CEO夫妻のコロナウイルス感染入院を乗り越えた株式会社ジェニオ、リモートワークAI翻訳ツールKiaraで6000万円を資金調達
時価総額2兆円企業Slackとの提携アプリで世界1500社(うち国外1000社)を獲得。すでに約1億文字のグループチャットビッグデータを保有。
NYSE上場のグループチャットツールSlackの提携アプリとして、リアルタイム100ヶ国語翻訳ツール「Kiara(読み:キアラ)」を販売する株式会社ジェニオ(所在地:東京都渋谷区、 代表取締役:石井大輔)は、 4月のCEO夫妻のコロナウイルス感染と入院を克服し、エンジェル3人・(株)キングダム(岡山市)・借入により6000万円の資金調達を完了いたしました。
■資金調達の背景
コロナウイルスのリモートワーク増加で分散化する職場において、多言語コミュニケーションが問題になっています。KiaraはグループチャットSlackとシームレスに繋がるChatbotアプリで、100ヶ国語の同時翻訳を提供しています。CEO石井は自身の伊藤忠商事ミラノ駐在時代の”大量の翻訳は非常に疲れる”という問題をKiaraで解決しました。
2019年のKiara発売以来、当社はシリコンバレーの提携先であるSlack世界会議”Slack Frontier”やバリ島の世界リモートワーク会議”Running Remote”出席など積極的にグローバル展開を進めてまいりました。ユニコーン企業のスマートニュース、大手自動車会社、通信会社FinTech部門、政府の研究機関、フランスと米国のコロナウイルス対抗ハッカソンなどお客様は1,500社に広がりました。顧客比率は日本50%、米国15%、韓国15%、その他海外20%になります。
強みは約1億文字の独自テキスト(自然言語)ビッグデータを保有する点で、今後もアジアの言語を中心にチャットデータを集め、他社と異なる自動化機能で差別化を計ります。
今回の資金調達を追加機能開発と営業に使い、Slack以外のグループチャットとの提携も視野に入れ、引き続き日本発海外市場を目指すベンチャーとして事業に邁進いたします。
■CEO石井と妻が4月にコロナウイルスで入院、危機を乗り越え資金調達
CEO 石井は4月2日に高熱と咳がはじまり、4月12日に目黒区でPCR検査陽性。4月13日から2週間都内の病院で入院しました。チームも縮小を余儀なくされ、別れのメッセージも病院からチャットするしかないなど、危機的状況を過ごしました。同居していた妻も、マンション内で生活ゾーンを分け、次亜塩素酸で消毒するなど注意を払いましたが、4月15日に彼女にPCR陽性反応が出て別な病院に入院しました。会えない入院中は夫婦でチャットで励まし合いました。無事2人退院後は、当社の社会貢献性が十分でない点を反省し、今はより大きな目標へ努力しております。この状況を応援してくれる投資家との出会いで、今回の資金調達もクローズすることができました。Slackがコロナ下のリモートワークで急速に伸びたことも幸いしました。
【Slack向け同時翻訳Chatbotアプリ「Kiara」とは】 https://kiara-app.com/
Slackの独自アプリストア上から、30秒でインストールできる同時通訳Chatbotプラグインアプリ。100ヶ国語にストレスなく翻訳でき、管理画面がなくすべてSlack上でワンストップ操作できる簡単さが特徴。1億文字のビッグデータを保有する点を生かし他社にない自動化機能を追加実装予定。シリコンバレーの起業家育成組織である、500Startups神戸、Y Combinator Startup Schoolなどを卒業。
【 株式会社ジェニオ (Jenio Inc.) 概要 】 http://www.jenio.co/
「ワークプレイスをサイエンスで進化させる」を目標に、 2019年よりグループチャットツールSlackのAppとして「Kiara(キアラ)」を販売。2016年より機械学習研究会コミュニティ「Team AI(チーム・エーアイ)」を運営。これまでに8000人の参加者と700回のAIイベントを実施。機械学習エンジニアになりたい人のための本 (翔泳社)、 現場のプロが伝える前処理技術(マイナビ出版)等を出版。
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