの軌跡をふり返り、気持ちをあらたにご挨拶をさせていただきます。
この場所で、この時代を。
バンガロールのレストランには、12歳かそこら、まだ幼い少年たちが、さまざまな地方から見習い職に集まってきます。
シェフになる道のりは簡単なものではありません。最初は当然皿洗いから。朝は8時から、夜は11時まで。来る日も来る日も洗い物に追われます。
それが過ぎたら、テーブルの清掃。その次は、カレーとお水のサーブ。 細分化されたステップを、ひとつずつ刻んでいきます。
シェフ部門に移ると、再びふりだし、鍋洗いからスタート。それから今度は野菜のカット。包丁を握る喜びもつかの間、朝から晩まで野菜と向き合う時間がつづきます。
しかしまだまだ下積みはおわりません。今度は、スパイスの下ごしらえ。その次は、セカンドシェフ。
晴れて一人前のシェフとして認められるころ、月日は過ぎて、少年は大人に、故郷の町は様変わりしています。
このレストランは、バンガロールで出会い、日々をともにした8人のシェフたちでつくりました。
寝食をともにし、家族よりも密な距離で、ときには競い合いながら、ともに歩きつづけてきた仲間たち。
それぞれ家族を持ち、母国をはなれ、取り巻く環境は大きく変わりましたが、今日もこうして出会った頃と同じ関係のまま、忙しくも愉快な日々を送れています。
あの日バンガロールのレストランのドアを叩いたとき、いつか異国の地で、自分たちのレストランを持つ日がくるなんて、いったいだれが想像したでしょう。(それも、2つも!)
NANDHINIは、私たちにとってのシンデレラストーリーです。
願わくばこの物語を一日でもながく、みなさまとともに紡いでゆくことができたら。
そして、私たちにとって大切なこの場所が、みなさまにとっても特別な場所となっていただけたら、そんなにうれしいことはございません。
「この場所で、この時代を、みなさまと。」
ともに生きるよろこびをかみしめながら。
【店舗概要】
・ナンディニ 虎ノ門店
所在地:〒105-0003 東京都港区西新橋2-22-1 ル・グラシエルBLDG4. 1F
営業時間:LUNCH 11:00-15:00 / DINNER 17:30-22:30 / TEA TIME(平日) 15:00-17:30
TEL 03-6809-2748
・ナンディニ 清澄白河店
所在地:〒135-0022 東京都江東区三好3丁目11−8
営業時間:LUNCH 11:00-15:00 / DINNER 17:30-22:30 / TEA TIME(土日祝) 15:00-17:30
TEL 03-5875-9644
オーナー:クリスタイア・ラマナイア……12歳でインド国内有名レストランの見習い職につく。2005年来日後、国内2店舗にて約10年勤務。内1店舗にて、ヘッドシェフとして在籍時、食べログ1位を獲得。2015年2月、清澄白河に第1号店をオープン。2017年4月、第2号店となる虎ノ門店をオープン。
ウェブサイト:http://nandhini.jp
メール: info@nandhini.jp
4/28よりHAPPY HOUR(17:30-19:00)がスタート。
おつまみとドリンクのセットが1,050円のHAPPY HOURメニューをご用意致しました。
夜風の気持ちいいこの季節に、ぜひ。お酒のすすむスパイシーなスターターをお試しください。
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